20代女性の【子どもほしいけど婚活面倒】をコーチングするとしたら?
😞 今回は、相談者が「子供はほしいけど、一方で婚活は面倒というかっとうに困っている」事例です…🙂行動の選択理論でコーチング人生案内#167
✅次のようなプロセスで、相談者の答えを引き出す質問、コーチングの展開を考えてみました💦
▶︎ 相談者が話したい「困りごと」を受けとめ、まとめると
・1人で過ごす時間が好きで、お金も時間も思い通りに使うことができ、現時点で結婚願望はないが、親や祖母には「孫の顔が見たい」と言われており、自分も子どもはほしい。
独身の兄がいるが、二人とも独身のままでいると、両親に申し訳ない気持ちにもなる。
しかし、婚活の過程は面倒に感じられ、自然といい人が現れてくれればいいが、自分はこのままでいてもいいのかどうかがわからず、困っている。
▶︎「困りごと」を「願いごと」に転換して、話してもらうと
・自分はこのままでいてもいいのかどうかがわからないので、将来のアドバイスなどあれば、よろしくお願したい。
▶︎ 相談者の「困りごとのパターン」を考えてみると
願いごとが不明確
相手や状況に振り回されている
「自分」に自分が振り回されている
(注:この「自分」は、自分の気分や感情、喪失感、記憶、思い込み、心理的な症状、もう一人のダメな自分、完璧主義の自分などを指す)かっとうに悩んでいる
🚩 ①相手の困りごと、願いごとの話を受けとめたうえで、②次の質問や展開をしてみること、を考えました
・今すぐどうこうしないといけないお話でもなさそうで、アドバイスを求められた方も、なかなか迷ってしまうところもありそうですが、例えば、あなたと全く同じような悩みを持っている友人がいたとして、その友人があなたに、「真剣にアドバイスをしてほしい」と依頼してきたとしたら、どんなアドバイスをしてあげますか? できるだけいろいろ挙げて見てください。
・もし仮に、親や祖母から、あなたのしたいようにしたらいいと言われたとしたら、あなたとして、何をどのようにしたい、何がどのようになればいいと思われますか?
・ずっと結婚しないとした場合、その生活をあなたはどのように思われますか? そうなった場合、ご自分の生活や生き方がどのようなものになることを望まれますか?
・逆に、今後、親や祖母から、早く結婚しなさいと強く勧められる可能性もあると思いますが、そうなってきたときは、どのように対応されますか?
・もし、まだ、時期尚早で真剣に考えられないということであれば、いつごろになれば、真剣に考えなければならないと思われますか?
・将来的に、結婚される可能性もあると思いますが、ご主人になられる方、また、将来のお子さんにとって、あなたは、どのような奥さんでありたい、お母さんでありたいと願われていますか? どんなご家庭を築きたいですか?
・一方、将来、ご主人になられる方や、生まれてくるお子さんがいるとしたら、その人達は、あなたがどのような奥さんであり、お母さんであることを望まれていそうですか?
以上のようなことを考えてみられて、どのようなことを思われ、また、気づかれましたか?
・まだ、20代のあなたにとって、時間はあると思いますが、今後、ご自身の未来に向けて、どのような心がけや、準備、その他のいろいろな対応をしていくのが望ましいと思われますか?
✅参考:回答者(藤原智美さん)の言葉です💖
💟新聞の人生案内の回答は一種のティーチングに当たると思います。「本人から本人の答えを引き出す対話」としてのコーチングとの違いがよく分りますので、コーチングが、より社会に認知される一助になればと思います。
✅ 以下、選択理論コーチングの補足です。
😋 筆者独自の見解や表現も入っています.
1,相談者が満たすと幸せ感が増ず基本的欲求(ニーズ)
力・自己価値の欲求(自分が価値ある存在でありたい、認められたい、自分を認めたい。コントロール、達成、競争、影響力など)
自由の欲求(自由でありたい、自由にしたい。自立、移動、選択、創造など)
2,選択理論コーチングの基本的な三角モデル
3,今回使った「選択理論の考え方のエッセンス」
🌻 選択理論の第1の原理
・自分の考え方や見方、行動は、自分が自由に選択できるし、変えられる、と考えましょう。
・自分には、未来に向って自分が幸せになるために行動する責任がある、と考えましょう。
・効果的な行動を選択するために、「自分が満たせていない基本的欲求(ニーズ)が何か」を、自分に問いかけましょう。
🌻 選択理論の第2の原理
・相手(本人)の行動を変えられるのは相手(本人)だけであって、他者は助言や情報提供、リクエストができるだけ、と考えましょう。(影響は与えられるが、相手を変えることはできない。「相手が自ら変わることを決める」と考える)
🌻 自分と相手の「現状(のステージ)の知覚と将来の願望」
・自分は今、人生やキャリアのどのようなステージにいて(入っていて)、未来(次のステージ)に向って何を望んでいるかを具体的に考えてみましょう。
・二方向のかっとうでは、それぞれの極端を考えて見ることが、自分の望む立ち位置を明確にするのに役立ちます。
🌻 自分の「自分」との関係
・もう一人の「自分」も、「自分なりに精一杯がんばっているんだ」と考えましょう。そして、もう一人の「自分」の心の声を聴き、応援者として励まし、勇気づけてあげましょう。
(注:ここでいう「自分」は、自分の気分や感情、喪失感、記憶、思い込み、心理的な症状、もう一人のダメな自分、完璧主義の自分などを指す)
・いやがるもう一人の「自分」を無理に変えようとしても、「自分」の抵抗を生み、自分の「自分」との関係が遠ざかるだけ、と考えましょう。
・辛い思いをしている「自分」は、どうなりたい、本当はどうありたいと望んでいるのか、「自分」の心の声を聴いてみましょう。
・もし、第3者が「今の自分」の状況だったら、自分は「その第3者」の状況をどのように考え、どんなアドバイスをするかを考えてみましょう。
🌻 自分の欲求充足
・自分が満たせていない、自分にとって大切なニーズや価値観、欲求が何か、を考えましょう。
・もし、自分の願いが実現したら、今とどう違ってくるか、そのときは、今と違う何をしているかを考えてみましょう。
🌻 現在とっている行動とこれからの行動プラン
・自分が願っていることのために、今どんな行動をしているか、それをしていて実現できそうか、どんな新しい行動ができるかを考えてみましょう。
・「もし願いが実現したときは、今と違うこんな行動をするだろう」という具体的な行動を考えてみて、先どりしてやりましょう。そして、どんな変化があるかを見てみましょう。
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