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半年でオフィスチェアを買いなおしたのは機能より気持ちの変化

『在宅ワーク用に座面の低いオフィスチェアが欲しい』は、私のnote初投稿。探して迷って選んで購入した体験と意見を、シェアしたい気持ちが高まって、ようやく重い腰が上がってnoteデビューできた記念すべき記事だ。
あれから半年、チェアを買いなおしました。

最終候補にならなかったチェアに買いなおし

購入2ケ月後に満足していると書いてあるので、それより後に、脚が少しむくむなー、と少し気になってきたようです。実は、初投稿記事には書かなった、候補チェアがありました。それは、私が会社員時代に使っていたイトーキのカシコチェアです。女性が使いやすく座りやすい、働く女性にやさしいイス、がコンセプトで、2007年度にグッドデザイン賞を受賞しています。

女性のカラダのことを真面目に考えて作った椅子です。むくみの軽減をはじめ、働く女性が日常的に抱える問題をケアします。そして、自然に美しい姿勢を形成する椅子でもあります。凛として仕事に励んで欲しい。そんな思いが込められた椅子です。

イトーキ公式オンラインショップより

会社員時代に数年間座っていたカシコチェア

最新カタログには掲載が無いので、すでに生産中止になっているようですが、今回、カシコチェアを手に入れました。私がこのチェアで最も気に入っている機能は、座面の先が下に折れることです。足のむくみを軽減するだけでなく、ラクに良い姿勢を保てます。座面の奥行きも、もちろん座面高さも156cmの小柄な体格にピッタリでした。会社で数年間使っていたので、このチェアが良いことは十分わかっていました。

スケッチしたので画像を追加しました_2022.12.1

会社でやってきたことを肯定できるようになった

なぜ、半年前のチェア選定のときに、最終候補にならなかったのか、理由は2つあります。ひとつは販売から年数が経っているので新しいチェアのほうが機能的に優れているだろうという期待、もうひとつは、会社員時代のことを思い出すのがイヤだったから、です。そのチェアに座っていた時に、イヤな思い出があったのではなく、会社員時代の自分を肯定できない気持ちが大きかった。けれど、今年の2月から3月くらいに、あの時、会社で頑張ってきたことが、今フリーランスになって活かされているな、と素直に思えるようになってきました。少しずつデザインのお仕事を依頼されるようになってきて、心境の変化がありました。

選んだ基準は機能より感情

カシコチェアに買いなおした理由は、機能的にすこし優れていたこともありますが、あの頃の自分を肯定できる気持ちの変化のほうが大きかった。実用的な機能よりも、感情でモノを選んでいました。こんまりさんが言う「ときめき」基準でモノを選ぶ、ってこういうことなのかな。

かつてときめいたモノを手放す

「ときめき」という意味では、半年前まで使っていたチェアは愛着があります。高校生のときに、家の近くの家具やさんで見つけ「ときめいて」購入しました。こちらはイス自体が前傾する機能があり、かれこれ35年(長い!)愛用してきました。学校の課題作り、資格試験勉強など思い出がつまったチェアです。昇降機能が故障してしまったので、廃棄するべきなのですが、なかなか粗大ごみに出せずにいました。先日ようやく予約して明日が収集日です。「いままでありがとうございました」と手を合わせ、いまから収集所へ持っていきます。


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