買う前に見える電子書籍の品質とは
今回のお話は、電子書籍の価格とページ数の関係とはです。
電子書籍は立ち読みできません。
中身が見えない無形商品だけの独特な考え方があります。
電子書籍は買う前に中身が見えません。
試し読みで一部が読めますが、全体を流し読みすることが出来ないのです。
だから、表紙やタイトルが重要になるのですが、
価格とページ数も買うか買わないかの大きな判断基準になります。
読者が電子書籍を買うときに見えているのは、
表紙・タイトル・帯・まえがき・価格・ページ数
これらの要素になります。
言い換えると、装丁と価格とページ数と言うことになります。
ここではその中で価格とページ数について考えます。
電子書籍の価格設定の考え方
電子書籍の価格は自由に決める事が出来ますが
実際の売れ筋価格というものがあります。
しかし、実際には最低価格の99円で出版する人や
1000円を超える価格で出版する人が多くいます。
これは、稼ぎ方による違いがあって
つまり、KU(Kindle Unlimited)に登録して無料購読されている方は
高い書籍を読むほうがお得感があるわけです。
KU(Kindle Unlimited)での既読ページを増やすために
あえて高い価格で販売する考え方です。もちろん実販売は少なくなります。
私たち、何者でもない作家の場合はKU(Kindle Unlimited)での
収益の方が多いと思います。
実販売ではなかなか売れる書籍は難しいです。
もちろん、売れる書籍を作ることが出来れば
そこで価格を変更して実販売数を伸ばすこともできます。
電子書籍は価格テストができます
kindle電子書籍は自由に価格設定を変更できます。
価格を480円から1000円に上げてみたら
逆に売れ出したという事も良くある話です。
ですから、書籍販売の戦略に合わせて自由に価格を変えてみて
その書籍の適正な価格をテストしてください。
もちろんあまり頻繁に変更する事は信用を落としますから
じっくりと販売戦略を練って目的意識を持って
価格テストしましょう。
電子書籍のページ数は品質になります
電子書籍の品質にページ数は大きく影響します。
それは、ボリュームを感じてもらえないと
低い品質だと思われるからです。
ページ数も電子書籍を評価する品質の基準になっています。
そのために、KDPで出版時の書籍紹介では目次を入れたりします。
そうすることでページ数を演出できるからです。
ボリュームを感じてもらえると少し高い価格でも
割安感を感じてもらえます。
また、KU(Kindle Unlimited)でのロイヤリティは
完読された場合と途中まで既読の場合でロイヤリティ額が
変わってきます。
つまり、完読してもらえるページ数が理想となります。
テキストベースの書籍と写真集の場合、あるいは
書籍の内容によって完読されるかどうかは変わってきますが
電子書籍の場合あまり長いページ数は完読されない傾向にあります。
テキストベースで文字数15000文字
ページで100ページあたりがねらい目のボリュームになります。
特に、写真集の場合、テキストよりもページ数が進みますから
100ページでも完読される可能性が高くなります。
電子書籍の価格もページ数も
どのように販売するか収益をどこで得るかによって
考え方も変わってきますから
十分に戦略を練って作戦を立ててください。
そして価格テストを実施してあなたの出版での
適正な価格やページ数を探し出してください。
まとめ
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