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遠足に?

 親として子供の遠足の思い出はなにか?と自問自答すると、子供たちが小学校以上の場合は、何もないというのが回答になります。親がついていくわけではないので、記憶に残らないんです。子供によっては、お菓子に何持ってく?とか、いくら使う?とか大騒ぎする場合もあるかも知れませんが、私たちの場合は、あらかじめ親が買ったお菓子を持たせるというスタイルだったので、刺激的な催しではありませんでした。
 思い出に残っているのは、子供たちが幼稚園の頃の遠足です。それが主流かどうかわかりませんが、私たちの子供の幼稚園では親がついてくことができました。バスの手配など先生方も大変だったろうな、と今でも思います。しかしこの「親がついていく」遠足が侮れないものなのです。自分が子供の時、遠足はもちろん楽しかったと記憶しています。そんな興奮状態の子供を間近で観察できるなんて、夢のようだと思いませんか?
 幼稚園の遠足は、たいてい遠くてもバスで一時間程度の場所に設定されることが多いと思います。私たちの場合もそうでした。その間、いつもの幼稚園服をきた子供と一緒に座って目的地を目指しました。バスの中でどんなアトラクションがあったかは覚えていませんが、園児みんなが頬を紅くして、一生懸命に外の風景を眺めながら、目をキラキラさせ今にも笑いだしそうな表情でバスに揺られている様は本当に微笑ましかったです。
 目的地に着いてからは、家族毎の行動でした。遠足というよりは、家族でお出かけという感覚だったと思います。子供同士が親しい家族同士でお弁当を食べたりしました。子供は大はしゃぎです。はしゃぎ過ぎて、娘の遠足の時には噴水の池に靴を流されてしまったこともありました。慣れない場所なので子供から目を離さないようにしましょう。
 親御さんが来れない子供たちは園の職員と一緒です。それはそれでいい思い出になると思います。私たちも毎年付き添っていたわけではなく、行けるときに行っていました。義務ではないので、親が行かなくてはいけないわけではありません。主体はあくまでも子供ですので、一緒に行けた場合ラッキーぐらいの感覚がいいと思います。寂しい思いをさせる、などと心配するかもしれませんが、無理をする必要は無いと思います。子供はそれほど、気にしてませんから。

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