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【50歳の未来】

佐藤太一郎企画その16『未来(あした)の今日』で演出を依頼したのは、TBSで明石家さんまさんやSMAPさん、EXILEさんなどのヒット番組を手掛け、現在はバラエティープロデューサーとして活躍してしている、角田陽一郎さんでした。

角田さんに演出をお願いしたのは、西野亮廣さんの舞台『テイラー・バートン』でグランジ班の演出をされていて、終演後角田さんがTwitterで、また舞台の演出をしたいと書き込んでいたのを西野さんが見て、「佐藤太一郎企画の演出を、角田さんにお願いしてみろ」とアドバイスしてくれたのがキッカケでした。

僕はその場で角田さんにTwitterのDMで連絡をして、後日お会いして正式に演出のオファーをさせていただきました。

その当時は角田さんはまだTBSでプロデューサーをされていたので、吉本の稽古場が取れない日などは、TBSさんで芝居の稽古をさせてもらいました。

角田さんは空気感を掴むのが的確で、まるでバラエティー番組を作るように、演者を自由に演じさせてくれながらも、それぞれの良さを引き出して、うまくシーンを編集してくれました。

そんな角田さんがリハーサルが終わった後、客席に座っていた僕のところに来て、いくつか雑談を交わした後、何気なく言ってくれた言葉があります。
その言葉が、僕にとってはこれからの10年の戦い方を方向付けてくれました。

「太一郎くんは今の熱さを持ったまま50歳になれたら、めちゃくちゃ面白くなるよ」

数々のバラエティー番組を手掛けてこられた角田さんからのこの言葉は、今まで挑戦してはバカにされ、生き方すら否定されてきた僕にとって、これまでの挑戦を肯定されたような、それでいて、このやり方を愚直にやり続けていれば、未来が開けるような、可能性と希望を感じさせてくれる言葉でした。

キングコング西野さんが「太一郎の才能は熱量やで」と言ってくれたように、ロザン菅さんが「お前は今やってることを、愚直にやり続けてたら勝つよ」と言ってくれたように、僕にとっては角田さんからのこの言葉は、これからの人生の大きな支えになっています。

これからも、熱量を持って演じ続けよう!
50歳になった時に、僕はどうなっているのか?
未来の今日を楽しみにしながら、これからも挑戦し続けます。

つづく

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