✅60代女性【バイク好きの夫の事故が心配】を選択理論でコーチング人生案内#98
「60代の女性。同世代の夫がバイク好きで、これまでに3台ほど乗り換えました。故障で売却し、今は軽自動車で通勤しているのですが、バイクに乗りたい気持ちを抑えることができず、4台目を注文してしまったようです。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・バイク好きの夫の事故が心配で、心配で、乗るのをやめさせたいが、止めてくれないので困っている。
相談者の「願いごと」
・夫にバイクの代わりに、車に乗らせたい。
・そうすることで、自分の心配な気持ちを軽くしたい。
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・夫にバイクをやめさせ、車に乗らせたいが、やめてくれないので、困っている。(相手を変えたいが、変えることができなくて困っている)
・「夫のバイク好き」に自分が振り回されて、困っている。
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(出久根達郎さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・ご主人にとって、一番大事なことを無理やりやめさせようとすると、バイクの事故以前に、夫婦の関係や、家庭の雰囲気がどのようになりそうでしょうか?
・仮に、「ご主人がどうしてもバイクはやめない」と決断したとしたら、あなたとしては、どういうふうに対応されますか? 例えば、安全対策を徹底してもらうとか、乗る回数を少なくするとか、行く先を考えてもらうとか、あるいは、どこでどのようにツーリングするのか、一緒に行く仲間のことなども、もしかのときのために、情報を事前に教えてもらうとか、ほかにどんなことが考えられそうですか?
・「バイク好きのご主人に対する心配や不安」のために、あなたが失っていることには、どのようなものがありますか? もし、「ご主人のバイクの問題」が無かったとしたら、あなたは、どういう生活をしたいのですか? また、ご夫婦でどんなことをしたいのですか?
・例えば、ご主人と旅行したり、外出したりという二人の時間がふえれば、その分、ご主人がバイクにのる時間も少なくなるでしょうし、息子や孫と会う時間が増えれば、その分もバイクの時間は減るかもしれません。バイクの代わりに、ご主人が楽しく過ごせそうなことには、他にどんなことがあるでしょうか?
・男性と女性の平均寿命は、女性の方が長いですし、人生は、いつ何時、誰に何があるか、病気や事故で命を落とすかも、わからないものです。もし、万一、ご主人が、バイク以外のことでそのような運命が襲ったとき、あなたはその後の人生をどのように過ごされますか? お子さんやお孫さんのためにも、できるだけ元気で長生きしなければならないと思われますか? そのような準備もしていくとしたら、あなた自身が、今後、どのように変わっていくことが望ましいと思われますか?
・ご主人のことをあなたが変えることは難しいですが、あなたの心配や不安を軽くすることは、あなたご自身のことですので、考えようによって、軽くすることはできると思います。そのための対策もいろいろ考えてみませんか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
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