見出し画像

「JR福知山線脱線事故からのあゆみ〜ふたつの鼓動」のご案内

2018年に自身の出版社を立ち上げて出版した「JR福知山線脱線事故からのあゆみ〜ふたつの鼓動」ですが、ここのところまた少しずつご注文をいただくようになりましたので、再度ご案内をさせていただきます。

事故から10年目にどうしても形に残しておきたかった内容ですが、諸般の事情によって実現することができませんでした。そのまま放置したままにすると、将来、絶対に後悔するだろうと思いましたので、自分で出版舎を作って出版をするという方法をとることにしました。
この書籍では妻が半分以上執筆していますし、私の直接的な事故体験を伝えるための内容ではありません。これまで、個人での仕事で社会の中で様々な困難の中にいる方たちに接する機会がありましたが、彼らの多くは取材をされるわけでもなく、表立って声をあげられる訳でもなく、声なき声を抱えながら社会の中で苦悶しながら生きています。その最たるものが私の妻の声だと思っています。電車に乗っていた訳ではない彼女が、なぜ生涯治らないと宣告された病気を抱えることになったのでしょう。彼女は心が弱い人なのでしょうか?私はそうは思いません。そのことこそが、この書籍をどうしても残したかった理由のひとつです。

現在困難の中にある方、もしくはこれからいろんな事件事故や災害などで苦しい状況に追い込まれるかもしれない方、苦難の中にいるときはもう二度と笑える日は来ないように思ってしまうものですが、人生は決して捨てたものではないということを感じ取ってもらえたら嬉しく思います。二人でたくさんの時間をかけて作り上げてきた書籍です。ご一読頂けると幸いです。

現在、コトノ出版舎で別件の絵本を制作中です。もう少しで皆様にご案内できると思いますので、もうしばらくお待ち下さいませ。

【目次】

  • はじめに

  • 第一章 微熱

  • 第二章 妻の鼓動 Ⅰ

  • 第三章 夫の鼓動 Ⅰ

  • 第四章 妻の鼓動 Ⅱ

  • 第五章 夫の鼓動 Ⅱ

  • 第六章 妻の鼓動 Ⅲ

  • 第七章 最期の乗車位置

  • 第八章 呼吸(妻の変調)

  • 第九章 呻吟(夫の決断)

  • 第十章 動悸(事故調査報告書に関わる作業〜示談)

  • 第十一章 妻のあゆみ

  • 第十二章 夫のあゆみ

  • 第十三章 ピエタ

  • おわりに

価格:¥1,320(本体:¥1,200)+送料
サイズ:A5判/ページ数:160p
ISBN:978-4-9910423-0-0 C0095

ご購入希望の方は、下記のコトノ出版舎までお問合せいただくか、コンタクトフォームに必要事項をご記入の上お申し込みください。

著者:小椋 聡/小椋 朋子
表紙デザイン/装丁:コトノデザイン
発行所:コトノ出版舎
〒679-1333 兵庫県多可郡多可町加美区三谷255
電話:090-7965-9964 FAX:0795-20-7484


Doctors Meのサイトで紹介されました。

【コトノ出版舎の最新刊のご紹介】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?