【89冊目】 「犯罪 横光利一」佐藤の本棚より
こんにちは、コピーライターの佐藤(さったか)です。100冊を目指して更新を続けてきたこのブログも、今回で89冊目となりました。次回からいよいよカウントダウンに入ります。思えば・・・と、感傷に耽るのは100冊を達成した時にしたいと思います。ぜひ応援の「イイネ」など、よろしくお願いします。
今回は、横光利一「犯罪」を読んで、思い出したことを書いてみました。
「犯罪 横光利一」
中学生の頃、自宅で二羽のセキセイインコ飼っていた。オスとメスのつがいで、いつも仲良く止まり木に並び、話をするように鳴いていた。
飼い始めてから数ヶ月が過ぎた頃、メスのインコが、くちばしで鳥籠の入り口の格子戸を器用に開け閉めするようになった。 カシャン、カシャン、と格子戸を上下させる音を耳にする度に、ああ、またやってる。そのうち鳥籠から出て行ってしまうんじゃないか、と思った。
しかし開けることはできても、外に出ようとした瞬間に閉じてしまうから実際に出て行くことはないだろう、とも考えていた。
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