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Other People,Same Planet


※タイトルは私の大好きなバンド、The Only Onesの名曲、
'Another Girl,Another Planet'をもじったつもり.....

虐待、いじめをする人たちのことをずっと色々と考えていますが、実は彼らの大半は広く言われているように「人の心がない」のではなく、むしろ人間らしすぎるのではと私は思っています。彼らは心が温かいと言っているのでも援護しているのでもありません。業や欲というのは人間しか持ちえないのではないかと......。

また、彼らは「話が通じない」「人の気持ちが分からない」などと言われていますが、これは向こうからしたらこちらこそそうなんだと思います。言いがかりをつけているというよりは。なんだかSFめいていますが、人類皆お互いに宇宙人なんだと思うのです。乱暴な言い方が許されるならばどっちが、誰がいい悪いとかではなくて。「たまたま」この場所この時間でどっちが多数派かって問題じゃないかって......。

もう何年も前に、どこかの国で(アメリカだったと思いますが自信がない)、食器乾燥機にペットを入れたら死んでしまって「説明書には『ペットを入れてはいけない』などとは書いてなかった!」と訴訟を起こしたという話がありましたが、あれは本気なんでしょうな、言いがかりではなく。虐待目的でそうしたのではない(お金目当てということはありえそうですが)。親が子供を虐待しては「しつけのつもりだった」と言っているのをよく見ますが、あれは罪を軽くするための弁護士の入れ知恵や、言い逃れではなく本気でそう思っている可能性が高いと私は思います。中には嗜虐趣味の加害者もいるに違いないですが、毒親やハラスメント加害者の多くは本気で「正義」「悪い奴を懲らしめる、正す」「そうされても当然」「〇〇しないように/するようにと教わってないから」と思ってやっているのでしょう。道理で話が通じないはずです。「普通は」食器乾燥機の説明書に動物を入れないでくださいなどとは書いていなくても分かる、「普通は」子供や配偶者等に暴言暴力をしないだなんて言ってみても彼らの前では無意味です。

極論を言ってしまえば、誰もかれもがお互いに異星人なんだと思います。ただし......話が通じなかったり心が通わなくても共存出来る場合とそうでない場合があるでしょうね。出来る出来ないというより、むしろしたい、したくない場合があると言うべきでしょうか。共存する、逃げる、闘う。どれが最善(得策?)かはその時々によっても違うはずです。みんな異星人、宇宙人とは言ってはみても、同じ時間、場所に存在しているわけでして......。