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里山社版元日誌(2024年4月5週目〜5月1週目)

4月29日(月) 月曜の祝日、いつもオマケみたいでありがたいと感じる。木村セツさんの富山原画展に向けて在庫数を確認。まだ大丈夫。『その猫の名前は長い』翻訳者の赤字戻しを転記。あとは本国への質問回答待ち。「里山通信1号」に入れる対談原稿整理。現場で聞いていた以上に遠く先を見すえた言葉の選択と思考の深さに唸りつつ。0号との差すごい。 4月30日(火) 新刊「でたでる」の240文字の原稿を。いつまでもたっても時間がかかる作業。夕方整体。やっぱり天気で体調が違うのを首の痛みで如実に

    • 里山社版元日誌(2024年4月4週目)

      4月21日(日) 雨の一日。午後整体へ。先週の唐津ドライブの凝りがとれないまま一週間過ぎた感じ。昨夜の深酒を怒られる。 4月22日(月) 「寝た子なんているの?」朝日新聞の記事でAmazonが一気に動くが、書店から注文が少ない。リリースをTさんに頼んで作ってもらう。さらにMさんに里山通信に掲載する今野書店の対談原稿の粗まとめをお願いする。この体をいったん痛みのない状態に戻したい。長距離ドライブに耐えられるようにしたい。仕事を減らすぞ。助っ人さんとても助かる。「猫」で原書の不

      • 里山社版元日誌(2024年4月3週目)

        4月14日(日) 朝からレンタカーで唐津のシアターエンヤへ。映画館がほしいという市民の声を受けて22年ぶりに唐津にできたという映画館。三宅唱監督『夜明けのすべて』を見る。生活は送れる程度の精神的疾患を抱えるふたりの男女の再生への日々。とても良かった。精神的な問題が過剰に重要なことだったり特別なことでなくなったことを、そのままに描いているし、しかしそれらがいまだ特別で重要なことと捉えがちな社会や世間の中に生きていることもそのまま描いている。映像と編集のバランスがすばらしい。唐津

        • 里山社版元日誌(2024年4月2週目)

          4月7日(日) 昨日から始まったセレクション展に参加させていただいているギャラリー、エウレカへ。何を表現したかではなくどう表現するか。里山社の本も丁寧に並べていただいていた。感謝。午後、舞鶴公園のベンチで電話ミーティング。夜、Netflix『涙の女王』。 4月8日(月) 午前中、レイアウトワーク。月と犬で待ち合わせのようなミーティングのような。思いは皆近く、違い、交差している。その接点をタイトルとして小さな集まりを催していきたい。雨がやまない1日。夜、井戸川射子『ここはとて

        里山社版元日誌(2024年4月5週目〜5月1週目)

          里山社版元日誌 4月1週目

          版元日誌、突然はじめてみる。 2024年4月1日(月) ようやく6月に出す韓国翻訳短編小説集を入稿。3月ずっと小脇に抱えて手がつけられないまま一緒に旅してしまった。ようやく作業が一気に進んで、清々しい。ずっと終えられないことで焦っていたことに気づく。明日から展示準備にかかるので終えられてよかった!夜9時、木村セツさんに来週から始まる原画展のキャプションへの追加取材で電話。95歳の人にこんな遅くに電話していいのかと思ってしまうが、相変わらずお元気。こちらも元気になってしまう。

          里山社版元日誌 4月1週目

          8/1 『ヘヴィ あるアメリカ人の回想録』読書会@忘日舎 〜清田のメモから〜

          コロナウイルス感染爆発状態によりオンライン開催となった読書会。立ち上がりは不安だったが蓋を開けたら21名の方々がご参加くださり、ありがとうございます。また今回、みなさん読み込みが深くてメモを書く手が止まりませんでした。そのなかの一部、まとめました。知識も浅いうえ、あたふたと現場で司会をしながらとった、私のメモと記憶を頼りにしたまとめ。抜けもある不備なメモなもので、あくまで私(清田)の主観として、印象に残ったことを、ここに記しておきたいと思います。 訳者:山田文さん *昨今

          8/1 『ヘヴィ あるアメリカ人の回想録』読書会@忘日舎 〜清田のメモから〜

          新刊『ウジョとソナ 独立運動家夫婦の子育て日記』についてご紹介します。

          7月15日発売。里山社では初めてとなる韓国の翻訳書です。 「国や民族の幸福のために努力しながらも、けっしてそのために個を犠牲にしてはならない。全体は個でなりたつが、個なくしては全体はない」 本書の原作である日記を綴った、ヤン・ウジョが遺した言葉です。すべての時代の、すべての国の人に響く言葉ではないかと思います。 いつの世もどの国にも普遍な、親子の話です。 それでいて、アジアの中の日本の存在がしっかりと描かれている本です。 時は1930-40年代。祖国・韓国は日本の植民地

          新刊『ウジョとソナ 独立運動家夫婦の子育て日記』についてご紹介します。

          2020年4月以降、全国の通販で買える個人書店一覧(2021/09/02更新)

          新型コロナウイルス感染拡大による4/7の政府の緊急事態宣言を受けて、チェーン書店のみならず個人書店も売り上げ減少、または営業自粛に追い込まれつつあります。 実店舗に行くことが難しい現在、Amazonなどの大手通販サイトを利用することも可能ですが、個人書店を普段から応援している方々は、実店舗に足を運ばずとも各店舗から直接購入できる通販、または配送サービスのあるウェブサイトがあります。今回、その一覧表を作りました。基本的に新刊を扱うお店が中心ですが、古書店も入っています。サイト

          2020年4月以降、全国の通販で買える個人書店一覧(2021/09/02更新)