金融商品、何をどう選ぶ?~長く付き合える金融商品の選び方~
はじめに
金融商品と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
例えば、株式、債券、不動産投資信託(REIT)、金、為替(FX)、仮想通貨などなど。
私たちさわかみ投信が運用する「さわかみファンド」も、金融商品の1つです。
このように、世の中には数多くの種類の金融商品が存在します。
このnote記事では、将来の資産形成をするためには、どのような金融商品をどのようにして選べば良いのか、お伝えしていきます。
身近な企業へ投資できる「株式投資」
将来の資産形成のためにおすすめなのが、株式への投資です。
この章では、なぜ株式がおすすめなのかをお伝えします。
先ほど挙げた、金融商品の数々。その中で最もわかりやすいのが、株式だと思います。
どの金融商品も価格の上げ下げがありますが、株価の変動は、普段私たちが生活していくうえで必要不可欠な存在である「企業」の活動と長期的には連動していると考えられます。
つまり、株式投資は、私たちの生活に紐づいていると思われる企業への投資なのです。
そして株式は、他の金融商品にはない特徴があります。それは、株式の実態そのものである企業は自ら価値を高めることができる、ということです。
例えば金資産は、需給により価値を評価されて価格が決まるため、金自らが価値をあげることはできません。FXも、為替レートの値によって価格が決まるため、為替自ら価値をあげることはできません。他の金融商品も同じです。
一方、株式はいかがでしょうか。
株式も世界情勢や人気等によって価格は変動しますが、長期的な視点で見れば、企業自身の努力によってその価値を自ら高めていくことができる可能性を秘めています。
株式への投資は、私たちの生活に密着した企業への投資であり、そこで働く人々への投資でもあるということを認識していれば、目先の損得にとらわれない、どっしりとした姿勢で投資をすることができるでしょう。
まずは手軽に始めるなら「投資信託」
「将来の資産形成のために、株式に投資をしたら良いことは十分理解できた。だけど、まとまったお金が必要なのでは…」
おっしゃる通り、株式投資をいざやろうと企業の株式を調べてみると、
安くても数十万円からしか購入できないものばかりです。
そこでおすすめなのが、投資信託という金融商品。
投資信託は、最低金額数百円~10,000円程度で始めることができます。
投資信託が少額から始められるのは、数多くの投資家から集めた、まとまった資金で運用を行うからです。
投資信託についての仕組みなどの詳細は、以下をご覧ください👇
長く付き合える投資信託の選び方
比較的手軽に始められる投資信託ですが、現在我が国では6,000本近く存在し、この6,000本の中からどのようなファンドを選べばよいのか、という壁にぶつかります。
こうしたとき、皆さまは何を重視して選ぶべきでしょうか。
将来のための資産形成という観点で投資信託を選ぶならば、長期にわたって安心して付き合えるファンドを選びたいはずです。そのための判断軸として、以下のようなポイントが重要だと考えます。
純資産額の推移
→長期間、実績と期待でじっくり増えているファンドなのか。ファンド情報開示の充実度
→何に投資をしているファンドなのか。顔の見えるファンド
→どのような人が運用しているファンドなのか。理念や投資哲学
→どのような想いや考え方をもってファンドを運用しているのか。
上記のポイントに注目して投資信託を見てみると、かなりの数に絞られるはずです。
その中から、ご自身にあったファンドを選ぶと良いでしょう。
ここでは、ファンドを選ぶ際のポイントを紹介しましたが、ファンドは、触れることもできないし、味もしないし、目にも見えない、そんな存在です。
ですが、ファンドを運用しているのは「人」なのです。
だからこそ、投資したい企業を見極めることと同じように、投資したいファンドを見極めて長く投資を続けることが、ファンドを選ぶ上での最大のポイントだと思います。
まとめ
自分の命は自分で守るのと同じように、自分の資産は自分で守るべきです。
流行や人気に捉われることなく、自分自身の軸を持って、何に投資していくのかを決めることが重要です。
今回は、その判断軸の1つとして、金融商品の中でも株式や投資信託についてお伝えしました。
将来の資産形成のために、どのような金融商品をどのようにして選べばよいのか、この記事を参考にしていただき、ご自身にあった資産形成を確立していただければ幸いです。