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人は変わらないというけれど…


「二、三枚の仕立てのいいシャツに、数十枚の色とりどりのスカーフで日々お洒落を愉しんでいた」… 

オードリーヘプバーンが世に出たばかりの頃、お金がないなりに、ファッションを愉しみ、自分のスタイルを築いていた逸話が有名だ。
 
 
僕はというと、オードリーヘプバーンのスカーフではないが、学生時代から仕事の関係上、たくさんのネクタイと触れ合い 所有する人生だった。

ユナイテッドアローズという日本最高峰のセレクトショップの店頭に立ち、ドレスラインのファッションをたくさん学ぶ学生時代を送ってきた。

高くて買えないものも積極的に試着をし、先輩たちから色んな雑学を教わり、僕より何十倍も魅力的なお客様にお勧めをし、生地や仕立てやその一つ一つを、僕なりに吸収しようとしてた。

ジェームズボンドやジョンFケネディや…かつての有名スターのように、タイを欠かさず、紳士な日々を過ごす大人になると思っていた。


…  いまやモノを持たず日本各地を旅し、同じような服ばかり着ている日々だ。あの日々の先に、ネクタイを締めない人生が来るなんて思ってもみなかったし、ここまで価値観が大きく変わるとも思ってみなかった。 

でも、その両方を経由したからこその僕なのだ。


人は変わらない…というけれど、ひとは何かをきっかけに大きく変わることもある。それも180度別の人間になるほどに。受け入れようが受け入れまいが、あらゆる森羅万象は常に変化しているのだ。


変わりたい人は変わるし、変わりたくない人は変わらない。

究極にいうととてもシンプルなものだと思う。

どちらも否定すべき事柄ではない。


https://satoshohei.com/2018/01/zen/

ZENに学ぶ「心は万境に随って転ず、転ずる処、実に能く幽なり」
自由な心の動きや揺らぎを、自覚しながら生きていく。そして、何事にも囚われすぎないこと。- 日本微住計画



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