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無人島で10歳年下(中学生)から「仕事をするな」と叱責された話

※写真は筆者が実際に生活した無人島です。


はじめに

こんにちは!
炎天下の中で仕事をするとスペックがWindows95になるSatoです。

本稿では、筆者が2022年に無人島で10歳年下(中学生)から「仕事の邪魔だから何もするな!」と叱責されたときの話を書きます。わりと鬱要素があるので、閲覧注意です。

以下では、①当時の事実概要、②失敗の要因、③どのように改善を試みるのか?という3点でお伝えいたします。

当時の事実概要

当時の筆者

多忙ゆえにメンタルが病みかけていた
筆者が無人島キャンプの運営メンバーに参画していた時期は、以下の活動に取り組んでいました。見て頂いたらお分かりの通り、普通の大学生が抱えて良い仕事量を大幅に超えていました。

【大学3年次の取り組み内容(一覧)】
・模擬国連全国大会の渉外・会計部門の統括責任者
→はじめての統括職ゆえに、仕事を抱え込んでしまっていた。
・模擬国連の支部会議企画運営メンバー
→企画内容のリサーチに忙殺される。
・ゼミ活動(模擬裁判の準備)
→膨大なリサーチが求められ、内容把握で精いっぱいであった。
・学業(20単位ほど)
→1年次/2年次と同程度の単位数
・夏インターンなどの就活対策
→周囲から出遅れているという焦りを招いただけ。具体的な行動に移せず…

明らかなキャパオーバーも相まって、自己肯定感の欠如や無気力状態に陥りかけてもいたわけです。その状態を何とかして打開したいという想いから、無人島キャンプに申し込むというトチ狂ったことをしてしまいました。

なぜ無人島キャンプに申し込んだのか?
もう少し正確を期して言うならば、申し込んだ理由は以下の2つ。
①無人島という非日常的な体験が魅力的に見えた。
②過酷な環境に身を置くことで、社会で活躍できる人材に成長したい。

ただし、②の「過酷な環境」が主に意味するところは、暑さなどの自然環境的な意味でも過酷さでした。この中に「人間関係」的な意味での過酷さという文脈で言えば、「どれだけ理不尽なことを言われても、ただ単に何も言わずに黙々と取り組み続ける」という意味だと誤認していたのです。

実際に仕事をすることを考慮するならば、上記のような「理不尽に耐え続けるだけの力」は間違っているでしょう。むしろ、「キツイ物言いをする相手であっても、臆することなく自身の考えを表明できる力」こそが、仕事で求められている能力ではないでしょうか。

無人島キャンプとはどういったものか?

小中学生向けに夏休みに1週間ほどかけて、瀬戸内海にある無人島でキャンプ生活を送ってもらう企画です。朝ごはん・昼ごはん・晩ごはんなどは、用意された食材や調理器具をもとに、チームで調理をしていました。また、無人島生活の中では、いかだレースや屋台などの企画も実施されていました。筆者は、このキャンプにスタッフの立場から参画していました。

どのような致命的欠陥を招いていたのか?

事前準備段階

「当たり前のことをちゃんとできていなかった」という一言に尽きます。具体的には、スタッフ・ミーティングへの遅刻が頻発していたり、提出が求められている資料を期日通りに提出できていませんでした。

本番段階

「事前準備を徹底できていなかった」という一言に尽きます。具体的には、懐中電灯の電池量が足りず、該当が1つもない真っ暗な夜の無人島で何も行動できない状態に陥ってしまったことが挙げられます。他にも、火起こしや魚釣りといった無人島生活でかかせないスキルを十分に磨いてこなかった点も反省点と言えましょう。

これらの準備不足・能力不足が重なった結果、小中学生やスタッフメンバーからの信頼を失い、リーダー格の気の強い中学生やスタッフメンバーから何度も怒りの感情をぶつけられてしまいました。完全な自業自得ではあるのだが、このときは「役立たずである私は死んでしまった方が良いのではないか…」と本気で考えるようになっていました。

失敗の要因は何か?

私自身が当たり前のことをできていなかった

遅刻や提出物の遅れは、組織に新しく参画してきた人間が絶対に取ってはいけない行動です。にもかかわらず、このような行動をしてしまった要因は2つ考えられます。

①「当たり前」を徹底できない環境に身を置いていたから
この時期に筆者がメインで活動していた学生団体は、大学生主体ということもあり、企画への遅刻や提出物を期限通りに出せないことが組織全体として常態化されていました。その悪習をこの団体でも遺憾なく発揮してしまったのです。気持ちをしっかり切り替えて挑むべきだったと反省しております。

②メンブレ状態に伴う、無気力化
こちらの基本的な所作が足りていなかったゆえにチーム全体に迷惑がかかるミスが度重なると、精神的に不安定な状態に陥ってしまう嫌いがあるようです。一度この状態に陥ってしまうと、冷静な判断をすることができず、さらに致命的なミスを招き続けてしまうようです。そもそもメンブレ状態に陥らないように気を配ることが求められそうです。

参加する目的がそもそも間違っていた

「子どもたちのためにボランティア活動に従事したい!」という軸で動いていらっしゃる方の方が活躍している傾向にありました。一方で、私は「無人島キャンプとか面白そうやん!」という安直な気持ちで挑んでしまったので、相手のためを思った行動が取れなかったのでしょう。

心理的安全性が担保されていなかった

すみません、ここだけ他責で行かせて頂きます。正直、安心して報連相できる環境じゃなかったです。企画に関する会議のときも、ほぼ毎回リーダー役の子が社会人に詰められている様子を見続けさせられたので、安心して意見発信ができる環境じゃなかったです。

どのように改善を試みるのか?

メンブレ対策に取り組むべし

そもそもメンタルが不安定になりやすい状況を取り除くことって大事だと思います。今回の例でいえば、就活や模擬国連全国大会運営の悩みや愚痴を信頼できる友人に普段から聞いてもらうべきだったのかもしれません。

もっとも、筆者は基本的に友人も含めてろくに信頼しないスタンスを堅持し続けていたので、まずは「人を信頼すること」から対処する必要があるっぽいです。この点の詳細については、下記記事をご覧ください。

決して驕らず当たり前のことを着々と

メンブレの一因とも関連するのですが、「当たり前のことをしっかり遂行しなかったこと」もパフォーマンス低下の要因だと認識しています。この点については、高校生時代まではしっかり取り組めていた内容のはずなので、初心に帰って「当たり前を着々とこなすこと」を意識して日々を過ごしています。

主体的に報連相をしよう

心理的安全性が担保されていなかった環境とは言え、こちらからアクションをしなかった点は、私にも大いに非があったと言わざるを得ないでしょう。報連相内容を受け入れてもらえないことと、そもそも報連相していないとでは雲泥の差があります。「怒られたらしゃーない…w」くらいのテンションでOKなので、こちらから主体的に報連相をしておきましょう。

おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました。
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それでは、またお会いしましょう。