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初体験日記

親にバレたら卒倒されそうだが、色々な初めてを経験した日の日記を書かせていただく。

3ヶ月以上前に約束を取り付けたその日は友人と、ストリップとSMバーとゲイバー、レズバーに行ってラブホに泊まる事になっていた。ストリップの時間以外は何も詳細は決めておらず、その場で流れで調べて行きたいところに行こう!といった感じ。

渋谷ハチ公前に集合。合流してまずは近くのお店で昼にパスタを食べた。ストリップの開演時間は14:30で時間が結構あったのでマルキューでフラフラ服を見て、友人が下着を新調するのに付き合った。明日撮影で使うらしい。私は絶対領域(死語?)丸見えのミニスカワンピを試着して、買わなかった。同じ服を着てるお姉さんに「中パンツ見えませんか?」って聞いたら、「インナーパンツ履いてますよ、ジーンズのショーパン履いても可愛いですよ〜」って言われたけどまだ冒険する心の準備は出来ておらず、やめた。(いつもジーパンだもの…)予定の時間ちょうどくらいにマルキューを出て、慌ててストリップの会場に向かい、チケットを買って、真っ暗でこぢんまりした劇場に入った。

今回見に行ったストリップの劇場

遅れていったにもかかわらず、到着してちょうどショーが始まった。ラッキー。お酒飲んだり遠くから見たりしながらのんびりする感じを想像していたのだが、実際は円形状の座席とT字のステージがあるだけで、お客さんたちは食い入るようにショーを見ていた。ショーは服を着ている状態からどんどん脱いで過激になっていくダンスと、写真撮影タイムと2構成×2になっていて(2回目の写真撮影タイムで抜けてきたからもしかしたらその後もあったかもしれない)、ダンスの演出もおしゃべりしながら写真を撮っているのを見るのも楽しかった。ストリップに行って改めて女性の身体の曲線美ってすごいよな〜と思った。全部で四人分の演出を見たんだけど、一人一人が自分の世界観を作っていて、ダンスのパフォーマンスも凄かったし、各々自分の魅せ方も違って、感動した。ダンスを見ている時に、ダンサーさんのストリップに対する気持ちや、これまでの人生について聞ける機会がいつか来るといいな、と思った。あと純粋に人の局部を見る機会が無いので、他の人ってあんな感じなんだって気持ちになった。写真を撮る勇気は出なかった。

その後新宿に移動し、シーシャを吸いに行った。こちらも初めて。友人に教えて貰いながら深く吸い込んでたら、咳き込むし頭はクラクラするしで慣れなくて苦しかった。肺に入れないと聞いたのはそこから30分後くらいで、最後の方は割と上手く吸えるようになってきた。今回頼んだフレーバーはベリーとミントとあとなんかひとつあったけど忘れた。水タバコはチルなんだよ、という友人の言葉がとてもしっくり来て、まろやかな時間が通り過ぎて行った。

muse


夜は近くの鉄板のお店でサクッと済ませた。
出来たてのオムレツ焼きうどんは皿に盛られず鉄板の上に置かれてて、どの一口もアツアツで幸福度が高かった。

おかしいな、メニューの写真はうどんの上に目玉焼きが乗っていたのに。


調べていたSMバーが22時までと書いてあったので急いで向かうと、今日は月イチの「縄会」中だったらしく、「縛ってもらうにはちょうどいいけど店が早く閉まる日だった」ようで、30分に2000円払ってオレンジジュースを貰いサクッと縛ってもらった。私は「後手縛り」友人は「ワキ晒し」という縛り方で縛られて、めちゃくちゃ満足した。私を縛ってくれたお兄さんは、趣味で週5くらいで縛ってるらしい。緊縛って縛られる側の安全への配慮がすごくて、無理してるように見えても身体の柔らかさや大事なところを絞めないようによく出来ていた。縛られる側はお酒飲めないし。最後にS用の痛そうなやつで、バシっと太ももを叩かれてオレンジジュースを飲み干して、退店した。エレベーターに一緒に乗ったおじさんに、ほかの店でやる縄カフェに誘われた。気が向いたら行くと思う。
次は縛る側をやりたい。

ここでは、あだ名で呼び合う。
閉店30分前に飛び込んできた、その道初心者の私たちを暖かく迎えてくれた界隈の人達に感謝。
縛られる私と縛り依存のお兄さん。


最後にゲイバー(レズバー、その他性的嗜好がアブノーマルの人が集まる場所)へ。Googleで評価の高い店に行くと、カウンターには端っこに常連さんぽいおじさん、radikoで相模のキャスターをやっているという声がいいお姉さん、始めてきたらしい5人のお姉さんたちがカウンターで大盛り上がりしていた。陰キャの私たちはノリについていけず、見ていただけだったのだが、反対端のおじさんがカウンターに座っている人達にモエシャン(!)を奢ってくれたので、代わりについさっき縛られた話をして、雰囲気に加えてもらった。あと自分が22歳って言ったら謎に大ウケして、北海道から来たお姉さんに最後手繋がれた。隣の5人の女子たちが帰ったあとお店は静かになったが、外で火災報知器がジリジリ鳴り出してまぁまぁ怖いし、入ってきためちゃくちゃ美人の葉巻を吸うお姉さんに足を触られるわでカオスだった。私も友人も火災報知器の音に参ってしまったので1時間弱くらいで退店。

歩いて10分くらいのラブホへ。
入口のボタンで見たより部屋は小さかったけど、お風呂がめちゃくちゃ広くて、大興奮しながら泡風呂で遊んだ。友人は絶対に否定をしないのでなんでも聞いてくれて居心地が良かった。彼女もまた色々な人生を歩んできたんだろう。のぼせた彼女が風呂のへりに座ったのを見て、泡がウエディングドレスみたいだったので、写真撮影をした。なかなかエモい写真が撮れた気がする。以下お気に入り。(本人の許可を得て掲載)

私目線で1番花嫁っぽいと思った写真。
これは閉じ込められてるみたいで好き。ウエディングドレス=結婚=逃れられない、みたいなところもこだわり。

ちなみに彼女はTwitter(X?)で@aisu_photoってアカウントで被写体の写真あげてます。表情管理がK-POPアイドルなみ。

これは私の悪いところなんだけど、人といてもホテルで布団に横になってしまうと、ころっと寝てしまう。その日もいつもみたいに寝落ちてしまって、気がついたら朝だった。(中途覚醒はあったが)うだうだしてたらお腹がすいてきて帰りたくなったので友人に「帰るね〜」って言って置いてきぼりにしちゃった。ごめんよ。
友人は静岡に住んでいて、関西で出会った人なので、なかなか会う機会はないが、長い付き合いになるといいな、と思っている。また会う予定が立ちますように。

朝の9時。めちゃくちゃ盛り上がっていた。一体何時まで営業しているんだ…。
家を出る前に母親に、「歌舞伎町とか危ないとこには行っちゃダメよ!」って言われたけど、初めて歌舞伎町で夜遊びした。漫画でしか読んだことがない世界を体験。

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