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「医食同源」台湾の薬草文化

薬草(青草)のお店やカフェがどんどんオシャレになって面白い台湾。日本では薬事法の関係で使えないものも、普通にカフェや屋台でも食べられるし、食材として分けてもらえます。

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「薬と食の境目?台湾ではないかな。医食同源だから。あえて薬膳って言わないよね。自然に料理に使ってる。」とのこと。

台湾では普段の暮らしに普通に溶け込んでいる文化なのでした。

いくつかのお店で使い方を聞いてみました。トウキやどくだみ、仙草は知ってるけど、他は全く知らない草がずらり。選び方がわからないので、鍋とか料理に使える青草のオススメを聞くと、サンプルをいろいろといただきました。日本語での薬草教室もされていて、興味ある方は台湾に行くと学べます。

四物湯と四神湯の違いって?

台湾の屋台などで見かける2つの湯(スープ)。

四物湯は日本の漢方薬でもありますよね。血の巡りをよくしてくれる生薬で、体を温める効果があるので、秋から冬にかけてよく食べられます。生理後の補血として家庭でもよく作るとか。

ベースとなる4つの生薬は当帰、川芎、芍薬、大棗ですが、これだけだといかにもな漢方薬になっちゃうので、台湾薬膳の先生によると、桂枝、甘草、クコ、棗などを加えて食べやすくしているところが多いのだそうです。

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写真:四物湯

四神湯は、疲労回復の民間療法。茯苓、蓮子(ハスの実)、淮山(ワイサン)、芡實(オニバスの実)で豚のモツを煮込んだスープ。薏苡仁なども加えて、春や夏の湿気が多い時に食べるものだそう。

台湾の薬草と中国語

中国語がわからないと、まず何に薬草なのかがわかりませんが、日本で使われている薬草は、生薬名を書けば通じることも。

よくみる台湾の薬草

九層塔 台湾バジル
魚腥草 ドクダミ
艾草  よもぎ
咸豐草 センダングサ
狗尾草 エノコログサ
紅田烏 ツルノゲイトウ
雞鵤刺 ノアザミ
白鶴草 ハッカクレイシ
洛神  ローゼル
抗菊花 コウキクカ
金線連 キバナシュスラン
鳳尾草 イノモトソウ
牛乳埔 イヌビワ

青草カフェ&ショップ

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