#DaimondPrincess 号の運営会社 @PrincessCruises の #GrandPrincess がサンフランシスコ沖でさまよってます。できることをしましょう

#DaimondPrincess 号の運営会社 @PrincessCruises の #GrandPrincess がサンフランシスコ沖でさまよってます。できることをしましょう
  Version 1.0 (2020/3/6)
  文責: 澤田石 順(内科医、勤務先病院の元感染対策委員長) jsawa@nifty.com
  文書の所在: https://note.com/sawataishi/n/n424f8ef65a5d

■はじめに
#DaimondPrincess 号の運営会社 @PrincessCruises の #GrandPrincess がサンフランシスコ沖でさまよってます。米国連連邦政府(国土安全省)と議会では意見が対立しているようです。トランプ大統領個人は医学的に確実な潔癖症という病気のためか、接岸させたくないようにみえてます。米国議会の有力者はサンフランシスコなどに接岸させて、適切な対応を求めているようです。
 DaimondPrincessに対しての日本国中央政府の対応は、戦略・戦術で最初から最後まで誤ってました。そのことを日本政府の御用学者は全く指摘することがないばかりか、今でも、政府の過ちを正当化してます。
 曰く、「一気に下船させて隔離するには人数(3700人くらい)は多すぎたので仕方なかった」、「みんな一生懸命に頑張ったから文句言うな」、「2/5の船内隔離後に発生した感染者は少ない」「船内隔離により感染拡大速度は減じた」とか。
 御用学者連中は、最初から最後まで、線内隔離を非難しなかった。しかしながら、「このままでは感染が拡大しつづける」と危惧した日本政府が下船させた。それは当然のことでした。
 しかし、なんと、日本政府は「2/5以後は感染がほとんどない」との希望・神話を信じたい、あるいは本気で信じて、日本人下船者が電車等の公共交通機関で群馬県などに帰宅すること認めました。御用学者がその方針の正しさを「示唆」したと厚労大臣は恥ずかしげもなく公言しました。
 その結果、数人の感染が後から判明しましたし、諸外国の政府やマスコミはその措置を事実が判明する前の段階で危惧を表明し、その通りになりました。
 そもそも、DaimondPrincess号の乗員・乗客は「隔離」されませんでした。医療の正しい言葉での隔離とは武漢(ウーハン)から政府のチャーター便で帰国した人々のように「1人ずつの個室」収容です。しかし、その船では乗客が1人で部屋にいることは少なかったし、乗員のほとんどは2人以上の部屋。だから、感染拡大対策としての隔離では全くなかった。
 医学的に隔離しなかったことのみでも論外ですが、乗員が食物を防護服なしで乗客に配布しました。だから、2/5からの「隔離」により莫大に感染が増えました。
 さらにまた日本政府の失敗は、風邪症状の患者にPCR検査をして、陽性者のみを病院に搬送して、陰性の風邪症状者は船に止めたこと。PCR検査では現実に感染している人の4~7割しか陽性と検出できないのは明らかだったのに、症状があっても陰性な人については船に止めました。この信じがたい失策が、更にまた船内での感染拡大をもたらしました。なんと、約3700人の2割、すなわち約700人が感染したのでした。死亡は6人。
 船内での隔離ではない「隔離」、そして風邪症状がある人で検査陰性者は船に残したことによる不必要な感染拡大を現実にもたらしました。今、この時点に至るまでも国立感染症研究所とか日本感染環境学会等の「御用学者」の誰1人として、ダイヤモンド・プリンセス(クルーズ船)に関しての対応は間違っていたと言ってません。それどころか、感染症専門医で2009年の新型インフルエンザ対応で大活躍した岩田健太郎先生による告発を非難したりしてます。奴らは正当化してます。
 2009年の新型インフルエンザ騒動において、当時の舛添大臣は厚労省の医師資格を有する人(医系技官)、そして内閣の方針で選任された教授達の専門家委員会(←呼称は正確でない)を信用できなく、東大で教えていた頃の上昌広医師等の在野の「忖度しない」医者を招いて意見を聴きました。結果、舛添さんはやり過ぎを回避することができたのでした。
 この度の、DaimondPrincess号の船内「隔離」について、上昌広医師はただちに「直ちに止めよ」とマスコミとネットで断固として主張。私は上先生の一万分の1の影響力しかないのですが、2/5から船内「隔離」は感染の莫大な広がりをもたらすから、優先順位をつけて下船させて、ホテルとかで隔離することを主張した次第です。
 
