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レシピ【GF&V】

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グルテンフリー&ヴィーガンの焼き菓子レシピコレクション
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得体の知れないミステリアスな魅惑のアイツ、カヌレ・ド・ボルドー(グルテンフリー,ヴィーガン)

景色 彼女が慣れた手つきで紅茶を淹れ なにか黒い物体と共に持ってきた それが私とカヌレの出会いだった おまえいつもこんなうめえもん食ってんのかよ! といつもは使わないような言葉で頭の中が埋め尽くされた 今日は私が来るから彼女の1番好きなお菓子を用意したらしい まんまと落とされた あ、両方にね この何味とも言い切れない不思議な味と、硬いんだかふにゃっとしてるんだかわからないが魅惑的な食感、そしてお酒の香りがする背徳感 なんで同じ年だけ生きているのに私はこれを知らなか

¥1,000

お菓子は人を笑顔にさせ、それを見て作った人も笑顔になる そうだといいな、なスコーン(グルテンフリー,ヴィーガン)

※すぐに作りたい方は、目次からレシピへ飛べます 景色 本日2軒目の依頼宅に着いた。 この街の建物は全てボロボロで(中には何世紀も前のものもあるらしい)、もちろんエレベーターなどというものはない。上位階じゃなくてよかった。 なんかレオンに出てきたアパートみたいだ(といっても有名どころしか知らないから例えがとても浅はかだ しかしそんな例えだったとしても、思いついた自分に少し酔ったのも事実だ) 依頼人の部屋は2階にある。 ドアを叩くと若い女性が顔を出した。 ホントに困って

ブラウンだからブラウニー、ブロンズだからブロンディ(グルテンフリー,ヴィーガン)

景色 私は鍵っ子ちゃん。 学校が終わり、今日も首からぶら下げた鍵で玄関のドアを開ける。 荷物を置き台所へ。 テーブルの上の蓋を開ける。 わっ!!今日はアタリだ! ブロンディはママが作るお菓子の中で一番甘いから一番好き。 それを持ってこたつに入って再放送のドラマを見る時間が好き。 お菓子とテレビに夢中になるから全然寂しくない、っていうか楽しい。 でもニュースが始まると途端につまらなくなるんだよね。 外で車の音がする。 だいたいいつもこの時間。 寂しくないって言っ

¥300

和は洋に華麗に混ざって主役となる きな粉カカオニブボール(グルテンフリー,ヴィーガン)

景色 バイト先の近くに、クッキーが1枚から買えるワゴンのお店がある。 バイト中、率先して買い出し隊に手を挙げ、途中で隠れてそこのクッキーを買うのが最近の私の楽しみである。買うものは決まっている。 馴染みのあるきな粉と、ここで初めて知ったカカオニブというなんだかおしゃれな響きの組み合わせに私はハマってしまった。 いつも3つ買って、その場で1つ、休憩中に1つ、帰り道に1つ、それがルーティーン。 でも今日は4つ買った。 つまみ食いも我慢。 帰って、今朝キツくあたっちゃっ

聖なる香り 伝家の宝刀バナナブレッド(グルテンフリー,ヴィーガン)

※すぐに作りたい方は、目次からレシピへ飛べます 景色 土曜日友達の家に遊びに行くんだけど何持っていこうかな。 と悩んでいたらもう金曜。 仕事も終わらず家に着くともう9時を回ってる。 冷蔵庫の作り置きで夕飯を済ませ、やはりここはこいつに頼るしかない。 前回もバナナブレッドだったけど、そこは心配なし。アレンジ効きまくるから飽きられない優秀なやつ。 何度も作って慣れてるから10分もあれば準備できてしまう。 冷凍庫にブルーベリーがあるからこれも入れちゃおう。シナモンが合いそう。好

沢山食べた後のデザートで出てきてもOKなブラウニー(グルテンフリー,ヴィーガン)

景色 ホームパーティーの終盤に、温めたブラウニーにバニラアイスを乗せて登場させると、今日一番の歓声が。 あんなに食べて飲んだのに、みんな皿を舐めたのかってくらいに綺麗に平らげてくれた。 楽しかったけどどっと疲れたなぁと思い出しながら、取っておいた最後の一つを冷凍庫から取り出す。適当にドリップバッグでいいか。本当はブラジルが飲みたいんだけど。 今日は暑そうだなぁと、キンキンに冷えた室内で解凍しきれていないままフォークを入れる穏やかな日曜十四時。 豆腐を一丁使用している

ポケットの中にはオートミールレーズンクッキー(グルテンフリー,ヴィーガン)

景色 コンビニ寄ってラテとアイスコーヒーを買い、車内で一休み。パキッと割って、一瞬悩むけど、大きい方を差し出す。口で受け取りエンジンをかけながら、こんなの持ってたんだ、とまた走り出す。 頃合いを見計らいもう一欠片を口元へ。あっと今に無くなった。 気に入ってくれたのは嬉しいけど、私は物足りない。 隠し持っていたもう一枚はあとで一人で食べてるんだ。 レシピ公開第一弾です。 オートミールたっぷりのザクザクのクッキーで、一枚で十分な満足感を得ることができます。 材料もシン