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舞台『ザ・ビューティフル・ゲーム』

梅田芸術劇場で久しぶりに舞台を観た。
『ザ・ビューティフル・ゲーム』ジャニーズWEST小瀧望くん主演舞台だ。
ファンクラブ枠で取れたその席は、
2階2列目センターの全体がよく見える良席だった。

久しぶりの梅芸で舞台鑑賞♪


主演の小瀧望くん

今から14年前、彼は関西ジャニーズジュニアに小学6年生で入所した。
入所以来娘がファンだったので、ずっといっしょに応援してきた。
関ジュ夏の松竹座での舞台鑑賞前に、なんばパークスで小瀧望君と平野紫耀君に遭遇した。
「今から舞台観に行きます!」
と声をかけたところ、
「ありがとうございます。楽しんで下さいね!」
と高校生とは思えない100点満点のあいさつを制服姿で返してくれた。
ジャニーズWESTとしてデビューしてからは、歌にドラマに映画に舞台とその活躍の場はメンバーの中でも特に広い。
人懐っこく礼儀正しい人柄が
共演者やスタッフ、監督みんなから愛されるのだろう。
一昨年は舞台『エレファントマン』でその演技が評価され、
杉村春子賞を受賞した。

ストーリーの時代背景

1970年代、イギリス領北アイルランドの首都ベルファストが舞台。
カトリックとプロテスタントの宗派による抗争が日に日に激化していたが、
そんなご時世でも市民のサッカー熱だけは熱かった。
主人公ジョンはサッカーチームのエースとしてチームをリーグ優勝に導く。
プロテストを受けてイギリスでプロサッカーチーム入りに挑戦する程の前途有望な彼が、
ある事件を機にその運命は翻弄されていく。

フライヤー


ミュージカルの救い

暗くやるせない時代背景ながらミュージカルであることで、
いくぶん軽妙なストーリー展開になっていた。
もしこれがミュージカルでなければ、ずいぶん印象は変わっていたと思う。

一枚の写真と神父の言葉

国内リーグで優勝したメンバー全員で記念写真を撮る。
チーム監督であるオドネル神父は
その集合写真をメンバー全員に渡す。

「これから世界は変わっていく。
どんな世の中になっても、
その写真に写っている自分が本当の自分であることを忘れるな。」

時代に翻弄されるのはいつも若者たちだ。
本来の自分を見失いそうになっていたジョンは、その1枚の写真の中の自分と神父の言葉を思い出す。
そして再び自分の道を歩み始める。

これからも

初ミュージカルの舞台を延び延びと演じ切った小瀧くん。
これからもオドネル神父の言葉のように、
ジュニアの頃の謙虚で礼儀正しい青年の心で、
自分を見失わずにマイペースで頑張っていってほしいと思う。
ずっと応援してるで!

舞台終わりの夜の梅田 スキ

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