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一周回って研修での"気づき"って、やっぱ大切だと思った話

年があけて、あっという間の一ヶ月でした。
若い時に比べればスロースタートでしたが徐々にアクセルを踏み、2月はしっかり走りたいと思います。

さて、対面の研修が復活しはじめてきました。
対面だと受講者から受け取る情報量が圧倒的に異なるので、研修の質を高めるのであれば、やはり対面の方が良いです。

その中で、改めて受講者の"気づき"について、今回はそのことについて書いてみたいと思います。
もしよろしければお付き合いください。

▼受講者の気づきは、人によって異なる、という当たり前の事実

対面で研修を行う際、受講者が個人ワークの際にどんなことを書くのか、私はクラスを回りながら見ています。
受講者が何を書いているのかを把握し、その内容如何によって次の解説の言葉を選んだり、変化させたりします。

そこで一つ、気づいたことがあります。
それは、様々な個人ワークの回答はそんなに大きな差はありませんが、本人の"気づき"の内容だけは、異なっていることが多い、ということです。

考えてみればそうですよね。人それぞれなので感じ方や考え方が異なるため、同じ時間のインプットや議論、アウトプットをしていても、受講者が感じることはそれぞれ異なる。
内容は寄ることもことはありますが、言葉のチョイス、文脈、表現方法、やはりそれぞれ違います。

▼気づかない人は、やはりダメだ…

この"気づき"って、決してポジティブなコメントだけが正だとは思っていません。研修や扱っているテーマに関して仮にネガティブなコメントでも、ご自身の意見がしっかり入っていれば全然OK。

最悪なのは、小学生でも書ける感想のような内容で適当に終わらせている(と感じさせてしまう)文章、ですかね。

少し気になるな、という方の360度評価や定性コメントを見ると、あまり高くはなく良くもない傾向にあります。これは、若手だろうとキャリアを積んだ方も全く同じです。

"気づき"って、はっきり言えばいつの時でも誰でも持っている能力なんです。学歴や性別、キャリアも全く関係ない。さらに言えば、気づかない人は何をやってもダメなんだな、と思ってしまいます。

▼若い時からどれだけ感受性を磨くのか

素晴らしい方って、やはり気が利くんですよね。それは"気づく"から様々なことを先回りして考える。
研修を行っていても、周囲からのフィードバックを真摯に受け止め、流すところは流す。

組織にいたとき、"気づき"って本当に重要か?という懐疑的な目を持っていました。ただ、今思えば、めちゃくちゃ大事ですね、本当に。

若い方は感受性を是非磨いてほしいですね。
文化の違う場所や様々な人たちとの出会い。感動する風景や景色。なんでもいいので"気づく""感じる"を大事にしてほしいと思っています。

論理と同じくらい感性が大事な時代が到来していますよ。

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