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ハーブのポテンシャル

節気は小満を迎えている。

小満:万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始める

確かにこの時期の緑はまぶしいほどに青々しく、みなぎるエネルギーを放っている。
裏の畑では、夏野菜の苗は雨が降るごとに目に見えて大きくなり、畑の周りの雑草も同時に茂る。
ドクダミに負けじとペパーミントが競うように伸びている。

数年前から、家の周りにいくつかハーブを植え出した。
ハーブのポテンシャルってすごいかもっと気付いたのには、いくつかのきっかけがある。

小さい頃から胃腸の強い方ではなくて、お腹が痛くなるたびに母親から正露丸を与えられていた。胃腸薬はもう飲んではいないが、この胃腸を助ける何かないかな〜と常に思っていた。

高2の時一年間、アメリカ、ミシガンの田舎の高校へ留学をした。ホームステイ中、風邪をひく度にホストマザーが蜂蜜入りのカモミールティーを作ってくれた。それを飲むと、喉の痛みが落ち着き、よく眠れた記憶がある。

集落のご近所さんたち何軒かは、金柑の木を植えている。
収穫の季節になると、どっさりと金柑を持たせてくれて、
「砂糖で煮てシロップにして、お湯で割ると喉にいいよ〜」と教えてくれた。

ミシガンでのカモミールティー、ご近所の金柑、自分の強くない胃腸、、、
とまあ、思い出せるきっかけはこんな感じ。
そして、気付けば、徐々に柑橘の木やハーブ色々を植え始めていた。

天然の胃腸薬と言われるペパーミントとスペアミント、
甘い香りにリラックス効果のあるジャーマンカモミール、
落ち着いた芳醇な香りのローズマリー、
レモンの爽やかな香りのレモンバーム、
抗酸化作用のあるレモングラス、
整腸作用のあるコリアンダー、

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フワッと花を撫でるだけでも甘い香りのするカモミール。
金柑ライムは収穫の季節になりと、金柑シロップを作っておく。

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ハーブの種類が増えてくると、体調に合わせて配合してハーブティーを作るのも楽しくなってくる。

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食後に胃腸の消化を助けるハーブティーを作る。
名付けて、アフターミールティー。

ペパーミント+カモミール+金柑ライムシロップ

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ペパーミントは消化を助け、カモミールの甘い香りに癒される。金柑ライムは喉に優しくシロップにしてあるのでほんのりな甘さが飲みやすい。

ローズマリーはハーブティーにも良いけれど、肉や野菜の風味付けにも最適。

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夫がたまに腕を振るう本格メキシカンには、コリアンダー別名シラントロが欠かせない。彼の作るグァカモレにも、たっぷり入っているし、タコスに加えるシラントロも絶妙な味のバランスを引き出す。

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レモングラスは、アジアンテイストな料理にぴったりで、細かく切って、フィッシュソースやブラウンシュガーと漬けておき、グリルで焼くと肉も魚も絶品。

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ハーブの持つポテンシャルのおかげで、私の体調は薬いらずでいられるし、食卓に並ぶものもスパイスアップされ、私たちの暮らしをより豊かにしてくれている気がしている。

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