里山社版元日誌(2024年4月3週目)
4月14日(日)
朝からレンタカーで唐津のシアターエンヤへ。映画館がほしいという市民の声を受けて22年ぶりに唐津にできたという映画館。三宅唱監督『夜明けのすべて』を見る。生活は送れる程度の精神的疾患を抱えるふたりの男女の再生への日々。とても良かった。精神的な問題が過剰に重要なことだったり特別なことでなくなったことを、そのままに描いているし、しかしそれらがいまだ特別で重要なことと捉えがちな社会や世間の中に生きていることもそのまま描いている。映像と編集のバランスがすばらしい。唐津