頭の片隅に釜石よいさな1週間 24.9.9-9.15
久しぶりに7日間通して釜石市内にずっといた(……と土曜日まで書いてから、土曜日は隣りの大船渡市に行ったことに気づく)1週間。土日の釜石よいさへの余力を蓄えつつ、仕事を進める。夏バテか体調がイマイチで、生産性もいま一歩。こんな時もある。
オンライン続きでshokz 大活躍
市や県の会議が多めの週。月曜日は早速、市の釜石市の移住コーディネーターのオンラインミーティング。私たちは副業型のコーディネーターなので、情報発信や移住関係のイベントでの相談対応という限定的な部分でかかわっているため、月イチの会議で釜石市で進めている移住関連の施策の進捗やイベントの実施予定について意見交換してもらう。
火曜日は岩手県知事と懇談。20分という持ち時間の間にここぞとばかりに言いたいことを詰め込んだが、資料に盛り込んだのに言いそびれたことがあって反省。
特に沿岸部で顕著な女性の社会減や協力隊として移住してきた人たちの定着支援のことなどをお伝えする。
金曜日は、任期2期目に入った岩手県総合政策審議会。今回もオンラインでの参加。復興支援員が終わり、完全なフリーランスになってからは、時間が拘束される会議は絞り込ませてもらっているのだが、移住支援に関わる事業者としてまたライターとして、岩手県の大きな方向性を決める総合計画や長期ビジョンについての情報を共有してもらえるこの会議は重要。
せっかくなので、移住者や小規模事業者、また、移住者を支援する立場から、ここでも言いたいことを言わせてもらう。
その他ライターとして関わっている案件のオンラインの打ち合わせがいくつか。こうしてオンラインが続くと骨伝導イヤホンの感できる。今年の春にそれまでの有線のイヤホンが壊れてしまったので、ワイヤレスのイヤホンを買ったのだが、これが耳に合わなくて外耳炎を発症。これをなんとかすべく。Facebook とinstaで情報を募ったところ、骨伝導やオープンイヤー型イヤホンが良いとの情報を得て、出張の時に試着してshokzのイヤホンに決定。これだと耳の中に入らないので、めっちゃ快適。
ちなみに骨伝導を激推ししていたぶどう生産者のガンジーは、4,5年前にCOTEN RADIO を教えてくれたポッドキャスト伝道師でもある。有意義な情報をもたらしてくれる友に感謝。
今週も地域おこし協力隊研修の準備に注力
思ったより時間がかかってしまっていた原稿を月曜日に脱稿し、火曜日以降は(一社)いわて地域おこし協力隊ネットワークの研修事業の準備を進める。
本年度、個人的に一番力が入っている「出口戦略セミナー」の実施計画を作るため、講師をお願いする協力隊 OG とのオンライン打ち合わせのほか、キャリア関係の資料を読み込むなど。
別の研修の募集要項などを詰めたり、募集フォームやnoteの記事を作ったり。
協力隊を語ることは、すなわち人のキャリアを語ること。現役隊員や卒業生の過去、今、そしてこれからについて耳を傾けられるこの仕事はシンプルにおもしろい。
『孤独のグルメ』原作者・久住さんに対面
土曜日は大船渡のまちづくり会社・キャッセン大船渡が主催するイベントへ。「まちおしライター」表彰式と『孤独のグルメ』で知られる久住昌之さんの講演会。前にまちおしライターの募集イベントで登壇したご縁で呼んでいただいたもの。久住さんにご挨拶する時間までいただく。
講演会は、久住さんが漫画で取り上げるお店との出合い方がテーマ。
たくさんのお店を紹介してきた久住さんは、どれも事前にネットで調べたりせず、自分のアンテナにかかったお店に足を運び、その店の空気を体感し、メニューと対話し、そこからストーリーを構築しているのだという。
私は実家に帰った時にドラマを見たことがあるだけで、漫画作品を読んだことがないのだが、これは読まねばまではと思った。
「孤独なグルメじゃないんだよ。孤独のグルメなんだよ」というひと言がそこはかとなく印象的だった。
週末は、釜石よいさ
イベントが終わって釜石にトンボ帰りし、釜石よいさ前夜祭へ。
今年は実行委員という立場だけではなく、お囃子隊のメンバーとしても関わっている。
なかなか練習にも出られず、最初の2回の練習で「これは叩けないまま本番を迎えるのか……」そんな思いもよぎったが、母娘孫の3代、親子2代で参加しているお囃子の皆さんはアットホームで、ポンコツな私にもどこまでも優しく声を掛けてくれた。
翌日はよいさ本番。いつ雨が降り出してもおかしくない曇天の中での開催だったが、初めてお囃子隊として小さなステージの上から踊っている人たちを見られて、この景色は忘れることはないだろうと思う。
仕事も割と忙しい時期で無理めなチャレンジだったが、お囃子隊として出られて本当によかったと思う。
地域で暮らす中で地域での思い出がこうして増えていくことは、うれしい。
昨年より小学校などの参加団体が増えたし、水産加工業で働く技能実習生たちも参加してくれた。
人口が減っている町ではあるけど、子どももお年寄りも働く世代も、色々な人たちの思い出に刻まれる祭りにしていきたいと思う。