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日本国憲法より十七条憲法

地方自治法改悪案が,とうとう衆議院を通過してしまいましたね。
極悪傀儡政権が"あちら側"からの命令を日本中に徹底させる下地ができつつあります。
それでも現憲法下では,💉の義務化や強制ロックダウンはできませんが,人権条項廃止,緊急事態条項追加など日本を破壊する憲法改悪がなされれば,3年前に中国,欧州,豪州などで起こった悲劇が日本でも現実になります。
さらにパンデミック合意やIHR改訂が可決されれば,"彼ら"の好き勝手出来る世界に。
ここまであからさまに論理の破綻した地方自治体法-日本国憲法-パンデミック合意が同時に進められている現状に,全て繋がっていると考えない方が無理があるのですが。

憲法改正について,2年近く前に記事を書きました。

この記事で,私見として,

現在の自民党案による改憲は断固拒否するという点では護憲派と一致しますが,私は憲法改正肯定派です。かといって改憲・創憲とも少し違って,憲法という概念を変えるというか戻すというか,同じ考え方の人にお会いしたことが無いので,大間違いなのかもしれませんし,ただの夢想家か変な奴なのかもしれません。

大きな問題は,明治維新の時に"Constitution" を"憲法"と訳してしまったこと。それが,日本の国体を揺るがす原因の一つにもなっているのではないかと思います。

明治維新以前は,日本人の思い描く憲法と言えば十七条憲法です。同じ"憲法"でも十七条憲法と日本国憲法は概念・位置づけが全く異なります。

十七条憲法のように,日本という国はどのような国か,国体を維持するために日本人としてあるべき姿,取るべき行動,心得とは何かを日本国憲法として制定する。

と書いています。

これまで同じ考えの人を見かけたことがありませんでしたが,先日,チャンネル桜の討論会において,及川幸久氏が"Constitution" を"憲法"と訳したことが根本的間違いであることを指摘されていました。

さらに,この討論会の中で,及川幸久氏も水島聡氏も,改憲や創憲などではなく,十七条憲法を日本国憲法とすればよいと発言されています。

この劣化・腐敗した現代日本に,1300年続いた十七条憲法を越えるものを創出できる能力はありませんから,及川・水島両氏の言う通り十七条憲法に戻すことも理にかなっているように思います。

そんな古代の憲法に戻したら,先進国から脱落し江戸以前の貧困に喘ぐ社会に戻ってしまうのではないか,という声も聞こえてきます。(既に日本は先進国から脱落してますし,先進国と言われる国々が先進国で無くなりつつありますけどね😭)

おそらく,そんな方々は,十七条憲法といえば「和を以て貴しとなす」で終わってしまい全文を読んだことのある方も殆どいないのでしょうし,誤った歴史教育のおかげで,
「戦国時代は日本中が戦ばかりで平民は虐げられていた」
「江戸時代の農民は重税に苦しめられ生きるのが精いっぱいだった」
と教えられたことを信じているのでしょう。
私もそうでした。
しかし,正しい歴史を学んでいくと,それらが日本人を貶めるために作られた偽りの歴史であることが分かります。

戦国時代,戦は山や農作物の収穫を終えた田畑で行われるものであり,街中で行われるものではありません。
しかも,農作物・田畑の補償や死体の後始末などの費用が農民に事前に支払われていましたし,戦が始まると高台の上から戦を見物する人々も多くいたそうです。
戦の後,農民たちは,支払われた費用で,遺体を手厚く葬るとともに,持ち物から亡くなった人が何処の誰かを調べ,亡くなった人の里へ武具などの遺品を送り返していました。

また,江戸時代,お伊勢参りは国民にとって一大イベントで,毎年200万人,最盛期は500万人がお伊勢参りをしていたとのこと。
人口2500万人でその9割以上が農民だった時代に5~12年に1度は伊勢参りに行っていた計算になります。重税に苦しみ,食うものも困るその日暮らしの人々が往復1カ月以上の旅行をできるものでしょうか?
現代日本人は,年1回の温泉旅行が関の山で,1カ月の旅行に行ったことがある人などほぼ皆無でしょう。

