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#92 仕事 場所を選ばないと届かない言葉たち

今回は、本番プレゼン前のチーム内レビューにおけるフィードバックの仕方について、どうやったら意図が正しく伝わるのか?

フィードバック自体は、凄く的確な指摘で、それを織り込めば間違いなく完成度が上がるのは明らかなよいロジカルな指摘だった。

ただ、フィードバックを受ける側も人間。うまくその人にあった状況を選ばないと届かない。

いろいろ、もったいないなーと考えさせられることがあったので、前提条件なども含めて残しておきます。

同じような境遇にある人の参考になれば幸いです。


プレゼンの前提条件

・今回の本番プレゼン前の前提条件はこちら

 -本番プレゼンテーションまで週末+3日の修正代がある
 -4人が作った本番資料にたいして、チーム内の4人がフィードバックを
  行うという形式
 -もともと、心理的安全性が高く、年齢や職位など関係なく率直なFBが
  できる関係性

もったいないと思ったフィードバック表現達

1つ目の表現

Q:なぜこの技術を選んだか理解している?
A:●●だからかな
Q:その答えはまずい、理解できていないって事がわかる。そして、本来伝えたい意図に対して間違ったことが伝わる表現になっている。

2つ目の表現

ここの表現があることにより、わかりづらくなり、全体のプレゼンのレベルが下がっている

自分だったらどう相手にフィードバックするか?

1つ目の表現に対して

ーなぜ、という言葉は?詰めている感情が感じられやすい。同じく伝えるのであれば、どうしての方が柔らかいので聞き手が受け取りやすい。自分だったらこの表現を選ぶ。言葉選びがもったいないなと。

ーその答えはまずい、理解できていない事がわかる。この表現がなくても本来フィードバックの目的であるプレゼンの完成度を上げる!が完結できるはず。どうするともっといい表現になるか?と一緒に考える機会をつくる。

もしくは、自分だったらもっと、こういう表現方法の方が意図が伝わるのでは?と提案する。何が、どうおかしくて、どんな方向性でブラッシュアップするとよいか?伝えないと指摘だけでは動けないな。

視点がぶれているのは、この指摘をしてくれたメンバーに対して週明けに話をしようと思っており、メモとして使っているため笑 

直接その場でのフィードバックも一瞬頭によぎったが、その時の状況をみて後日行った方が効果的と判断した。

2つ目の表現に対して

ーここの表現があることにより、わかりづらくなり、全体のプレゼンのレベルが下がっている。 これも1つ目と同様にいらない指摘。

これをすることによって、逆に受けてだったらどう感じる?という質問をしてみる。そしてどうしてこの表現に至ったのか?癖なのか?その他の意図が入っているのか話をしてみる。

フィードバックに適した環境をどう見極めるか?

今回もったいないなーと思った一番の点は、このプレゼンフィードバック会がオープンスペースで行われていた環境であったこと。

なぜ、オープンスペースで良くないと思ったかは、

1、他の開発チームのメンバーがプレゼン終わって、少し経ったあとに、なんかかなり激しくプレゼンに対してダメだししてたけど、あの人だれ?と耳打ちしてきたこと。

これって、心理的安全性が気づけている自分たちではまーもったいない所はあるにしても、一応成立はしている。

でも、知らないチームのヒトからすると、偉そう、なんで同じチームで開発しているのではないの?と思ったと話をされたので、無駄にロジカルで偉そうという変な印象がついてしまったという点。

2、オープンスペースでは、強めの指摘は百害あって一利なし。例え心理的安全性が確保されていたとしてもと思ったからだ。

相手がどう受けとめたかは、表情をみて少しはわかるが、お互いどんな受け止め方をしているかなんて正直わからないもの。

最悪ぐさっと来ているモノと考えておくと、今回の指摘はクローズド空間、もしくは、1対1で部屋のドアなどを開けておこなうなどの配慮があっても良かったかなと反省。

まとめ

心理的安全性が確保されている、率直なフィードバックをおこない改善につなげようというお題目があっても、もっともっと効率的なフィードバックの返し方があるのではないか?と考える事の重要性について改めて考えさせられる良い機会になった。

お題目があると、ついつい思考停止してこれまでOKだったからその流れでいつものように、、、という事に気をつけようと思った次第です。

週明け、この指摘をくれた人にうまく伝えでチーム内のコミュニケーション力が相互に上がる事を期待してメモ書きは終了したいと思います。

ではでは


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