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道路の反対側を歩く

いつもと違う散歩コースを選ぶと、見える景色が変わって新鮮です。道路の反対側を歩くだけで、いつもと違う風景にドキッとさせられます。

見慣れた視点
「見慣れた景色」というものは「そこにある景色の全て」ではありません。あくまでそれは、自分を起点とした一定範囲の視界であり1つの視点です。

散歩コースというなら、野良猫にとって塀の上も建物の隙間も立派な通路です。カラスは自由に飛びまわり、道など関係ありません。一概には比べられませんが、同じ景色の中で彼らは私達とは違った視界・視点で生活しています。

なにも四つん這いになってみろとか、空から俯瞰しろというのではありません。見慣れた景色というのは「見慣れた視点」のことだよという話です。

視野を広げろと」言うけどさ
自分の視野にあるものが(自分にとって)世界の全てだとすると、視野を(世界を)広げるのはなかなか大変です。なぜならそれには、常に未知のもの対する強い好奇心が必要だからです。「新しいことを学び・体験するべきだ」というのはもっともですが、いつも実際に行動できるわけではありませ
んよね。

そこで、今の世界から(視野から)大きく飛び出すことはできなくても、簡単に1歩だけ踏み出すのはどうでしょう。それはとても簡単。「視点を意識して変えてみる」ということです。

視点を意識する
私達は常にたくさんのことを見て・考えています。忙しい毎日のなかで、これ以上新しいもの取り入れる余地があるようには思えません。だったら新しいことは一旦脇へ置いて、視点だけ変えてやればいいのです。繰り返しの行動でも、視点を変えることで新しい発見が得られることがあります。
屁理屈かもしれませんが。

道路の反対側を歩く
視点を変えるためには思いつき程度の、ちょっとした変化で充分です。それが「道路の反対側を歩く」ということです。

「早起きしてランニングを…、ジムに通って筋トレを…日記を毎日…、読書を…食事制限して…ダイエットを…」確かにどれも、自分に変化を与えてくれそうですが、残念ながらこれらメニューのタイトルは「三日坊主」です(笑)

猫やカラスのまねをしても、ご近所さんに怪しまれるのがオチです。ごくささいなことでも、視点は驚くほど変わります。今日はいつもの道じゃなく、ちょっと道路を渡って反対側を歩いてみてみよう、とか。

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