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30歳年収1,000万円を目指す早慶MARCH就活

30歳で年収1,000万円、欲しいですよね。

年収1,000万円は区切りが良く、労働者の中なら上位5%以内だ。

30歳や20代での達成は同世代で1%もいない。

小中から優秀で、早慶MARCHぐらいの学生なら就活で30歳1,000万を目指すだろう。

では、どんな企業に入れば30歳年収1,000万円を達成できるのか。どんなスペックが必要なのか。

本記事は30歳年収1,000万円を目指す早慶MARCH生向けだ。なお、ここでは30歳年収1,000万円にしか拘っておらず、ワークライフバランスや生涯賃金、やりがい、福利厚生の年収換算などは全く考えていない。額面で30歳年収1,000万円を目指す。


1.外銀外コン

外資系の投資銀行や戦略コンサルティング会社は30歳どころか20代で年収1,000万円に届くし、30歳時点なら2,000万円も可能だろう。具体的には、ゴールドマンサックスやJPモルガン、バークレイズ、マッキンゼー、BCG、Bainなどだ。はっきり言って、これらの企業に行ける人は天才だ。頭の回転が早く、文武両道、外銀なら容姿端麗な人も多い。普通に育って、少し優秀な人が行けるような世界ではない。幼少期からたぐいまれなる教育や努力を積み重ねた人々のみが行くことができるサラリーマンのトップだ。帰国子女の慶應か東大京大が最低条件だ。普通の早慶マーチ生には無理だ。ここに入れる人は入ってください。難易度が高すぎるので、次に行く。

2.キーエンス

時価総額でトヨタとソニーに次ぎ3位のキーエンス。給料は国内企業トップだ。30歳で2,000万円も見える。何を隠そう、私はキーエンスの面接で落ちた。2次面接の要素面接で玉砕した。キーエンスは喋りが上手く、頭の回転が早いイケメンが多い。学歴的にはMARCH関関同立で十分だ。帰国子女である必要はないし、東大京大である必要もない。個人的には、普通に育ってきた人にとって、サラリーマンで30歳年収1,000万、いやキーエンスなら2,000万も行くがここが一番の狙い目だと考える。徹底的に対策すれば、可能性は十分にある。私は新卒就活で、準備不足や能力不足のため落ちてしまったが、人生をやり直せるならもっとキーエンスのことを知って受け直したい。学歴は早慶MARCH関関同立で十分だ。仕事において給料が最優先の人にとってキーエンスは憧れの的であり、最高の企業だ。ただ、激務に耐えられる、かつ高速で回る歯車になる覚悟がある必要があるだろう。

3.五大総合商社

丸紅は五大総合商社の中では一番入りやすい。わたしの友人も、五大総合商社で丸紅だけは受けないという人は多かった。とはいっても、難易度が高いことに変わりない。一方の三菱商事。ここはスーパーエリートだ。帰国子女、容姿端麗、頭の回転良し、学歴は早慶上位学部以上など全てが完璧に近い。三菱商事に行く人はゴールドマンサックスやマッキンゼー内定者も多く、就活生の最高峰だ。三井物産や住友商事、伊藤忠商事も同様に帰国子女かつ早慶上位学部以上で体育会や飲み会盛り上げ上手などコミュ力が要求されるが、三菱商事ほど段違いで優秀かというとそうでもない印象だ。とは言っても、五大いずれも超高給取りであり、社名を言った瞬間に相手の対応はガラリと変わるだろう。30歳で年収1,000-1,500万円ほどか。いやあ、羨ましい、エリートである。

4.電通・博報堂

正直、ここに関してはあまり詳しくない。ただ、電通と丸紅で迷った友人は電通に入社していた。それほど、就活において難易度と高給度合いは高い。電通は何かしらのコネがないときついイメージだ。親がデザイナー、社長や役員、広告関連の仕事といった人がごまんといる。聞いたところによると、電通の入社式でコネ以外で入った人は3割しかいなかったという話もある。博報堂も同様にコネがあるだろう。それゆえ、電博にコネなしで入りたいのなら相当優秀でないときつい。五大総合商社並みの難易度があるだろうし、何より社風がイケイケどんどんなので憧れる人は多いだろう。早慶のチャラめな人が多い。