準氷河期に寒冷化の影響で何年も不作が続くと,日本中の米が集まる大阪でさえ米が無くなったそうですから,そんな時は日本中で子供を売ったり餓死者が出たりすることもあったかもしれませんが,江戸時代全般がそうだったら天下泰平の世が260年も続きませんよ。

時代劇などで,虐げられガリガリにやせ細った農民の姿や,戦の後に死者の刀や金目の物を奪い合う人々を描いているものもありますが,それは隣国での光景です。
映画会社やテレビ局に蔓延る,日本の歴史や日本人の精神性を知らない方々が作っているのですから,日本人も自分たちと同じことをしたに違いないという妄想を映像化しているだけです。
それを日本の歴史のように語る有識者ってのは,医療メジャーから金貰って💉を絶賛するセンモンカって輩と同じです。


もし,我々が教えられた歴史通りの悲惨な社会であったのなら,その頃,日本を訪れた外国の人々が,日本人に驚愕してこのような言葉を残すでしょうか。

第一に、私たちが交際することによって知りえた限りでは、日本人は今までに発見された国民のなかで最高であり、日本人より優れている人びとは、異教徒のあいだでは見つけられないでしょう。彼らは親しみやすく、一般に善良で、悪意がありません。驚くほど名誉心の強い人びとで、他の何ものよりも名誉を重んじます。大部分の人びとは貧しいのですが、武士も、そうでない人びとも、貧しいことを不名誉とは思っていません。

フランシスコ・ザビエル

日本人の間には、罵倒、呪詛、悪口、非難、侮辱の言葉がなく、また戦争、借用者、海賊の名目をもってなされる場合を除けば、盗みは行なわれず、窃盗行為はひどく憎悪され、厳罰に処せられる。

アレッサンドロ・ヴァリニャーノ著『日本巡察記』

人々が正直である国にいることは実に気持がよい。私は決して札入れや懐中時計の見張りをしようとしない。錠をかけぬ部屋の机の上に、私は小銭を置いたままにするのだが、日本人の子供や召使いは一日に数十回出入りしても、触ってならぬ物には決して手を触れぬ。

米国・動物学者 エドワード・シルヴェスター・モース

日本人は必要にして有益な場合、その器用さと発明心を発揮する。そして勤勉さにおいて、日本人は大半の民族の群を抜いている。彼らの鋼や金属製品は見事で、木製品はきれいで長持ちする。その十分に鍛えられた刀剣と優美な漆器は、これまでに生み出し得た他のあらゆる製品を凌駕するものである。農夫が自分の土地にかける熱心さと、そのすぐれた耕作に費やす労苦は、信じがたいほど大きい。

スウェーデン・医師・博物学者 カール・ペーテル・ツュンベリー

ほんの昨日のことであったが、革帯が一つ紛失していた。もう暗くなっていたが、その馬子はそれを探しに一里も戻った。彼にその骨折賃として何銭かあげようとしたが、彼は、旅の終りまで無事届けるのが当然の責任だ、と言って、どうしてもお金を受けとらなかった。

イギリス・旅行家 イザベラ・バード

日本人は信用すべしと認められる。彼らは第一の目的である名誉に邁進する。また恥を知るを以て漫に他を害うことは無い。彼らは名誉を維持するためには喜んで生命を捨てる。

フランス フランソア・カロン著「日本大王国志」(1648年)  

日本人は自分の子弟を立派に薫育する能力を持つてゐる。ごく幼い頃から讀み書き、法制、國史、地理などを教へ、大きくなると武術を教へる。しかし一等大切な點は、日本人が幼年時代から子弟に忍耐、質素、禮儀を極めて巧みに教へこむことである。われわれは實地にこの賞讃すべき日本人の資質を何度もためす機會を得た。

