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情報を知性へ。

 こんにちは佐藤です。今日は『知的に考える練習』を読んで思ったこと、考えたことなどを書きたいと思います。

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 今回は本書の紹介最終回です。今回は新たな試みで、1回2回、と読んだその都度、感想文を書いてきました。一冊まるまる読み終わってからまとめるスタイルではなく、思いついたままに書くスタイルです。

 本書は『知的に考える~』とのタイトルですが、「情報」に対する内容が多かったですね。自分の関心事なのでちょうどピッタリでした。

 結論は「頭に残った情報は熟成し、やがて知性に変わる」です。この点を色々な切り口で解説しています。それを以下で解説します。

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・ニュースが選別されて送られてる来ることの是非
・りんごの落下から万有引力を想像できるか?
・織田信長や豊臣秀吉など歴史の情報的意義
・頭の良い人が話上手なのは情報の連結がうまいから
・頭の使い方や考えるプロセスというのは習慣である

 これは本書引用のまとめです。ここに要素が詰まっています。興味ある内容が含まれますか?個人的にはかなり濃い内容であると思います。気になる内容が多いなら、是非本書を手に取ることをお勧めします。

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 答えを書きます。偏った情報選択は危険です。それを自動的にやってくれるシステムというのは、便利であるけど危険であるということです。なぜなら、万有引力の発見は「本人」の問題で、情報には是も非もないからです。

 頭の状態の保ち方が大事という話で、例えば歴史などしょうもないと思うなら、そこから何の価値も見い出せません。歴史の法則から現在の位置を把握して、進むべき方向性や後退していないか?などの基準とします。

 テクノロジーや人間の本質の理解、というのは抽象化と連想(共通点、相違点)の発見にあります。それらを結びつけられる人こそ、頭が良いと呼ばれる人なのではないでしょうか。何事にも関心を示し、引き出せる人。

 最後に、知的に考える習慣こそが、情報に溺れることなく、自分の頭で考えて正解に導きます。抽出(共通・相違)を習慣化することで、これからの生活や人生を改善することが出来ます。情報を知性へ。


【読書感想文47冊目】


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