モラトリアム
暫く小説を書いていなかった。
実は体調を崩して、仕事のシフトを移動してもらった。
これまでの夜勤主体の勤務から、日勤主体に変えてもらった。それで生活時間が大いに変動した。
その結果として、新作をかけていない空白の期間である。日中の私は島内をBROMPTONで一周して、その後はjazz90で周回する日常だった。それで文章を練っていた。その時間がない。
結果として生まれたこのモラトリアムをどう料理していこうか。
とはいえ書きかけの小説の展開は朧げに考えている。
きっと書き出すと早いのかも知れない。
ただそれが熟するのを待っているのかもしれない。
ただ空白の時間も無駄にはならない、と思う。
早朝に女性の親友と長話をした。
いや。親友という言葉ではまだ掬えないほど大きい存在だ。
裸で抱き合ったが、恋人ではない。
涙をぶつけ合ったが、身体は交わしてない。
愛情というものを超えている関係で、お互いに配偶者よりも関係性は近いのかもしれない。
それこそお互いを鏡の鏡像として捉えているようだ。鏡を介してそちらは女性で、私が男性であるかのように。
そして今日は再度キーボードに向かい、すんなりと新作が降りてきた。
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