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自分が目指すべき人物はナサくんだと思う。心の余裕。

トニカクカワイイというアニメの中に好きなシーンがある。

☆ナサ(主人公)の実家の部屋には特になにもなく、東京の部屋も何もないのでツカサ(お嫁さん)が聞くと

ナサ:
「万が一に備えて大事な書類や印鑑は貸金庫。
 パソコンのデータはクラウド。いつも持ち歩いてるiPhone、鍵、財布以外になくして困るものは…。結婚指輪とツカサちゃんとの写真くらいかな?
 まぁ、でもそれも常に持ち歩いてるから、最悪、東京の部屋が燃えても大丈夫だよ!」

ツカサ:
「(だんな様のセキュリティー意識高っ…!)」

 実際、ナサくんは実家から自分のアパートの部屋に戻ると、そのアパートが火事で全焼していた、というエピソードがある。

 そんな中でも、ナサくんは憤りを感じたり悲しみに打ちひしがれたりすることなく、状況が同じアパートの住人に対して気遣いすら見せる。その心の余裕さをツカサちゃん(お嫁さん)が尊敬し褒め称えていた。


 ナサくんがこうした心の余裕を持てるのは、もちろん彼がぐう聖だからと考えることもできるのだが、むしろ彼が有事に際して「何も失うものない」仕組みを作っていたからだと僕は思う。

 もし、ナサくんがセキュリティ意識の低い人間で、同じことが起きてしまっていたら、これほどまでに心に余裕を持った行動が取れただろうか?

 このエピソードを見て、無くなったら悲し困るくらいな大事なものはセキュリティを厳重にするか、そもそも持たないのが正解だと気付いた。不安に思うことがあるのなら、怯え続けるのではなく対策を取る。


まとめると、
 ナサくんの心の余裕の根源は「失うものが何も無い」という境地に自ら達することができたことにある、と僕は思う。
 ここでの「何も失うものがない」の根拠は、「気持ち」という曖昧で不確実で不透明なものなんかじゃなく、ロジックを伴った紛れもない「事実」に求める。

自分が目指すべき人物はナサくんだと気付いた!

 「意思」よりも「環境」というのを聞いたことがある。負の感情を抱かないでいようという「意思」よりも、負の感情を抱かない「環境」を作る方が、結果として余裕のある人間になれそうだ。

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