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✅20代女性【車の運転したいが怖い】を選択理論でコーチング人生相談#29

20代の女子学生。車の運転について悩んでいます。

 車なしでは生活しにくい地域です。もうすぐ大学を卒業しますが、通勤にも車が必要なので運転免許証を取得しました。しかし大学は電車通学で、免許取得後は運転していません。

 最近、私の祖父は認知症のような症状があります。運転はやめてもらい、祖父母の外出は私が送り迎えをしたい。幼い頃から面倒をみてもらった祖父母のため、そして一人っ子の私が将来両親を助けるためにも、車の運転は不可欠です。

 でも自分は運転ができないとも感じます。事故のニュースを見ると汗をかいたり 動悸どうき が止まらなくなったりするほどの心配性で、教習所では「車体感覚ないの?」と言われたほど下手。通勤は車がなくても何とかなるかもしれませんが、家族のためにも運転したいのに運転が怖い自分が嫌になります。(栃木・U子)

(2022年2月13日読売新聞)

次を参考に、相談者の答えを引き出す質問を、自由に考えてみてください。

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・通勤を車でしたい、祖父母の外出など家族のためにも、車の運転したいが、自分は車の運転が下手で、運転したいのに運転が怖い自分が嫌になって、困っている。

相談者の「願いごと」

・「車の運転が怖い自分」を克服して、家族のためにも、自分のためにも、「車の運転ができる自分」になりたい。

【ふだん使いをしやすいコーチングモデル】

「自分の考え方や見方、行動は、
自分が変えようと思えばいつでも変えられる」
と考えてみましょう

 

【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう

「車の運転が怖い自分」を自己嫌悪している。

・「車の運転が怖い自分」に自分が振り回されている。 

・「事故を起こす心配がないレベル」まで、車の運転に上達したい。

【心に響く回答者(藤原智美さん)の言葉】

・世の中には「試験にパスしたのだから、あとは慣れだけ」という強い思いこみがあったり、「運転できて一人前」という、おかしな考えをもつ人もいます。社会は、運転したくてもできないという人に、まったく理解がないですね。

あなたは、車の運転ができないので家族を助けられないと、自らを追いこんでいるようです。しかし将来、家族は完全自動運転の車で、一人で外出するようになっているかもしれませんよ。

・あなたの一番の孝行は、新社会人として充実したスタートを切ることです。それから運転について考えても遅くはないのでは。その際は周囲の重圧を忘れてください。運転のストレスや事故を起こすリスクと、社会生活をおくる上での運転の必要性を、冷静に検討しましょう。「自分は運転しない」という選択も、可能かもしれません。

次のような質問を考えてみました(ご参考まで)

(以下は、生活の場所柄などから、相談者が「車の運転をしない」という選択肢は無いと決めた場合、を想定しています。)

・車の運転が、今の10倍くらい上手になれたとしたら、そのときは、あなたの心配性は、今と比べて、どうなりそうですか? あなたは、それくらいまで車の運転に上達するために、どのように自分を励まし、応援し、自分自身を手助けしてあげたいですか? そういうことを目ざすお友達がいたら、どういうふうに応援してあげたいですか?

・初心者であるあなたが、車の運転を安心して、時間をかけて、上達できる練習方法や、場所や、教えてくれる人など、あなたの身の回りで、思いつく、役立ちそうなことを10個あげてください。

・もし、いくらお金がかかってもよく、時間がかかってもよく、どんな練習方法でもとれるとしたら、今は車の運転が苦手なあなたでも、あなたの周りで運転している人たちと同じ程度には運転ができそうですか? あなたのお友達に、あなたと同じ悩みを持っている人が居たら、どんなアドバイスをしてあげますか?

今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


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