手塚さや香_岩手在住ライター

毎日新聞記者(12年間)を経て、釜石の復興支援員「釜援隊」として釜石地方森林組合で人材…

手塚さや香_岩手在住ライター

毎日新聞記者(12年間)を経て、釜石の復興支援員「釜援隊」として釜石地方森林組合で人材育成事業などを担当。2021年独立し、複業のフリーランスに。 一次産業・移住関連を得意とするライター/キャリアコンサルタント(国家資格)/(一社)いわて地域おこし協力隊ネットワークマネジャー

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取材ライティングのお仕事(2024年)

12年間勤務した毎日新聞を退社しフリーランスになってからの原稿執筆のお仕事です。(過年度記事のURLは下部👇に) 2021年2月までは復興支援員・釜援隊として釜石地方森林組合のサポートをメインの仕事としてきましたが、2021年4月からは ・ライター ・キャリアコンサルタント(国家資格) ・岩手への移住定住の促進 ーーを3つの柱として活動しています。 ライターとしては ✅漁業、林業、農業 一次産業の現場での取材のほか、東日本大震災からの復興、地方創生、移住などローカルなテー

    • 頭の片隅に釜石よいさな1週間 24.9.9-9.15

      久しぶりに7日間通して釜石市内にずっといた(……と土曜日まで書いてから、土曜日は隣りの大船渡市に行ったことに気づく)1週間。土日の釜石よいさへの余力を蓄えつつ、仕事を進める。夏バテか体調がイマイチで、生産性もいま一歩。こんな時もある。 オンライン続きでshokz 大活躍 市や県の会議が多めの週。月曜日は早速、市の釜石市の移住コーディネーターのオンラインミーティング。私たちは副業型のコーディネーターなので、情報発信や移住関係のイベントでの相談対応という限定的な部分でかかわっ

      • お金や祭りや協力隊など 2024.9.2-9.8

        協力隊の活動支援業務の割合が多めの1週間。仕事以外にやることが多い。ちょっと多すぎて、お盆明けは休みなくバタバタとしている。 協力隊とお金のことを考える 水曜日(9/4)は、私が調整や募集関係を担当している第1回テーマ別研修会。「資金調達」というテーマは、運営団体である(一社)いわて地域おこし協力隊ネットワークのみんなで検討して決めたもので、講師案もだいたい固まっていたところを、日程調整、主催者(県)や講師とのすり合わせ、募集要項の作成、募集業務といったところを私がやった

        • 内閣官房、MG研修……夏の終わりは学びの連続 24.8.26-9.1

          イベントが盛りだくさんの1週間。そこに持ってきて台風が接近し、イベントの段取りが大幅に狂う。緊急対応力をの重要性を実感し、これもレジリエンスか、などと思う。 実家⇒新幹線⇒マック⇒スタバとノマドワークで原稿入稿 月曜日は、埼玉の実家で朝仕事をして、そこから新幹線で岩手に移動。マックで仕事をし、盛岡で取材をし、釜石まで帰っていると間に合わないので、スタバで仕事をしてなんとかこの日締め切りの原稿を入稿。 岩手にいてもどこにいてもめっちゃ便利な時代になったものだ。それにしても、

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        取材ライティングのお仕事(2024年)

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        • 日日是複業
          9本
        • ローカルでの複業について
          1本
        • 地域づくりや復興について
          3本
        • 『古津軽本』取材ノートから
          2本
        • これまでの仕事の実績まとめ
          4本

        記事

          協力隊サポート、移住関係、今日もてんてこまい 24.8.19-8.25

          台風が去るとともにお盆が明け、あれよあれよという間に過ぎ去った1週間は、ポートフォリオワーカーの真骨頂と言えば聞こえはいいが、微妙なバランスで、ライターの仕事、地域おこし協力隊サポートの仕事、そのほかの移住定住促進の仕事をぎりぎりな感じで納める日々。 前半は岩手にいて、おもに地域おこし協力隊サポートに関する活動。金曜日からは岩手県への移住促進に関するお仕事で東京へ。そのついでに埼玉の実家に帰省。前の週に続いて移動が多い。 地域おこし協力隊というキャリアを応援したい 何度か

