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ボルサリーノにタンゴパンプスー私の性自認、性的志向、ナルシシズムのこと 16

なんか、元交際相手に対してのただの愚痴になってる気がしないでもないが、分かる人にはそんなことがこのマガジンの趣旨じゃなくて「こいつは己のコンプレックスについて嘆いてる、苦しんでる」って分かるはずだから気にしないで続けるぞ。あと、結構体調がしんどく頭がバカになっているので文章はより支離滅裂になってると思う。「この話、この間読んだばかりなんですけど?」ってのもあるはずだ。ご容赦ください。

「自分とどこか似た人や趣味、関心が同じような人を好きになってしまうのは、自分がナルシシストだからだ」と二十歳くらいの時に気づいたという話をいつも散々してるけれども、一緒にいて楽しくないんだよねぇ、趣味が被らない人って。ていうか、趣味(ホビーの意味でもテイストの意味においても)が似てない人とどう付き合っていいか分からん、ってとこか。そういう相手とは何を喋るの?どこに出掛けるの?って。話がきっと続かないし、沈黙が続きそう。いや、沈黙が苦痛じゃない相手ってのはいるんだけども、それはなんか知り合って長いとか、そうでなくても何となく気の置けない人だし。よく分からんが、全然趣味が違う人と自分の興味ない場所へどこかに遊びに行って楽しかったって経験が私にはないんだよな。う~ん。好きな人とならどこに行っても楽しい、何をしても楽しいって世界線ってのはきっとあるんだろうと思う。けど、趣味や精神性ってかコアな部分が似てない人を好きになったことって一度でもあったかな、わたくしは。

「恋人や配偶者とは、好きなバンドや絵画をきっかけに知り合いました!今でも一緒にライブや美術館に行ってます!」って話を見聞きすると、すごい羨ましくなるんだよね、私。もちろん、全部の趣味嗜好が被ってる人なんていないし、そこまでは当然求めるわけがないけど。なんだろな、例えばさ、下らないっていうかどうでもいいことでケンカ(?)したいのよ。
「'Substitute'はやっぱオリジナル、The Whoのが最高だべ?」
「いや、ラモーンズのカヴァーの方が私は好きだわ~」ってお互い譲らないけど結局
「ま、どっちもカッコいいよな」ってことで落ち着き、大笑いした後に今日はもう遅いから寝るか、みたいな......ああ、なんか妄想入ってますかね。私は吐き気がするほどロマンチストだからしょうがないのだ。あ、どうでもいい、要らん情報かも知れんが、例の元交際相手とは書物や絵画、学問等の趣味/傾向は驚くほど似ていたのに音楽の趣味だけは全く合わなかった。音楽を嗜む方だったんだが、音楽の話はほとんどしたことがない。

でもよ!趣味嗜好全然被りません、っていう幸せカップルって、嫌味や皮肉全くゼロで「スゲー!」って思うの、私は。なんていうか、それはなにで結ばれてるのだ?一緒にいると安らぐとか?ルックスがお互い好みとか?あとはなんだ、利害が一致してる上、一緒にいるのが苦痛じゃないからとか?分からん、分からんのだ。私には。趣味嗜好が似てる人同士って共通の話題も多いわけだから、知り合って、近づくきっかけに大いになり得る。ああ、なんだろ、趣味嗜好が似てない人を恋愛対象としては好きになれない私はなんか、本当にしょうもない人間だなって。人として劣ってる感がある。

