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ウィズコロナ、そしてポストコロナ

コロナ禍を表現する言葉
「ウィズコロナ」「ポストコロナ」・・・

最近、もともとの生活が
どんな風だったんだろう?って
思い出せなくなりそうなことがある。

終息後、戻る場所って
どこなんだろうか?と漠然と思ったりする。

みんな気づいていることだけれど
もう、元には戻らない。

”戻れない”のではなく
”戻らない”んだと思う。

マスクをすることが当たり前

何となく人との距離を取ることが当たり前。

本年度、関わってる
小学生や中学生の子どもたちが
話してくれた話の中に
興味深い話があった。

小学1年生、中学1年生など
今年度、学年が上がったと同時に
新しい環境が始まった子どもたち。

新学期(入学式)4月を迎え
新しいお友達と
新しい学校のスタート。

クラス発表の後、
新しい教室で
初めて会ったその日からマスクの顔。

「お友達の顔が、いまだに分からない」と。

担任の先生がマスクを取ったら
「想像して、思っていた顔と違って
  本当に驚いた!」
とか・・・


2年生から3年生へ進級するとかであれば
クラスのほとんどの子の顔を知っていて

イメージできるから
マスクの中の顔が見えるというか

笑った顔や表情を
マスクをしていても
マスクの中のお顔を
感じられるかもしれないけれど

もともと、知らなかったお友達の
マスクの下の顔は、想像もできないと思う。


この『コミュニケーション不全』
このマスクでの生活は
子どもたちの「これから」に
どんな影響を及ぼすだろうか?

子どもたちの心や未来に
どんな影響をもたらすだろうか?

心配でならない。

相手のことを感じたり
感じ取ったり
表情で読み取れることが
”わからない” ”わかりあえない”

子どもたちは、今の学校生活において
不安になることも多いと思う。
誤解することも多いと思う。

子どもたちも見えない
ストレスで心が溢れると思う。

私自身、カウンセラーとして、
教育者として、
この時代を生きる子どもたちが
未来の大人になったとき

どんなふうに心を支えていけばいいか
どんなことが起こるのか・・・考えてしまう。

今日、Instagramにこんな投稿をした

本日、カウンセリングに
お越しくださった方に頂いた袋を開けたら…

「終息祈願」

『 一日も早く平穏な日々が取り戻せるように
    心から願っております』と

書かれていました。

大切な想いをいただきました。

マスクをはずして
逢いたい人に逢えて行きたい場所に行ける

当たり前だった
平穏な日々を取り戻したいと本当に思います。

そんな風に思う気持ちを
インスタグラムに投稿したが・・・

よく考えてみると

前と同じ日々は「取り戻せるのだろうか?」
取り戻すのではなく

新しい「平穏」を見つけていくことが
できるかどうかが課題のように思う。

先日、仲良しの居酒屋のオーナーが
「なかなかお客様が以前のように戻らない」と
お話ししてくださった。

「習慣を奪われた」と。

会社帰りに、なんとなく
一杯、呑んで帰る。

金曜日の夜は、なんとなく
同僚や友達と集まってから帰る。

なんとなく、お店に寄ることが
お客様の「習慣」だったのに、

その「習慣」が当たり前でなくなると
「寄らないで帰る」が当たり前になると

なんとなくだったから
もう「寄る」理由が
なくなってしまったような
気持ちにならないだろうか?

「習慣」が奪われたり
「習慣」が変化したり
きっとこの環境の影響によって
「価値観」も変わった。

人との付き合い方や
生活の仕方
ライフスタイルも確実に変化し

仕事の常識や
会社の当たり前も変わった。

ウィズコロナ、そしてポストコロナ
大切な人と考えて
これからの道を進んでいかなければならないと
強く思っている。

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