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再び

前回の記事から2年も経ってしまっていました。
その間何をしていたかというと、任期付きの官庁の仕事は円満に退庁させていただき(光栄なことにあと3,4年と慰留いただきましたが思うところ多く)、思うところ多いがゆえに、「今度こそ私は落ち着いて家庭に引っ込んでいよう」と思って家にいました。しかし、、可愛くもとても優秀な妹のような友人と久々に会い、何をしていたのか官庁での業務内容を話した近況を話したところ、「ブラン子さんの仕事は〇〇につながるから、家庭だけではなく是非社会に出て頑張ってほしいんです。」とおだてられ、結局彼女の見立てによる未上場の会社の社外役員として勤務することになり、今に至ります。辞めてからたった1か月半。。。これもご縁だなとお引き受けさせていただいたのです。
彼女の言葉で一番何が刺さったかというと、「あとに続く女子の為に、社会で頑張ってほしいんです」との言葉。彼女は、男女共同参画事業に関わり彼女自身も子育てしながら、がんばってキャリアを積み上げています。そんな彼女にそう言われたら、そして、私が長年ずっと思い続けている、女子が子育てを期としてそれまでの何かをあきらめることなく、幸せに生きてくためには、を考えたら、断りする訳にはいかない。キレキレな自分ではないけれども、DIVERSITYの一つとしてはいい例だろうし、もしかしたら体現することによって勇気づけられる女子たちがいるかもしれない。根は真面目で勉強熱心ですが、お察しの通り、昨今の「女性役員を3割置かねば!」「彼女のポジションを置かねば上場出来ない!」という流れに、ポンとのっかったラッキーな状況だとご指摘を受けるのは想像に難くありませんが。
…ということで、現在に至ります。

ブラン子としてこの数年学んだことは、
①仕事をしながらの子育ては、ライフ・ワーク・バランスとは何ぞやなどと高尚なことは言ってられない(常に頭に置いておくのは大事だけど)。とにかく、毎日が必死過ぎて、睡眠時間を確保するので一杯一杯。
②実は、本当に人としての格差は存在していて、分かり合えないこともある
③社会の一部だけが、グローバルに合うように加速していて、その一部以外は実は昭和の時代と考え方が変わっていない。
④でも、みんながんばってる

まあ、あやふやですがこんなところでしょうか。

で、なぜ再び書いてみようかと思ったかというと、数年経っても、環境が変わっても、私の思うところは一緒で、

・女の子達は志高く楽しく美しく生き抜いていってほしい。男女平等という言葉に振り回されることなく(選択肢としてはあるべき)、心地よい生き方を堂々としてほしい。
・「お母さん」という立場だけでも十分立派と胸を張り、でも、次世代を真剣に育てているのだ、と見本となるべく矜持を持ってほしい
・キャリアブレイクがあっても、組織の中で責任のある仕事に復帰することが可能である、もしれない

ということを、一女性として発信していきたいと思ったからでした。
といっても、もうVERYの申真衣ちゃんみたいな可愛くて優秀な方も多く世の中に出ている昨今。経歴は彼女とかなりかぶっているとはいえ、私は世代も上なので、もしかしたら現状把握も古いのかもしれない?けれども、日々思うことを書いていきたいと思います。
軽い気持ちで読んでいただければ、嬉しいです。



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