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【師匠との出会い】

僕は好きなことだけで生きていきたくて、リスクのある役者という道を選びました。
僕にとって、もっとも幸福感を感じるお金の稼ぎ方が、役者だったからです。

新喜劇も演劇も映画もドラマも、僕にとってはどれもやりたいことで、やりたいことをやらなければ、この道を選んだ意味がありません。

僕は応援してくれている人達に、好きなことだけで生きていける可能性を見せたいと思っています。

新喜劇の中で、役者のポジションや、演劇のイベントは、ほとんど評価されることはありません。

でも、そんな中、「太一郎がやってること、めちゃくちゃおもろいやん!」と言ってくれる先輩が現れました。
それが、キングコング西野さんです。

西野さんと初めて共演したのは、2012年の『熱血!人情派コメディ しゃかりき駐在さん』という、キングコングさんが主演のコメディでした。

西野さんは全体稽古が終わった後も、「僕はまわし(物語の進行とツッコミ役)やから、全体を把握していないと、みんなを面白くできへんから」と言って、一人で舞台に残って稽古をしていました。

それから何度か飲みに行かせていただいてるうちに、西野さんの人柄だけでなく、西野亮廣という生き様に惹かれていきました。

吉本には面白い人や才能のある人がたくさんいますが、この人のような生き方をしたいと思った人は西野さんが初めてでした。

でも出会った当初は、キングコングとしての西野さんしか知らず、絵本や演劇の脚本を書いていることはまだ知りませんでした。
そして、西野さんの作品に出会って、とんでもない衝撃を受けることになります。

つづく

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