久しぶりの親父との共同作業で感傷的になった件
今日も良い1日だね。
こんにちは。
さとるだよ。
この前の日曜日のことなんだけどさ、親父と久しぶりに共同作業したんだ。
私の親父は若い頃、畑や日曜大工をよくやっていた。生業ではないんだけど、普通に小屋とか作れるし、実家の駐車場のセメント流しとか、ブロック塀を積むのも全部自分でやっていた。
親父は太平洋戦争を経験しているので何もないゼロから生活を立ち上げていったから、大工から畑など色んな事ができる。
思い返せば、小さい頃、親父に畑に連れて行かれて祖母の畑の草むしりや耕すのを手伝った記憶が今もある。
私が高校生くらいになっても前述した、実家の駐車場のセメント流しとか、ブロック塀を積むのも手伝わされた。
5歳下に弟がいるけど、弟は親父の仕事を手伝った経験がほとんどないから大工や畑仕事は全くできないんだよね。
だから私は経験した事は、ひととおり色んな事が出来る。当時はすごくイヤだったけど、今では父に感謝している。
そんな親父も80歳を超えてしまった。一昨年は心臓の病気で死生をさまよった。おかげさまで今は薬で日常生活には支障のないところまで回復している。
親父は身体がデカい。柔道も空手も黒帯なのでデカいだけじゃなくてガッチリしている。でも、病気と歳で今は昔よりも小さく見える。それが少し淋しい。
土曜日に母親から電話があった。聞くところによれば、もう10年以上経った中身のペンキが固まったまま残った一斗缶が3つもあるので処分したいとの事。
調べてみると、中身のペンキが固まった一斗缶の処分はけっこう難儀な事らしい。そのままの状態ではゴミとして出せないので缶を燃えないゴミに、中身のペンキは取り出して燃えるゴミに出す必要があるらしい。
業者に頼むと一缶5,000円以上かかるらしいのでかなり高い。しょうがないので私がその作業をやる事になった。
実家の一斗缶は強敵だった。
缶は腐食しているので比較的簡単に分解できた。でも問題は中身の固まったペンキ。
缶のサビによる水の侵入で固まったペンキとサビと汚水が合わさりものすごく臭い。臭いだけなら我慢するけれど、そのペンキが接着剤状態になり缶から剥がれない状態!
大ハンマーや、のみ、ノコギリと何の作業だか分からない道具で悪戦苦闘していた。やっと中身のペンキの塊がゴソッと外れたあたりで、見かねた親父が登場。
笑ったよ。小型の斧を手にしている。
それで、ペンキの塊を斧で粉砕していた。私はそれをさらに一般ごみに捨てられるようにさらに細かくノコギリで切る。
気づいたらいつのまにか、二人で必死になって作業していた。昔はよく親父と作業していたなぁと思いながらちょっとだけ感傷に浸ったよ。
このまえも親父に頼まれて実家のブロック塀のペンキの塗り直しをひとりでやった。昔はあれこれ指示出してたけど、今は全部自分やりかたで任せてくれた。
でも、私は親父のもっている知識と経験と較べたら何にもないに等しい。まだ元気なうちに色々と教えてもらおうと思ったよ。
そして、短い時間でもいいから今回のように共同作業をしたいと心から願っている。昨日の共同作業はすでに私の大切な記憶になっているからさ。
最後まで読んでくれてありがとう。
また明日♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?