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どのストーリーを信じていきたいのか?

「サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ」


ここ数年の中で、かなりの衝撃を受けた本に間違いない。
人類史を見ながら人々の幸福を問う。
その変化は、人々の人生をより幸福にしたのか?

視点が面白すぎる。このコラムでは、私の感想を書いています。

私は、ホモ属のサピエンス種です。
祖先は、約15万年前に現れたそうです。
その頃は、この地球上では6種類の人類種が暮らしていたらしいです。

ホモ・ネアンデルタール(ヨーロッパ/西アジア)
ホモ・エレクトス (東アジアのホモ属)
ホモ・ソロエンシス(インドネシア ジャワ)
ホモ・デニソワ(シベリア地域のホモ属)
ホモ・エルガステル (働くホモ属)
ホモ・サピエンス (ワタシの祖先)

私たちのような「ヒト」の種類が、当時は6種類地球上に住んでいたんだ。
いや〜〜〜ロマンを感じる。
ジャワ島のホモ属のヒト達は、平均身長が1Mで、体重25kgだったんだって。小さなホモ属。ネアンデルタール人は、りりしく大柄だったんだって。小さなホモ属と大きなホモ属のヒト達、会ってみたかったな〜。

アフリカで出現した、私たちの祖先ホモ・サピエンスは、とてつもない長い時間をかけて東へと移動していき、7万年前の「認知革命」を機にこの地球上でただ1種類の人類種として残る。
ジャワの小さなヒトたちが絶滅したのは、1万3千年前頃。その頃日本は、縄文時代の始めである。
縄文人はジャワの小さな人に遭遇したのだろうか?

想像する力

認知革命を機に、ホモ・サピエンスは地球上で1種類の人類種として生き残る。

「認知革命」=想像する力=Imagination

ホモ・サピエンスの想像する力は、様々なストーリーを生み、人々はそのストーリーを信じ、協力し合い、様々な社会を作ってきた。

ストーリーって、どんな?

神話であり、宗教であり、国家、資本主義、コーポレーション、お金というストーリー、法律、、、。

私たちはあらゆるフィクションのストーリーを生み、そこに価値を見出し、信じ、正義とし、対立することもしばしばある。
近年、人気のストーリーは、資本主義というストーリーらしい。
そこにはお金というストーリーがあり、人々はその力を信じやすい。

どのストーリーを信じていきたいのか?

ホモサピエンスは、この地球上で権力を持ち、繁栄と発展を続ける上で数々のストーリーを作って来た。

果たしてその繁栄と同時に人々は幸福も感じているのか?

私はどのストーリーに価値を見出し、信じていきたいのか?

どのストーリーが私を幸せに導いてくれるのだろう?

「いやいや、違う。
そこにあるストーリーに乗っかるのは簡単なこと、
いったん乗っかれば自分で考えなくても良いのだから。」

「自分がどうなりたいのか、自分で望むストーリーを自分自身で作っていく方が生きていて面白いのでは?」

筆者のハラリさんは、そう私に投げかけているよう。

私のストーリーを、
自分の心がしっくりくるものを感じながらストーリーを紡ぎあげていく。

そんな風に行けたら確かに良い。 

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