アイデアの閃きはAIが出してくれる理由
アイデアの本質を知っていますか?
ChatGPTが大きな話題になっています。
人間が書いたような文章を数秒で生成できて、今では画像や動画まで
何でも形にしてくれるドラえもんのような存在になっています。
その中で、みなさんはアイデアを作る時にAIを使っていますか?
よく言われるのが、ChatGPTは2021年9月までの情報を学んでいて
既存の情報しか出してくれないから新しい情報や奇抜なアイデアは作れない
と言うお話です。
でも本当にそうでしょうか?
わたしは、AIはわたし達にアイデアの閃きを与えてくれると思っています。
その理由として齋藤孝さんの「考える力」に書かれている
アイデアを10倍生み出す方法をご紹介します。
斎藤さんは実にわかりやすくアイデアを考えるということを書いています。
それは、アイデアそのものの本質とも言える内容でした。
多くのアイデア関連の書籍では以前から言われている思考方法を書いているのがほとんどですが、斎藤さんの本ではその思考を分析して理論的に易しく説明してくれます。
その内容をザックリと説明するとこんな感じです。
アイデアを考える基本
アイデアの思考法
アイデアは言葉の組み合わせです
齋藤孝さんの「考える力」の中にある2つの項目に注目しました。
それは
アイデアを考えるのは言葉を操る事である
対話の中でアイデアを出し言葉のつながりを見つける
この2つの言葉を読んだ時にふと気がつくことがありました。
それはChatGPTとのチャットがこの2つにぴったりと当てはまるということです。
AIは言葉の単語の後に続くべき単語を来る確率の高い物をつなげて文章を生成します。
それこそ言葉を操る作業です。
そこから生まれるチャットの回答文の中にわたしたちが新しい言葉のつながりを見つけることができればアイデアが生まれます。
これは、月に一度の企画会議と同じだと思いませんか?
みなさんが1ヶ月の間に考え出したアイデアを持ち寄り、他の人のアイデアを聞く中で新しい形に生まれ変わり一つのアイデアが生まれる。
それを、数秒で実現できるのがChatGPTのチャットになります。
1カ月もかかりません。
そして、何度でも違う回答を出し続けてくれます。
10分もあればブレインストーミングのネタが1000個どころじゃなく集まるでしょう。
自分の持っているテーマやアイデアの目的とするゴールと奇跡的なつながりを持つものを探すことでアイデアが生まれます。
人間のスコトーマを超えた異次元の発想力
人間には知識として持っていることや、意識していることしか見たり感じることができません。
それを認知的盲目「スコトーマ」と呼びます。
知らないことは見えないし、興味の無い事は見えていても認識しません。
そんな鉄のように固い頭の人間がアイデアを出すのがどれほど難しいか想像できます。
その点、そういった偏りのない情報を持つAIが無尽蔵にいくらでも回答を出せること自体が異次元の発想力だと思っています。
常識や知識だけの狭い世界からのアイデアとAIの出してくる思いもしない言葉にひらめくことができればアイデアが生まれるチャンスです。
なによりも、100回だろうが、1000回だろうが文句も言わないでサクッと回答してくれるのですから月に一度の企画会議よりも生産性の高いアイデア出しが可能になります。
ランダムに集めたキーワードを組み合わせる
ChatGPTとのチャットでアイデアを作る時のアイデアとして
全く関係性のないキーワードを2つ与えて
「このキーワードから考えられる企画を100個出して」
とプロンプトを入れると常識では考えられないものがポコポコと出てきます。
どんなに無理難題でもなにかしらの形になって返ってきます。
キーワードは関係性のない意味不明な物の方が面白い回答が返ります。
見ているだけでこちらの想像力も湧いてきます。
もちろん、こちらがどんな企画を考えて何を作り出すのかと言う目的となるゴールを持って見なくてはいけません。
欲しいゴールにつながる言葉を探し出す作業になります。
この目の前に出てきた言葉に何かを気付ける力が発想力になります。
ChatGPTとのチャットはわたし達の想像力を鍛えるツールです。
高品質な文章生成能力が話題になるChatGPTですが、
アイデアを生み出すための言葉選びでも強い能力を発揮しているんです。
自由自在に繰り出すChatGPTの言葉の数々に新しいヒラメキとアイデアを
見つけてください。
鉄のように固い人間の頭に新しい風が吹くでしょう。
サポート頂ければモチベーションになります。