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『キング・ザ・ランド』ただのラブコメと思いきや

全16話の韓国ドラマ。
2023年6月17日〜8月7日、毎週土・日に韓国で放送された『キング・ザ・ランド』が早くもNetflixに全話登場。
(※これ以降はネタバレ注意)


①韓国ドラマ王道のラブコメと思いきや

キングホテル会長の御曹司ク・ウォン(イ・ジュノ)と、そのホテルの従業員チョン・サラン(イム・ユナ)のラブストーリー。
そういう前振りで見始めたドラマだった。
韓国ドラマの王道、財閥と一般市民の身分違いの恋がテーマ。
と思いきや、
話しが進んでいくに連れて、
私の印象は変化していった。

主人公2人それぞれの仕事ぶりと仕事を通しての成長が素晴らしいのだ。

②チョン・サランの仕事ぶり

笑顔が素敵なホテリエ チョン・サラン


憧れのキングホテルでホテリエとして働くチョン・サランは、
その素晴らしい仕事ぶりから、
瞬く間に ホテルのVVIPラウンジ、キング・ザ・ランドのアテンドに昇格する。

何よりもお客様のことを思うサランだが、
無理難題を押し付けるお客様にはきっぱりとした口調でお断りする。
自分自身が誇りを持ってホテリエとしてお客様に対峙することをモットーとしているからだ。

休みの日にはホテル周辺の見所や素敵なお店や美味しいお店をリサーチし、
自分オリジナルのガイドノートを作る。
そしてそのノートを自分だけでなく、一緒に働くキング・ザ・ランドの仲間たちとも共有して、
お客様の余暇に役立てて貰おうとするのだ。

③ク・ウォンの成長

キングホテル会長の御曹司ク・ウォン


幼い時の辛い経験から、
作り笑いが大嫌いなク・ウォン。
ホテルの従業員達にも作り笑いはするなと告げる。
だがそれは決して笑わなくていいということではなく、
心の底からの笑顔を見せてほしいという彼の願いだった。

その為に彼がしたことは、
永年の従業員の献身を労い、
働きに応じでインセンティブを与え、
ホテルマンが気持ちよく働けるよう現場の労働環境を改善することだった。

初めは反対をしていた会長や幹部だったが、
従業員への労いが、
ひいては顧客へのサービス向上にもつながり、
ホテルの繁栄に繋がることに気づく。


④消極的な選択肢は皆無

こんな最高な2人が結ばれることが、ホテルにとってマイナスなはずがないのだが、
そこは韓国ドラマおきまりの身分差による禁断の恋。
あっさり許されるわけはない。
けれどもこのドラマの良いところは、
身を引くとか諦めるとかいう消極的な選択肢が、

2人の頭には全くないことだ。


⑤W主演2人の魅力

主演のイ・ジュノはアイドルグループ2PMのメンバーで
リードボーカル兼メインダンサー。
1990年生まれ33歳の彼は身長178cmでスタイル抜群。
2013年からは俳優としても活躍する。

2PM左から4番目がイ・ジュノ


イ・ユナはアイドルグループ少女時代のメンバーでセンターポジションのリードダンサー。
日本でも一世を風靡したK-POPアイドルだ。
1990年生まれの33歳で、身長167cm。
女優や数々の音楽番組のMCを担当するなど多才な才女だ。

少女時代センターのイ・ユナ



こんな2人がW主演を務めるラブコメというだけでも見る価値ありだが、
それぞれの仕事ぶりと成長を描く
素晴らしい作品になっている。


(※文中の画像はJTBCより)

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