ロシア帝国・海軍軍人 ヴァシーリイ・ミハーイロヴィチ・ゴロヴニーン

日本民族の勇気、万邦安泰の礎たらんとする熱誠、自然や神々との緊密な結びつき、歴史の連続性、文化の奥深い独創性などからして、日本こそ、明日の文明の座標軸の一つとなってしかるべきではないでしょうか。

フランス・作家 オリヴィエ・ジェルマントマ

誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、そして機嫌の良さがありありと現れていて、その場所の雰囲気にぴったりと融け合う。彼らは何か目新しくすてきな眺めに出会うか、森や野原で物珍しい物を見つけてじっと感心して眺めている以外は、絶えず喋り続け、笑いこけている。

1886年 タイムズ誌

日本人ほど愉快になりやすい人種はほとんどあるまい。良いにせよ悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。そして子どものように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続けるのである。

スイス通商調査団

通りがかりに休もうとする外国人はほとんど例外なく歓待され、「おはよう」と言う気持ちの良い挨拶を受けた。この挨拶は道で会う人、野良で働く人、あるいは村民から絶えず受けるものだった。

イギリス・ジャーナリスト ジョン・レディー・ブラック

人々は楽しく暮らしており、食べたいだけ食べ、着物にも困ってはいない。家屋は清潔で日当たりも良くて気持ちが良い。

初代駐日本アメリカ合衆国弁理公使 タウンゼント・ハリス

おそらく日本は天恵を受けた国、地上のパラダイスであろう。人間が欲しいというものが何でも、この幸せな国に集まっている。

プロシア・商人 リュードルフ

貧乏人は存在するが、貧困は存在しない。金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。みな同じ人間だと心底から信じる心が、社会の隅々まで浸透しているのである。

イギリス・日本研究家 バジル・ホール・チェンバレン

これらは,日本人が勝手に自画自賛しているものではなく,17~20世紀に日本に来た外国の著名人が残している言葉です。
反日日教組や傀儡メディアがどんなに歴史を捏造しようとも,これらの歴史書が日本の本当の姿を物語っています。

我々が教えられた悲惨な江戸時代よりも,現代日本の方がよほど悲惨で厳しいことが分かります。
以前書いた,厳しい監視や言論統制下でメディアの洗脳により「私たちは幸せだ」と思い込ませるのと同じ手法で,昔は今より酷かったのだから,今はまだ幸せだと思い込まされているだけです。

その根本原因は,古来の日本人が持っていた価値観を破壊され,金と権力こそ正義であり幸福だと洗脳されたことであることが,最後に引用したチェンバレンの言葉に現れています。

日本人が幸福になるためには,現在の押し付けられた憲法ではなく,十七条憲法のような日本人が尊ぶ憲法を掲げ,日本古来の精神性を取り戻ことが大事なのではないでしょうか。

聖徳太子が実在の人物ではないなどとその功績を抹消しようとする自称有識者は,日本人が日本精神を取り戻すと困る連中に命令されているのかもしれませんね。

長くなってしまいましたので,十七条憲法については,また別途解説したいと思いますが,検索すれば原文も現代語訳もたくさん見つかりますので,是非ご覧になってみてください。


てところで,先ほどのニュースで,トランプ裁判は有罪判決だそうで。
5年前のポルノ女優の口止め料を政治資金から支払ったという無理やり捏造した軽犯罪(時効2年)を,別の大きな犯罪を隠すためだったと重犯罪(時効5年)に格上げしたくせにどんな犯罪を隠したかは言わないという,支離滅裂な裁判を陪審員は12人全員一致で有罪判決。
そりゃ,トランプが大統領になったら,全員監獄行ですから必死でしょうが,もう法律も正義もないことを世界に知らしめたってことですね。
民主主義を守るなどと,どの口が言うんでしょうね。
まぁ,それを嬉々として「やっぱトランプは大罪人だぁ!」と報道する日本も完全に終わってますけど。

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