ミニマリストの眼鏡はこうであってほしい。
私もかつてミニマリストにあこがれ自身の持ち物を減らしたことがある。
残念ながら、あと2歩…3歩…のところでモノを絞り、整理することが出来ず断念した。どうしても、無数にあったメガネを処分しきれなかった。
ワードローブを固定化するセンスがなかったのも一因だと思う。
メディアに取り上げられるミニマリストは
選ぶモチモノも身に付ける服のサイズも、周りの空間さえもセンスが良い。
そして、何よりイメージがクリーンで清潔感がある。
そんなミニマリストには眼鏡を2本持ってほしい。
1本ではダメで、3本だと多くて用途が絞り切れておらず、ムダが多くなる。
ただ、この2本をどのように組み合わせるかはその人次第である。
メイン+サブ
休日用+仕事用
遠近両用+老眼鏡 など、組合せは自由。
そして、1本は良い眼鏡を掛けてほしい。
ここでいう良い眼鏡と言うのは本格眼鏡だ。
作りもデザインも価格もそれなりの眼鏡を持ってほしい。
シンプルを突き詰めるミニマリストにとって、アイテム一つひとつの印象はとても大事である。
激安の眼鏡を複数本使いまわしている方もいらっしゃるようだが、正直損している。
まず、素材のチープさは否めない。また、そのようなお店で購入した場合、残念なことに調整を上手にされていないことが多く、気づかない内に眼鏡が斜めだったり、テンプル(つる)が耳元で浮いて変な角度で眼鏡を掛けている方も多い。
それは顔の印象を台無しにし、視力にも良くない。
場合によってはだらしないと判断され、スタンスまでも否定されてしまう。シンプルでクリーンなイメージが仇になる。
本格眼鏡なら複数本に分けなくても、機能や対策を1本に集約できることが多い。かつ、物持ちが良ければフレームは5年以上は耐えるし、視力が変わってもレンズだけ交換すれば良いので経済的である。
もう1本は激安でも本格でも良いと私は思っている。それは用途や懐具合で調整していい。
1本しか持たないと、もしもの時やTPOに合わせた対応が出来ない。そして、その1本に負担がかかり眼鏡の寿命が短くなる。
反対にスペアを持ちたい、用途に合わせもっと掛け替えたいと思う方もいらっしゃるようだが、だいたい人は眼鏡を3本以上持つとメンテナンスが行き届かない。もし、1本が使いにくくになっても「いつか直すから良いや」「別の眼鏡があるから良いや」と先延ばしにし、結局ゴミと化してしまう。
2本であれば、メンテナンスも目が行き届くし、大事に使おうとする精神が生まれ、結果眼鏡も長持ちする。眼の健康にとっても眼鏡を良い状態にキープすることが好ましい。昨今のサスティナブルにも一役買う。
あくまで、ここで述べたのは個人の見解もはいってるので賛否はあると思う。しかし、眼鏡士としての立場から申し上げると是非推奨したい。
ミニマリスト以外の方にも通ずるものがあるだろう。
参考にしてほしい。
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