ええっと、遠い遠い過去を思い出してみますと、私を恋愛対象として好きだと言ってくれた人ってのは、私の何が好きだったんでしょうか(そんなことここで訊かれても知られねぇよって?そりゃそうだが)。人はそれぞれユニークな存在だっていっても、アナタ、別に私みたいなタイプじゃなくてもよかったんじゃ?って人ばかりだった気がする。う~ん、私の好きな人や交際相手が、私よりもっと趣味嗜好や精神性が似てる、主義主張が同じ人になびいてしまうとかならばそりゃしょうがねぇよな、当然だわなって諦めもつきそうなんだよね、悔しいには違いないが。でも嫉妬はあんまりしないかな。不思議(?)と劣等感に苛まれる気がしない。そりゃそっちに行っても当たり前だわなって自分の中で納得できるっていうかさ。けど、私のことを「君みたいな趣味嗜好が似てる人やユニークな人なんて今まで出会ったことがないよ!珍しい鳥!大事にする!君といると世界が何倍にも広がっていく。こんなことは初めてだ。一緒に新たな世界を構築しよう」とまで言っていた人たち(そう、例の元交際相手だけではないのです)が、「普通っぽい」感性や趣味を持った(とはいっても私とは見た目や社会的地位が雲泥の差)の人に走ってしまうという苦い経験を幾度もしている。
普通っぽい、ってのはこれまた語弊があるだろうが、いわゆるマジョリティ趣味のことね。「マジョリティ趣味の人にも色々います!」って声もあるだろうが、まぁ私がマジョリティ趣味じゃないのは明らかだし、マジョリティ趣味ってのは色々な階層にもいるんだよな。某テーマパークが好きで、持ってるバッグや財布のブランドはVやP、流行り/人気の芸能人やアニメ、音楽が好きで、某コーヒーチェーンで限定のなんとかフラペチーノを友達と飲みに行く、長期休暇にはハワイや韓国行きたいね~みたいなさ。え、偏見ですって?けど私の中の「普通っぽい趣味の人像」はそんな感じ。いや、マジでバカにしてるんじゃないの。羨ましいの。わたくし、子供の頃から普通の趣味や感性を持ってる人になりたくてしょうがなかったし。無論、マジョリティ趣味の人には苦しみがないなどというバカなことを言ってるんじゃないよ。ああ、何言ってるんだか分からなくなってきてる?でも、
「君みたいな人に出会ったことなんかない!もう、絶対大事にする!離さない!」って私を大絶賛してた交際相手がそういう普通っぽい人になびくのがなんか悲しくてさ。めちゃ劣等感を抱いてしまうんだわってこと。
あ、そうそう、若い頃から
「Noeさぁ、オレよりもっと趣味が似てたり、話の合う男と付き合えばいいのに」って複数の交際相手に言われたことがあるんだが、あの真意は?遠回しに「お前と別れたいんだけど?」って言ってるってこと?それともスネてみせて私を試してたんか?でも、そういうことを言ってきた人たちこそ、過去にも先にも私より趣味の面で全然被ってない人と付き合ってたりするんだよな。もう、ワケワカラン。

あとはあれだな、前述のように趣味が同じカップルを超羨ましく思うんだけども、割としょっちゅうSNSとかで見かける
「嫁や彼女が『ライダースやバンドTシャツ着るなら一緒に歩かないわよっ!』って言ってる(泣)!」ってのはノロケの一種なのか?って思うのよ。まぁ、尤も一緒に歩かない自由もあるのだが、付き合う前からそーいうのが好きなのは知ってただろうに、何故!?とは思うわけ。じゃぁ、旦那や彼氏のどこに惹かれて交際したんだよぉ!とも。人間性や社会適合能力、見た目(生まれつきの造形)か?わたくし、そりゃもう敵わねぇ。そういうのにめちゃ劣等感憶えちまう。私は下らない、コンプレックスありまくるゴミ人間だからさ。出自や見た目、勉強してもダメダメな頭、不器用な動作など、自分じゃどうしようもないことで自分が劣ってると感じるのは辛いし、いくら自分で中身や外見を磨いてみても「可愛いは正義!」には太刀打ち出来ん。いくら相手が自分と趣味や主義主張が違ったとしてもそんなのは割とどうでも良くて、結局見た目が良かったり心映え優れた人を選ぶよねぇ、そりゃ、ってさーーうん、分かってるよ、嫌って程にそれは自分の問題だってことが。私のような奴は、誰からもまともに(?)は好かれずにきっとずっと独りなんだろうなってことも。苦しいねぇ............。最近、それを改めて思い知らされることがあって、打ちひしがれている私であった。けどよ!私は夢想家だから、きっとナイト(騎士)?いや堕天使でもなんでもいいんだけども私を連れて行ってくれる人がいるって信じてるのだ。私が連れて行くでもいいんだが。