ジャズとは?

私にとってジャズは何なのか?
自己紹介を兼ねて書いていきたいと思います。

正直ジャズじゃなくてもいい

のっけからタイトルをぶち壊してますがwww
私はジャズというジャンルだから、とか、そういうことは考えたことが正直ないですね。

でも、明らかに音楽の中でもこのジャンルが特異的であることは、いい意味でも悪い意味でも感じます。


ジャズらしい?

ジャズは100年という短い期間で、大きな発展を遂げてきたジャンルです。
発展というのは、同じアーティストでも、同じ曲をまったく違うようにアプローチして演奏していった、という感じです。

こうやって演奏したらかっこいいよね!

いや、こっちのほうがモダンだぜ!

そりゃこうしたらクールじゃん!

という感じで、いろんなアーティストが次々に音楽の形を変えていきました。

なので、それぞれの時代ごとの音楽の形へのリスペクトが私たちにはあります。

そいう言う意味で、「ジャズらしい」というのには幅があるわけですが、その歴史を重んじ、「ジャズ」という音楽を作っていく必要があります。

それゆえ、
「ジャズとはなんたるや」
というところを非常に重要視されている方も多いです。

しかし、私はそこには大きく比重がおかれていません。


ジャズは表現である

ジャズは音楽のジャンルではありますが、表現そのものだと思います。

自分を形にするもの。

なので、私は、「ジャズらしい」より「自分らしい」を大切にしたい。

音楽の中での自分らしさ

私は音楽がずっと好きで、吹奏楽やスカ、ファンク、ロックといろんなジャンルを演奏してきました。

その中でも、自分が音楽で十分自分のことを表現できると感じるのがジャズであるという感じです。

もともと、話すことや文章を書くことも好きですが、それとは違う、音で自分らしさを表現できるツールの一つという感じですね。

だから、好きな音楽×自分の言いたいこといえる=ジャズ
みたいな感じでしょうか。


自分らしさだけではダメ

私は「ジャズらしさ」ではなく「自分らしさ」を重要だと思うことをお伝えしましたが、それは「自己満足」であってはいけません。

一緒に演奏する仲間に
聞いている人に
「自分が言いたいことが伝わる」

ということがとても大事だと思います。

そのためには、学びが必要です。


私は、その学びが「自分らしさ」に直結するという部分もジャズにはまった理由のひとつです。

そこに、「夢中になれる」自分がいます。


伝えるために

私はジャズを演奏するようになって、
音でどうやって伝えるのか
を考えるようになりました。

たぶんジャズをやっていなかったら、
どうやってうまく演奏するか
を考えていたと思います。

でも、いまは、うまく演奏することより、
うまく伝えあう。

その音の交わりを、より感じられるようになりました。

暗黙の世界に飛び込むと聞こえる世界が変わる

ジャズの世界は、なんか謎めいていて、
聞いていても、
なんで?
どうやってるの?
がいっぱい。

結果、聞き流してしまう・・・
という方もいると思います
(私がそうでした)

でも、ジャズの暗黙のルールみたいなものを知ると、
あー!そう来たのか!
みたいなのがわかるようになります。

そうするとCDもライブの聴き方が変わり、新しい楽しみ方ができるようになります。


例えば、何かのフェスでMISIAが歌っている映像を見たとき、
あーMISIAかっこいいなーだけじゃなくて、

あ、この人たちジャズの人たちだな。
ここ、そうやったのかー
ここ無理あるやろー(仕方ないけどな!)
みたいに、バックバンドのやり取りを見て楽しめている自分がいました。

ジャズだけでなく、他のジャンルの音楽も聞こえ方が変わってて、自分でも不思議な感じがしましたね。


ジャズがあまり聞かれない理由

サックスを教えていると、98%の人は
「ジャズがやりたくてー」
って習いに来ます。

でも、実際にはジャズを聴いたことがない人が大半です。

それは、聴いてもよくわからないから。

でも、「ジャズは表現」であるわけなので、
いろんな音楽の中にその「かけら」が入っています。

だから、それほどジャズにこだわる必要もない。

好きな音楽を追求すればいい。

しかし!
ジャズを知ってるとその音楽は絶対もっと深く感じられるようになります。


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