          協力隊サポート、移住関係、今日もてんてこまい 24.8.19-8.25

          取材、そして天変地異

          宮崎県での地震、南海トラフ臨時情報、そこに加えて、台風5号の岩手直撃。いよいよ末法の世が到来したのかと感じる8月上旬。 カバーだけ週半ばに作ったので、ハッシュタグと中身が齟齬をきたしている。 世界観をつくるクライアントワークの楽しみ 今週は海と畑で2件の取材。畑の方の取材は、これまで何度もご一緒している同世代のデザイナーご夫婦からお声がけいただい案件で、今回も3人での取材。奇遇にも生産者さんも同年代(生年月まで同じ)とあって、話している中でも共感してすることが多く、なごや

          読書やあれこれ 24.7.29-8.4

          仕事と仕事の切れ間というか、取材のアポがなく、比較的ゆったりとした1週間。何本かの打ち合わせやゲラの朱入れをしつつ、火曜日は、イオンタウン釜石の中にあるしごとくらしサポートセンターでキャリアコンサルタントとして勤務し、ほかの日は地域おこし協力隊の研修事業の調整を進める。家人の体調不良で、フレキシブルに働けるありがたさを実感する。 読書量を増やす この投稿(週刊報告)を始めた7月上旬からの約1ヶ月間は、取材や旅、キャリア教育など人との出会いと、そこからのインプットが多く、書

          読書やあれこれ 24.7.29-8.4

          "古津軽本"取材ノートから2 ~弘前ねぷたを観るならココで

          東北はいよいよ夏まつりweek! 今週は、盛岡さんさ踊り(岩手)、竿燈まつり(秋田)、ねぶたやねぷた(青森)など盛りだくさんだ。 昨年、「古津軽」の本を作るというお仕事で取材を口実に、生まれて初めてねぷたを観た。 「ねぶた」と「ねぷた」 おそらく、多くの日本人の認知として、「青森市はねぶた。弘前市はねぷた」というイメージがあると思う。東北に十数年住んでいる私もその2つ + 五所川原の立佞武多(たちねぷた)を知っている程度だった。 しかし、実際には岩木山を望む津軽平野のそ

          "古津軽本"取材ノートから2 ~弘前ねぷたを観るならココで

          キャリア教育、記事を書く、など  24.7.22-28

          「キャリアコンサルタント」という名刺を持っているものの、日頃のキャリアコンサルティング業務でかかわるのは社会人なので、学生のキャリア教育にはあまり関われていない。たまたま今週は、釜石の高校生、岩手大学の学生、にそれぞれ関わる時間をいただいた。改めて、これからの世代に自分が何かを伝えたいのかを考えるとともに、自分のこれまで歩んできた道のりを認識し直す良い機会になった。 高校と大学のキャリア教育 釜石コンパスは、釜石の高校生が市内外の多様な社会人と対話することで、多様な生き方

          キャリア教育、記事を書く、など  24.7.22-28

          鶴岡でひとりワーケーション 24.7.15~21

          顔の見える肉を頂く 海の日の月曜日から始まった1週間。月曜日は釜石・根浜海岸でバーベキュー。釜石市の地域おこし協力隊で、里山での暮らしを実践し発信するyoutuber みっしーが獲った鹿のお肉を頂く。 この肉はただの肉ではない。狩猟免許を取得したみっしーが初めて獲った鹿の肉だ。彼が人生で初めて捕獲し、自分で解体した時の話を聴きながら、その命を頂く。このストーリーなしでも本当に美味しい鹿肉だったが、初めて獲物を授かったエピソードとともに頂く体験は、なんだか神々しかった。

