✅20代女性【働くのが怖い女子学生】を選択理論でコーチング人生案内#90
「20代の女子学生。働くことが怖く、就職活動に前向きに取り組めません。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・働くことが怖く、就職活動に前向きに取り組めることができなくて、困っている。
・幼い頃から、父親や学校の先生にどなられるなどして、怒られることに過剰に恐怖感を抱くようになり、仕事で怒られることに恐怖感があって、困っている。
・働く上で必要な能力が備わっておらず、役に立てないのではという不安もあり、人と話すことが苦手で、挑戦することが怖く、自分で考えて行動できない指示待ち人間である「自分」に、困っている。
相談者の「願いごと」
・どうしたら恐怖や不安を乗り越えて、前向きに就職活動に取り組めるようになるかを知りたい。
・怒られることに過剰な恐怖感を抱かない自分に成りたい。
・働く上で必要な能力を身に付けたい。人と話すことが苦にならないようになりたい。自分で行動できる人間になりたい。
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「働くことが怖く、就職活動に前向きに取り組めない自分」「怒られることに「恐怖感を持つ自分」を変えたいが、変えることができず困っている。(「もう一人の自分」に振り回されて困っている)
・「働く上で必要な能力が備わえたい、人の役に立ちたい、人と話すことが苦にならなくなりたい、挑戦することが怖くなくなりたい、自分で考えて行動できる人間になりたい」が、方法がわからず、困っている。
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(藤原智美さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・世の中には、「怒鳴って怒る人」は居ます。不運にも、どこでそんな人に遭遇するかもしれないということは、誰にもありますし、そのときに恐怖を感じることも、当然誰でも同じであると思います。また、そのときは、「怒鳴られる人に問題がある」というより、「怒鳴って怒る人が、問題を抱えている」ということも多いでしょう。どうぞ、辛い思いをしながらも、精一杯がんばってきたご自分にやさしくしてあげてください。
・ところで、「怒鳴って怒る人」をそれ以上怒らせずに、「自分の辛い気持ち、怖い気持ち」を伝えて、ヒートダウンしてもらったり、距離をうまくとったりするなど、そのような人への対処の仕方が身についたら、今と変わってきそうですか?
・もし、働く上で必要な能力が、今よりも備わり、人と話すコミュニケーション力が身に付いて、それによって、人の役に立つことができるという自信が、今よりも身に付いたら、少しは状況は変わってきそうですか?
・今のあなたが、私生活で、「自分で考えて行動できる自分」を実現できている部分は、どのくらいありますか? そのような割合が増えていき、「自分で考えて行動できるコツ」のようなものを身に付けることができたら、今と違ってきそうですか?
・もし、何の制約もなかったり、もう一度、生まれ変われるとしたら、どういうご自分になりたい、どういうご自分でありたいですか? もし、そのようなご自分なれたとしたら、そのときは、どんなことがしたいですか? どんな生活ができるようになったらいいですか?
・そして、そのような自分になれることがわかっており、自分が身に付けたい能力が身に付けられることがわかっているとしたら、とりあえず、手始めに、どんな小さなことから始めますか?
・そのような努力をしていくときに、これまでの「優等生の自分」のどんな強みが活かせそうですか。また、能力や技術を身に付けていくとき、できたら優しいアドバイスやコメントをもらえるに超したことはありませんが、仮に、厳しい指摘であったとしても、それをしてもらうことが、自分が将来成りたい姿や、身に付けたいことを着実に身に付けていく上で、どういうふうに役立ちそうですか?
・上のようなことをいろいろ考えたとき、あなたにとって、「就職」や「就職活動」、「そこでの辛い経験」などは、どのような意味を持ったものになりそうですか?
・あなたの着実な努力が実を結んで、10年後に、「あなたが成りたい姿に近づけている自分」がいるとして、そのような自分が、10年前の「今のあなた」にアドバイスしてあげるとしたら、どんなことを伝えてあげたいですか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
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