冬のピクニック
先日とても暖かい日があったので、
ジャッキーと車で小1時間の所にある蜻蛉池公園へ冬のピクニックに出かけた。
お目当ては水仙郷と冬のバラ園。
駐車場は先払いシステムの310円。現金のみ。
最近現金を持ち歩かなくなっていたが、さすがに駐車場は小銭の現金が必要だろうと、あらかじめ100円玉を6枚用意して行った。
まさか10円という端数が出るとは予想していなかった。。。
100円玉を4枚入れてジャラジャラと出てきた10円玉9枚を身を乗り出して掬い取る。
蜻蛉池公園は岸和田市にあるとても大きな公園なのだが、
水仙郷は駐車場から割と近い場所にあった。
近づくにつれ水仙の良い香りが漂ってくる。
それは丘と丘の谷あいの斜面を取り囲むように水仙の花が植わっていた。
人も疎らでゆっくり散策できる。
そして本当に良い香り。
気温が高いせいかむせ返るほどの水仙の花の香りが谷底に充満していた。
水仙の香りを十分堪能した後、
バラ園に向かう。
春の薔薇はよく見に行くが、
秋薔薇は一度だけしか見に行ったことがない。
やはり春に比べて花数が少なく、少し寂しかった印象があるのだが。。。
しかも1月。どれだけ咲いているのやら?
蜻蛉池公園に設置されている園内案内図は非常にわかりづらい。
憩いの広場、花木園、子供の国と書かれているだけで、
水仙郷やバラ園の表示がない。
水仙はすぐに見つけられたが、
バラ園はどこだろう?
とりあえず子供の国を抜けて、
大池のあたりに行ってみよう。
穏やかな平日とあって、
お母さんと小さなお子さんの親子連れによくすれ違った。
「こんにちは。」
と小さな男の子が声をかけてくれた。
「こんにちは。暖かいねー。」
と言うと、
「暖かいねー。」
と返してくれる。
可愛いなぁ。
今度は女の子がジャッキーを見て、
「わんわん!わんわん!」
と指差す。
‘わんわん’らしい‘わんわん’だもんね。
子供の国を抜けると、
大きな池が現れた。
白鳥と鴨が水浴びを楽しんでいる。
そっと近くまで行ってみたが、
人慣れしているのか逃げない。
それどころか、
ヨチヨチとみんなで陸に上がってきて、芝生の草をついばみはじめた。
白鳥に気を取られていたが、
ふと見ると、
花壇には見事なバラが咲き乱れていた。
想像以上の数のバラの苗に圧倒される。
秋薔薇を見くびっていた。
ごめんなさい。
しかももう1月だと言うのに、
年末に襲ってきた寒波にも負けず、
見事に咲き誇っている。
途中、木製のベンチとテーブルが設置されていたのでおやつタイム。
おやつは持参したがコーヒーを忘れた。
自販機があったので駐車場でジャラジャラ出てきた10円玉9枚をとりあえず全部突っ込む。
その後に100円玉を入れて、
140円のカフェ・オ・レのボタンを押す。
50円玉1枚がおつりで出てきた。
やったー。10枚の硬貨が1枚になった。
こうして想像以上の水仙とバラに癒されて、
おまけに白鳥と鴨にも対面し、
冬のピクニックをジャッキーと共に楽しむことができた一日だった。
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