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時代は恋愛より「まず自分を大切に」へシフトしている

「自己肯定感」というワードも一般的になってきた今、「もっと自分自身を尊重し、大切にしよう」がとにかくトレンドです。

このトレンドはいろいろなところから感じ取れます。音楽、書店に並ぶ本、果ては宅配ピザ!?
私なりに分析してみます。

1.書店に並ぶ本は、十数年でこう変わった

私が高校のころから30歳の今まで、たまに行っている小さめの書店があります。その一角、女性を主にターゲットにしたコーナー。

十数年ほど前は、女性向けの恋愛本・モテテク本が並んでいました。マッチングアプリが出はじめたときは、アプリ活用のHow to本とか。

恋愛本もなくなったわけではないのですが、今はそれよりも、本の表紙には「自己肯定感」はもちろん、「敏感」「繊細」「気にしない(練習)」「(自分の)感情」「疲れない」「休ませる」といった言葉がズラリ。

どこの書店でもそうだと思います。「敏感・繊細・HSP」はとくに増えましたね。

モテよう! 恋愛をしよう! という風潮から、「不安な世の中、まずは自分をいたわろう」という風潮になっているのがわかります。

(モテテクの本って本当消えましたよね……ブックオフに行くと並んでいて、なつかしさを感じます(笑)。小手先で恋愛するような時代でもなくなったんだよな)

2.歌詞からわかること

まずは昨年大ヒットした、HoneyWorksの『可愛くてごめん』。

「可愛くてごめん♪」の印象が強いですが、
冒頭で「私が私のことを愛して何が悪いの?
後半には「自分の味方は自分でありたい 一番大切にしてあげたい」という歌詞が出てきます。

自分の趣味を貫きとおし、たとえバカにされたり陰口を言われたりしても、強く生きたいと願う女の子の歌。
胸キュン恋愛ソングが多かったHoneyWorksが、「自分を愛する」ソングを出してきました。

続いては元AKB48指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ、「=LOVE(イコールラブ)」の曲。

曲名『Be Selfish』の意味は「わがままになろう」。
後半の歌詞には「性別なんてさ 必要じゃないんだし(中略)恋をしててもしてなくても 君は君だよ!」とあります。

同性を好きだろうが、恋愛をしていなかろうが、いいじゃん!」とどんな自分も肯定してくれる歌なのです。実際「救われた」というコメントも続出。

従来の王道恋愛ソングにとらわれない、ネオアイドルになりそうです。

3.恋愛は関係ないけれど、宅配ピザでも……!?

ドミノピザから、お一人様サイズ「マイドミノ」が新登場しました。
テーマはこれまでの常識を打ち破る、「シェアしない」。

一人で食べるのはもちろん、家族や友人と一緒に頼むときも、食べる種類や数について気を使わず、自分が好きなものを一人占めしようよ! そうした狙いだそうです。

時代は変わっている

今までは「人と同じ、協調」「我慢」がとにかく美徳とされてきた日本。とくに女性はこれらを強いられていたのではと思います。

でも世の中が不安定になりストレスも増え、もうやめようよと。
もちろん協調だって大切なんだけれど、もう少し自分の気持ち、好きなもの、本音を尊重してもいいのでは。

そういう時代になっているのを強く感じます。
今までずっと我慢で生きてきた方は、変化に戸惑っていろいろ文句言うこともあるかもしれないけどね。

どうでもいい余談

=LOVEがまた新曲を出しました。

この曲がまた、「そういうことかぁぁぁ……!!」と胸を押さえて悶えそうになるストーリーでした。指原さんの感性に、敬意です。

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