■悲劇を繰り返さないために、私の意見
同社のtwitterは https://twitter.com/PrincessCruises @PrincessCruises
私が同社のtwitterに拙い英語で送った文を以下に記します

From a doctor in JAPAN
I advice you that the filter of air conditioning system must be checked by RT-PCR, because aearosol infection is suspected.
If confirmed you can implement prophylactic procedures

From a doctor in JAPAN -2
Make sure people in #GrandPrincess shall not suffer misconducts taken for #DaimondPrincess
Priority is manifest: First of all, elder and/or diseased persons must be got out of the ship

From a doctor in JAPAN -3
While elder/diseased persons are out of #GrandPrincess , residuals shall be quarantined in one per one room, as much as possible
Without doing this, #COVID19 will prevail like in #DaimondPrincess

From a doctor in JAPAN -4
While elder/diseased persons are out of #GrandPrincess , distribution of food shall not be done by crews. It must be done by biochemical-war-professionals of the US militaries and CDC personnels

From a doctor in JAPAN -5
You shall demand Fed-GOV that for passengers being not US citizen,
Fed-GOV request respective countries to flight back their people
This measure will mitigate Fed/CA-GOV's hardship, and overall death tools will be lowered

■GrandPrincess号に対して、米国連坊政府が医学的に適正な対応をするために
 皆様、 https://twitter.com/PrincessCruises に tweet して下さいますように願います。
 PrincessCruises 社のhomepageを見たところ、メールアドレスはみつからなかったので。

■ PrincessCruises の日本支社に送った文章を以下に
貴社のガーデン・プリンセスについて、緊急の提案
私、元感染対策委員長の医師です。

米国政府の対応は議会と政府機関で意見が対立しているようです。
ダイヤモンド・プリンセスでの教訓を活かして、正しい対応をするべく、御社の米国本部に以下のことを伝えて下さい
1) 必ず米国の港に着岸させる
2) 船内隔離は医学的に「隔離」でない、つまり、全員が個室でない
 したがって、優先順位をつけて下船させて、軍の施設などで1人1人隔離
優先順位、80代から年齢順。ただし、糖尿病、高血圧、肺疾患、循環器疾患なども最優先。一気に下船させることはできなくても、もっとも感染死亡するリスクが高いひとを下船させること
3)ハイリスク者の下船をしている間に、残された人々は1人部屋対応とする。家族だからといって、2人以上ですごさせてはならない。乗員と乗客を区別しない。
4) 米軍の生物化学兵器専門部隊が食事などを配布する
5)米国籍以外の者については、チャーター機を等外政府が手配する。外国政府のチャーター便に関しては民間のみでなく、軍のも認める
6) 空調システムのフィルターのPCR検査を求める
7) 以上の作業をするための専門委員会の速やかな創設をもとめる

以上のようなことを米国本社がUSA政府に求めることがとても大切です。

参考までに、クルーズ船についての私の論考はこちら
→ ■ 2/5以後に #クルーズ船#新型コロナウイルス に感染した数の推計(2/19)、厚労省の空想、空調システムの疑問、そして日中両国民への提言 https://note.com/sawataishi/n/n8d40696184b4

P.S. ダイヤモンド・プリンセス号の空調システムは循環式。いまからでもいいので、フィルターの検査をするべきです。ウイルスは死滅しても遺伝子はフィルターに残っているので、陽性となるかもしれません。もしもフィルターに遺伝子が存在すると判明したら、将来の対策がみえてきます。おそらく、エアロゾル感染があったから、あれほどに広がったと私は推察してます
-------------以下も余裕あれば、どうぞ

#新型コロナウイルス のPCR検査を風邪患者に対して行う #定点観測 を速やかに開始して、過度でも不足でもない対策を始めよう!
   version 1.2 (2020.2.29) [version 1.0 は2/26]
  本文書の所在 note→ https://note.com/sawataishi/n/n715c4585dba8
   PDF文書→ https://www.dropbox.com/s/lw7pq13zkyp8dka/20200226_viralINF_about%E5%B2%A9%E6%B0%B8%E7%9B%B4%E5%AD%90.pdf?dl=0


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