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『のび太』と『ジャイアン』で考える漢方の基礎知識『気』について学ぶ【漢方的セルフケア】

先日はゴールデンウィーク目前ということで『連休前から始める5月病対策』というnoteのシリーズを3回に渡りお届けしました。

そのシリーズの中で5月病になりやすい漢方的体質に

元気不足の『のび太くんタイプ』

元気はあるけどストレスでイライラしたり体調不良になる
『ジャイアンタイプ』

という、ちょっと無理がありましたがドラえもんの登場人物に例えて5月病になりやすい漢方的体質・体調について紹介しました。

今回は『気』という漢方では非常に重要な概念なので『のび太くん的体質』『ジャイアン的な体質』という例えを活用しながら

『のび太』と『ジャイアン』で考える漢方の基礎知識『気』について学ぶ【漢方的セルフケア】

#漢方的セルフケア

というちょっとゆるめの内容なので、気を緩めて、ドラえもんでも読む感じでゆるく楽しんでもらえたら嬉しいです。

【漢方の基本概念を『気』とは?】

今回は漢方、中医学の基本的概念の中でももっとも大切なことの1つ

『気』

に関連しておこるトラブルを

総理大臣の名前は知らなくてもこの人達の名前なら知っている、という方が圧倒的に多いと思われる

#岸田総理は好きですよ

『のび太くん』『ジャイアン』

この対象的な二人に登場していただき、ゆるめにご紹介していきたいと思います。

中医学の基本的な概念の1つに

『気』

という物の考え方があります。

この『気』という概念、非常にわかりにくいようですが、僕ら日本人にとってはとっても身近な物で多くの場面でこの『気』という言葉が使われています。

気を使う
気を配る
気にする
気が滅入る
元気
気合
気をしっかり持つ
気を回す

など、僕らの生活の中には間違いなく『気』という概念が刷り込まれています。

気というのは難しく考えず

『カラダを動かす源になるもの』

『カラダを守るバリアになるもの』

『カラダの中の物を巡らすもの』

このように考えておくとわかりやすいと思います。

本当に大雑把に言えば

気=元気

という風にも言えると思います。

そんな『気』にまつわるトラブルが漢方では

『気虚』『気滞』

この2つに大きく分けられます。

元気不足で不調になる状態を漢方では『気虚』と呼びます。

【のび太くんタイプの『気虚』の過ごし方とは?】

まずこの気虚の人の過ごし方は『のび太くん』タイプの生活が非常に参考になります。

のび太くんは屋外で遊ぶことももちろんたまにはします。

元気も勇気もたまにはありますが(特に映画では)

基本的にはインドア派で、思っていることもなかなか言えないタイプです。堂々としているよりはモジモジしています。

日頃はゴロゴロ昼寝をしたり、マンガを読んだり、テレビを見たり、特技のあやとりをしたり

平和主義でどちらかと言えばのんびり過ごすことを好みます。

なぜのび太くんはあのような過ごし方をするのでしょうか?

それはきっと、のび太くんが

『気虚体質』

と言われている元気不足の体質や体調で

それを養うために自然とそのような習慣になったのだと思います。

人と争わないのも気虚ならではの特徴です。

【ジャイアンタイプの『気滞』の過ごし方とは?】

そんなのび太くんと比べると対象的なキャラクターのジャイアンを見てみましょう。

ジャイアンはどんな事をするのが好きでしょうか?

元気に野球をしたり

空き地で拷問のようなリサイタルを開催して何曲も大声で歌を歌ったり

声も大きく、態度もでかく、自信満々です。

どちらかというと争いを好み、のび太くんをぶん殴ったりして過ごしています。
(暴力はいけません。)

これは元気が充実しているジャイアンならでは。

元気も充実しているし、不調になんてならないのでは?と思われがちですが、実はそうでもありません。

『気』というものはいくらそれ自体がたくさんあってもスムーズに流れていないといけません。

では、なぜジャイアンが日頃から激しく運動したり、大声で歌ったり、エネルギー(気)を発散するような習慣を好むのかと言うと、この『気』の特性が関係深いと思います。

ジャイアンは気が充実しているだけに巡りが悪い状態、漢方では

『気滞』

と言われるような状態にならないために日頃から体力は消耗しても気分がスッキリする発散系のことを好んでいると思います。

漢方では虚実(きょじつ)と言って元気な『実(じつ)』

弱めの『虚(きょ)』

に体調や体質を大まかにわけて考えるのですが、ジャイアンは明らかに『実』のタイプで、このようなタイプはエネルギーはたくさんあるので、できるだけ発散しておかないと中に溜まってしまって暴発したりします。
(たまにそんなときがありますよね)

もともと発散タイプのジャイアンなので天敵である『お母さん』に睨まれてしまうと大変です。

ドラえもんの劇中でも子供達の間では泣く子も黙るジャイアンが

『母ちゃん、ごめんよ(汗)』

と鬼のように怖いお母さんにビビりながら謝っている様子がマンガでもオチとしてよく描かれています。

きっとジャイアンがいつも外で暴れているのは、お母さんに怒られてストレスを日々感じており、その発散として体力はあるので、歌ったり、運動したりしてストレスを発散をしているのでしょう。

発散をするのがオススメなのはのび太くんタイプの『気虚』ではなく、気はしっかりあっても巡りが悪い『気滞』タイプ。

のび太くんとジャイアンの過ごし方は見事に『気虚』と『気滞』にわかれているなぁと思い、今回ちょっと触れてみました。

【映画の時のジャイアンはなぜいいやつになるのか?】

ちなみにジャイアンの定番ネタと言えば

『映画のジャイアン』

と言われるぐらい普段は暴君のような男なのに、映画になると頼のしい男に早変わりです。

ジャイアンが映画でいいヤツになるのはきっと映画ではトラブルが多く、普段に比べるとエネルギーをかなり消費するので、しっかり発散しておいた方が良いジャイアンにはストレスが発散されて心の状態が安定するのでしょうね。

また、映画では普段ヘタレの代名詞、のび太くんが元気と勇気をもって大活躍します。

普段では出ないような力を映画では出せるのはなぜでしょうか?

それは映画では非常にヘビーなトラブルが起こり、流石に普段気虚で元気がでないのび太くんでも交感神経が優位になり、アドレナリンがマシマシになるので、思わぬ勇気や元気がでるのでは無いかと思います。

っと、今回はためになるのかならないのかよくわからない内容となりましたが、たまにはこんな内容も良いかなと思い、皆さんにお伝えさせていただきました。

少しでもみなさんの心とカラダの健康サポートになれば幸いです。

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