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私にとって良い物だ

予想もつかなかった出来事がまとまってやってきた。目の前に出された物事の一つしかこなせない私は、軽く混乱した。どれから対応すればいいんだ。

とりあえず落ち着こう。こちらに届いた時間が早い物事から対応しよう。それらが一段落したので、この文章を打てている。

驚くべきは、やってきた物事がどれも、私にとって喜ばしい物であることだ。このような状況において少し不安を感じてしまうのは、もったいないことである。

人生における幸福と不幸のそれぞれの総量は等しいらしい。ならば、幸福が訪れた分、後で不幸が訪れるのかもしれない。それを私は心配しているのだ。

しかし、例えそうだとしても、幸福の直中にいる時に、不幸を先取りして気を落とす必要はない。今、この時の幸福を心ゆくまで味わえばいい。

というか、目の前にやってきた物事の一つずつにしか対応していけないし、それを何らかの形で完了させなければ、次の物事には進めない。どんな出来事が来ても、順番に向かい合っていくしかないのだ。

幸福も、不幸も、意図などなく訪れているのかもしれないが、それらにこちらで勝手に意味を付けることはできる。向かい合ってそれをよく観察して、こちらの都合の良いように意味付けをしてしまっても、多分、大丈夫だ。そうだ、これは私にとって良い物だと。


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