5.金融トップ

早慶、MARCHの学生が30歳年収1,000万円を目指すにあたり新卒入社で1番考えるのはここだろう。昔は金融トップとは具体的に言えばメガバンク(みずほは給料が落ち目)、東京海上日動、日本生命、野村證券などが該当する。各業界最大手は一番年収が良い。早慶・MARCHで帰国子女で体育会を4年間頑張ってきた、インターンやゼミ長で頑張った優秀な学生はこの辺りを目指す方が多いだろう。だいたい30歳で年収1,000万円に到達する。内定者の数も上記の企業から合計すれば同学年の就活生の中で10,000人以内に入っていれば目指せるのではないか。仮に就職する人の数が1学年で東京一工で5,000人、早慶旧帝大で20,000人だとすると、上位10,000人以上で目指せるというのは妥当であろう。体育会で4年間頑張るなり、就活対策を徹底するなりすれば十分可能性があるということだ。五大総合商社や電通は帰国子女やコネ、超絶優秀でないときついが、ここは平均以上優秀な人や体育会で4年間頑張ってきた早慶・MARCH生が就活を頑張れば十分目指せるラインだ。ただ、注意が必要なのは金融機関は採用人数を削減傾向にある。昔は大量一括採用で1年で500人以上取っていたところもあるが、今ではその半分以下だ。大手金融が採用人数を減らし、その分が次に出てくる総合コンサルに移っている構図だ。

6.BIG4等総合コン

ここ数年、内定バーゲンセールベジータと言われているのがBIG4と呼ばれる総合コンサルだ。デロイト・PwC・KPMG・EYの四社が該当する。また、似たようなところだとアクセンチュアやシグマクシス、ベイカレントやシンプレクスもある。ここは、早慶MARCHであれば十分内定を取れる。現に、わたしの知り合いもBIG4の内定を持っている人がごまんといた。内定にはある程度の論理的思考力と協調性が必要となるが、帰国子女である必要もないし、強いガクチカもいらない。飲み会を盛り上げられる自信はないが、頭の回転や論理的思考力に強みを持つ就活生にはおすすめだ。また、何がしたいのか決まっていない学生にも強くお勧めしたい。コンサルは基本的に終身雇用を前提としていないが、最初の3年も働けばどんな会社でも必要となる資料作成や会議の進め方などのポータブルスキルが身につく。年収もいいし、あらゆるスキルも身につくという最高の環境だ。懸念しなければいけないのは、最初の年収こそいいが30-35歳以降の上がり幅が少ない。1000万円にはすぐに到達するが、それ以降は伸び悩むし、終身雇用ではないので転職することになるだろう。さらに、残業時間も比較的長い傾向だ。入りたい企業はないが、頭が良くてお金も欲しいという人にはお勧めではないか。



もちろん、この他にも30歳年収1,000万円企業はたくさんある。三井不動産や三菱地所、野村證券のIBDやGMなんかは五大総合商社よりも難しく、日本トップだ。野村総合研究所やヒューリック、日本商業開発などもある。ただ、MARCH生だと相当優秀でないときつい。就活の現実をお伝えすると、MARCHと早慶にはやはり大きな壁がある。例えば、MARCHから電博や財閥総合商社は99%厳しいと思った方がいい。早慶の帰国子女でもガンガン落ちる世界なので、MARCHレベルでは群を抜いて優秀でないと厳しいだろう。また、金融トップもボリューム層は圧倒的に早慶旧帝大以上だ。MARCHであるなら体育会のキャプテン、プロを目指していた方や長期インターンシップなどの強いガクチカを上手く話せる人、帰国子女で英語や韓国語が話せる、あとは単純に超美男美女といった方が多い。ただ、可能性は大いにあるで年収にこだわる早慶MARCH生にはおすすめだ。

読んでいただいてわかるように、就活には帰国子女や留学などの海外経験。体育会や容姿端麗など強みになる部分が多くある。商社は帰国子女が大変有利に働くし、金融機関では体育会生は人気だ。また、2022年になってこんなことをいうのはいけないことかもしれないが、顔採用は確実にある。自分は帰国子女でもないし、体育会でもない、容姿にも自信がないという早慶MARCH生は嫌になってしまうかもしれない。しかし、しっかりと自分を見つめ直し就活対策を徹底すれば30歳年収1,000万円企業から内定をもらうことは可能だ。日本の大企業は各大学でそれぞれの採用人数を設定している。MARCHと関関同立のどちらが上ということは関係ない。慶應から15名、明治から5名、青学から5名という形だ。つまり、MARCHの学生が戦っているのは早慶や旧帝大ではなく、同じMARCHの学生だ。



やりたい仕事がある人は少ないと思う。車が好きだからトヨタ、食品が好きで味の素。本当にやりたい仕事がある人はそれが良い。しかし、そんな人は少ないはずだ。中高時代に専門学校や短大に進学を決めて将来の仕事を選び、それに突き進んでいる方々も多くいる。一方、早慶MARCHぐらい少し頭のいい学生は何がしたいかわからない人が多いだろう。私もその一人であった。それなら、とりあえずお金をある程度もらえる所で働き、自分を見つめ直すのはどうだろうか。ゴールが決まると自然と動き出せるものだ。就活を頑張ってみて、お金を稼いでみて、それから考えるでも遅くない。ある程度優秀だが、やりたいことがない大学生は30歳1,000万円企業を目指すのはどうだろうか。

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