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インド周辺国の教育事情からみる教育について

インド、ネパール、スリランカの教育について現地のママ達にヒアリングしてみた。

というのも、とある教育ファンドが、大阪にインターを開設した。one world international 略してowi。大阪校の校長先生はカナダ人だ。
シンガポール発インターとあるが、調べてみると
東京にあるネパール人学校を買収していて創設者はインド系のもよう
シンガポール以外にインドにも学校がある。

以前から優秀なエンジニアを排出しているインドのIT教育やstem教育について興味があり、百聞は一見にしかずということで、今回同年代の女性4人に話を聞いてみることにした。

以下対話を要約

-インドの教育システムには、公立学校と私立学校が存在し、学生は2つの異なるオプションを選ぶことができます。一つは、インド語で授業を受けることで、すべての科目をインド語で学びます。もう一つは、英語で授業を受けることで、科目の選択肢が広がります。

学生が英語で学ぶ場合、英語が主要な科目となり、これは大学進学後に役立ちます。しかし、ヒンディー語で学ぶ学生は英語でのスピーキングに苦労することがあります。

多くの親は子供を英語教育の中に置こうとしており、1980年代や1990年代にはインド語教育の学校も多かったが、最近は減少しています。

公立学校と私立学校のカリキュラムは異なり、私立学校の生徒はより高度な教育を受けることができます。一方、公立学校はより標準的なカリキュラムを採用しています。私立学校は主に英語教育に焦点を当てており、ヒンディー語は一部の科目に限られています。

Q.どうして理数系がそんなに強いのか?
教育レベルは、私立学校が一般的に高いとされており、競争が激しい環境で学生が成長するから


対話の中で、インドの教育についてのいくつかの興味深いポイントが明らかになりました。まず、私は初めてインドの高校において経済学の授業があることを知りました。これに対して、日本では金融教育が遅れていると感じます、大学で経済学を学ばない人にとっては経済や金融について学ぶ機会は殆どないのではないでしょうか。(私の周りではあえて国がサラリーマンのマインドコントロールしやすいように教えてない説さえ流れています…)

インドの高校生は経済学についても学び、経済や財務に関する基本的な知識を習得します。この知識は高校で学ばれる基本的なバージョンであり、大学ではより深い理論と数学的アプローチが用いられるらしいです。

でも経済学の授業は必修ではなく、一部の学校では選択肢として提供されており、生徒は他の科目を選ぶこともできます。

ネパールの教育事情:異なる選択肢と隣国の影響

ネパールでは、多くの教育の選択肢が提供されており、その中には英語圏の学校とネパール語圏の学校が含まれています。特に英語圏の学校が約80%を占めており、英語で教育が行われています。「私は英語圏の小学校で教育を受けた、小学校からMBAまで英語で学びました。ほとんどの科目や教科書は英語でした。」と説明しました。

隣国のインドとの接近性も影響しており、ネパールのボーダーエリアと首都から、多くの学生がインドの学校に留学しています。なんと小学校からインドに留学してボーディングスクールに通う子もいるらしい!

これに関して「特にネパールとインドの国境地域から多くの学生が留学し、寮で過ごします。ネパールとインドの国境は自由に行き来できるため、インドで買い物をしたり、留学したりすることができます。」と説明してくれました。
さらに、インドとネパールは文化的にも類似しており、インドとネパールの間で結婚が一般的でネパール人の中のジョークで海外旅行でインドに行く!というのがあるが、インドはもはや国内扱いなので、外国ちゃうや〜んと笑いの鉄板ネタとして使われるらしいですよ笑

インド式教育ってどんなのかなと興味を持つ人々にとって、非常に興味深いトピックかなと思ったのでシェアさせて頂きました。

インドとネパールのついでにインドの下にあるスリランカについてもヒアリングしてみたのですが、似たようなカルチャーだと感じました。


インド系が理数系強いのは、エンジニアや医師などの理系のステータスが高い、人口が多く総じて優秀なボリュームが多いからなのかなというのが個人的な結論。特にインド人が生まれつき数字が強いとかではないのかなと思いました。

そして、英語を幼少期から学んでいる人が多く、教育熱心。中国や日本人も数学強いですが英語でやれと言われたらできる人が限られてしまうのではないかと思います。

お話を聞かせてもらったスリランカの方は、オンラインでイギリスとアメリカ人の小学生に数学を教えているとのこと、これにはとても感銘を受けました。英語ができたら外国の優秀な先生に教わることができる時代がもう当たり前になっているのかもしれませんね。

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