          鶴岡でひとりワーケーション 24.7.15~21

          ホタテに舌鼓を打ちながら協力隊談義  24.7.8-14

          「食べる通信8月号」の取材と原稿作成に向けたリサーチを進めつつ、多分野の打ち合わせ多めの週。3年目となる某自治体の地域おこし協力隊の面談業務の情報共有、岩手県内地域おこし協力隊の研修会の企画の打ち合わせ、あとは岩手県内企業や団体の発信関係の打ち合わせもいくつか。複業人らしい1週間。 まだ案件になっていないものや流動的なものもあるけれど、どれも共感しているものなので着実に形にしていきたい。 クライマックスは7月10日に北上市で開催した「泳ぐホタテの会」。SNS 発信の業務を請

          ホタテに舌鼓を打ちながら協力隊談義  24.7.8-14

          岩手大「イーハトーブ共創コース」のペーサーになりました

          岩手大学が今年度、創設した「イーハトーヴ協創コース」の社会人サポーター(ペーサー)を務めることになりました。このコースの理念に強く共感してその上でペーサーとしてかかわるチャンスをいただいたので、個人的に思うところを書いておきたいと思います。 (以下は普段書きなれた文体で!) 岩手大学の客員准教授で、このコースの創設にも関わった高橋和氣くんからこのコースについて初めて説明を受けたのは今年2月。 このコースのコンセプトがOECDのeducation2030というプロジェクトに

          岩手大「イーハトーブ共創コース」のペーサーになりました

          "古津軽本"取材ノートから 1 ~お花見は桜じゃなくてもいいかもしれないと思う景色が津軽にあった

          はじめてまるごと一冊取材と記事作成をまかされた”古津軽本”(正しくは「rakra 別冊 古津軽」)が3月20日に出版された。 こっちにはもう少し詳しく。(一部ページが見られる) ”古津軽本”取材のこと 昨年の4月末から9月にかけて足を運び、毎回3日間ほど滞在して、取材を重ねた。合計で14,5日しか取材していないにもかかわらず、ノート2冊分の取材ができたのは、ひとえに青森県中南県民局の”古津軽”担当者のフットワークと調整力の賜物。 せっかくノート2冊分のお話を伺い、資料

          "古津軽本"取材ノートから 1 ~お花見は桜じゃなくてもいいかもしれないと思う景色が津軽にあった

          炊き出し体験が教えてくれたこと

          3月11日が目の前に迫った10日、内陸の岩手県花巻市で能登の被災地支援のチャリティーイベントが開催された。会場は以前に「東北食べる通信」の取材でお世話になったホロホロ鳥の生産者である石黒農場さん。岩手県の田野畑村にあるロレオールの伊藤シェフの声かけで実現したイベントは、能登に想いを寄せる生産者が自身の食材を寄贈し、その食材を使って岩手県内外のシェフと参加者が一緒に炊き出しを体験するというものだった。(参加費や上乗せしてお渡ししたカンパは、能登の被災地での炊き出しに使われるとい

          炊き出し体験が教えてくれたこと

          東日本大震災から13年の釜石

          釜石にいる年は例年、鵜住居の祈りのパークに献花に行く。今年も、祈りのパークに献花をしに来た人の多くは、慰霊碑の前に立ち、誰かの名前を刻んだ銘板の前に白い菊を手向けて手を合わせていた。 震災前、釜石にゆかりがあったわけではない私は、千人の方々の冥福を祈るために毎年、正面のあたりに立ち、花を供える。 毎年、同じ光景を見てきたはずなのに、今年はなぜかそのことが夜になっても心に残った。 このまちには、私の大切な人たちがいて、その人たちが大切に思っている失われた命がたくさんあるのだ

          東日本大震災から13年の釜石

          ポッドキャストおすすめ3選

           SNSが浸透して15年近くになる。ひと口に「SNS」と言っても ①主に知り合いをフォローするもの =Facebook ②知り合い、有名人やパブリックなものの両方をフォローするもの =insta、X、note ③有名人やパブリックをフォローするもの =youtube、ポッドキャスト ーーに大別される。 (3つ目を「SNS」に分類するかどうかは微妙だが)  そう考えた時に、最近とくに、周囲の知り合いが③でどういったものを視聴しているのかというのがなんとなく気になって、飲み会の

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