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SaveExpatsってどんな会社?創業者の2人に聞いてみた!

みなさん初めまして。SaveExpatsの広報です。

今日は、我々SaveExpatsの創業者である岩田さんと山田さんにインタビューしました。

2人が長年赴任していた海外現地の実情や、そこで感じた課題を元にSaveExpats設立に至るまでの道のりなど、色々聞いていこうと思います!

岩田竜馬 (写真左)/SaveExpats代表取締役CEO
東北大学卒。大学では電力システムの研究を行い、新卒で日揮へ入社。中東、北極圏、アフリカなど海外へ赴任し、各プロジェクトのエンジニアとして、設計・調達・工程管理・品質管理や各国規制当局との調整業務など担当。帰任後は社内DX推進部門にて、DXに加えてスタートアップとのオープンイノベーションでの協業も推進。

山田祥徳(写真右)/SaveExpats取締役COO
東京大学卒。博士(工学)。大学では流体解析・物理シミュレーションの研究を行い、新卒で日揮に入社。回転機エンジニアとしてインドネシアに駐在し、ガスタービンの据付工事を担当。帰任後はシミュレーションによる設計支援の他、自動設計システムのためのAI研究・開発に従事。


創業メンバーは全員海外赴任経験者

ー岩田さんも山田さんも同じ大手企業である日揮出身で海外赴任経験が長いとお聞きしました。日揮ではどのような仕事をされてましたか?

岩田:山田さんとは同期で、入社後1年目から海外へ行き、プロジェクトのエンジニアとして、数万人の現地スタッフを抱えながら、設計・調達・工程管理・品質管理や各国規制当局との調整業務などを行ってきました。

1回の赴任は長期に渡るケースが多く、日揮在籍中の10年間で4ケ国、7年間海外で過ごしました。
中東カタール、北極圏のロシア領、アフリカのアルジェリアが長かったですね。

山田:私も同じくエンジニアとしての業務を行っています。海外駐在はインドネシアが長かったですね。工事も早朝から深夜に及ぶこともあって、異国の地で現地のスタッフとコミュニケーションを取りながら日々の業務をこなすのはなかなかハードな毎日でした。

海外長期赴任を経験して見えてきた海外赴任者の共通した健康課題

ーかなりハードな生活ですね。現地ではお二人はどんな生活を送ってましたか?

山田:今思い返すとかなりハードな生活を送っていました。
もちろん、仕事自体もそうなんですが、やはり海外って孤独なんですよね。数名の日本人スタッフはいますが、日中は言葉もうまく伝わらない現地のスタッフにあれこれ指示を出す、慣れない気候、更に長時間労働となって睡眠不足。知らず知らずのうちに結構ストレスが溜まっていたのか、食生活がどうしても乱れがちで、僕は9年間で10キロ太りました。笑

岩田:僕はそこまで増量しませんでしたけど。笑
でもストレスはやはり結構あったのか、同僚たちとついついお酒を毎晩遅くまで、日本で暮らしている時と比べてかなり量も頻度も増えていましたね。

言語も文化も違う現地のスタッフを動かす難しさに頭を悩ませていました。例えば、日本人は時間通りに来るけど、海外スタッフは来ない。連絡もない、そんなのは日常茶飯事。

こうした環境下でも日本にいる時と同様に成果を出さなければいけない。
そんな中で、僕は一緒に働いていた先輩を過去に数人亡くしました。駐在員の死因トップ2である、脳卒中と心筋梗塞です。
定期的に帰国して健診を受け、さらに現地の病院や保険も契約していたにも関わらず、死を防げなかったことが悔しくてたまりません。

海外赴任者は本当に病院に行けない、行かない

ー皆さんの健康診断や健康管理などはどうしていたのですか?

岩田:海外赴任者は本当に、安心できる医療へのアクセスが難しい環境にあるんです。
定期的な健康診断で一時帰国する会社が多いですが、検査だけして治療はせずにまたすぐ海外現地に戻ります。検査の結果は数週間かかり、現地に戻ってから手元に届き、もし数値が悪化しており「所見あり」と判断されれば現地の病院で再検査となります。しかし、各国で基準が異なり日本では所見ありと出ても、海外では正常範囲内と判断されたり、また海外で再検査したとしても分析方法や単位、検査機器や品質管理体制などが異なるので、日本での健診結果からの数値比較ができません。

山田:あと、僕は英語も現地語も話せますが、病院で話すとなるとまた違って、病気の症状や体調のちょっとした変化を伝えるのがすごく難しい。
それから、赴任先によっては病院までのアクセスが悪く、行くだけで半日かかってしまうようなこともあって行きにくい。また日本の病院のように、運用が整備されているケースは少なく、待ち時間も更に長い。更に日々の業務が忙しく、結局「行かなくていいや」と思ってそのままにしてしまうこともありました。

岩田:2020年の厚労省の発表では、企業健診において「所見あり」の割合が6割を超えています。不規則な生活を送っている海外駐在員は一層高いです。しかしながらそのフォローアップ体制を整えるには人と時間とコストがかかり、運用が難しい。もっと手軽に、世界中どこでも、頻度高くフォローアップできれば事前に健康リスクは下げられるはず。
そこで我々はSaveExpatsを立ち上げました。

SaveExpatsが目指す世界とは

ー海外駐在員とその家族、更にその先には世界中の人々の健康を

岩田:我々SaveExpatsは、「世界を支える駐在員に安心と健康を。世界で戦う企業に成長の原動力を。」をミッションに、駐在員・家族の健康不安を救う自己採血キットによる郵送検査とオンライン健康相談サービスを提供しています。

異国の地でリスクを背負って勤務している駐在員向けに、自己採血キット宅配によるリモート検査と迅速な結果通知、及び日本の医師とのオンライン医療相談を提供、更に各国に住んでいる日本人保健師からの現地生活環境に合わせたオンライン健康指導を提供することで、世界中の駐在員と家族を「未病」と「健康不安」から解放し、Well-beingの実現を目指しています。

山田:まずは、日系企業の皆さんに使っていただき、海外赴任者に安心と健康を届けたいです。更にその先は、駐在員のみならず、現地の医療従事者の負担軽減も目指していきたいと考えています。

中・低所得国の公立病院は、検査・治療を待つ人で常にパンク状態となっていて、さらに経済成長に伴って生活習慣病で亡くなる方の数も急増しています。

我々は国を問わず、いつでもどこでも精確な検査とセキュアなデータ管理の仕組みを提供することで、現地医療機関の負担を軽減しながら、世界中の生活習慣病予防・改善に貢献していきたいです。

ー岩田さん、山田さん、ありがとうございました!

SaveExpatsでは仲間を募集してます!

SaveExpatsは2022年に創業し、現在13名の仲間で活動しています。
エンジニア、セールス、マーケティング、デザインなどの各担当に加えて、医療専門家やNY州弁護士の皆さんにもジョインしていただき、急成長中の会社です!

・海外に興味がある!健康管理・ヘルスケア分野に関心がある!など、SaveExpatsの業務に少しでも興味がありましたら、是非ご一緒しませんか?
「私も海外赴任経験で苦労した」な方も大歓迎です!

▼ご連絡先はコチラ▼
info@saveexpats.com




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