『史上最強の哲学入門』(著:飲茶)「ソクラテス」を読んで。
こんにちは佐藤です。今日も飲茶さんの著書
『史上最強の哲学入門』を読んだ感想を書きます。
トップの写真は「ソクラテス」です。
1
本書では30人の哲学者が紹介されています。
この30人を毎回一人ずつを紹介していきます。
前回の相対主義では困ることが生じました。
「絶対的な真理などないなら、要らないよね」
何が正しいのか迷ってしまうことです。
2
民主政治は多数決で決定するとしても、
「何が正しいのか?」の意見が多様すぎると、
話がまとらず全然進まない状況が起こります。
質問を続けるといつか答えられなくなります。
そこで正義の主張を論破する訳です。
「よく分かっていないのに主張していたの?」と。
3
これがソクラテスの言う「無知の知」です。
知らないということを、私は知っている。
それで愚者たちを論破していきました。
本当の真理とは何か?との熱い想いが、
無知への自覚、探求への情熱を呼び起こしたのですね。
4
そんなソクラテスは、政治家を辱め、
若者を議論へ熱中させた罪として、
処刑されてしまいます。
しかも逃げられる状態にあったのに、
自分の主張を曲げないために、
敢えて逃げずに処刑されたとのことです。
最後まで熱い男、ソクラテスでした。
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