衝撃を受けた大企業イノベーション①(2013年のピーチ×デロイト対談記事)
皆さんは衝撃を受けた記事やレポートはありますでしょうか。
私には何度かあります。
私が衝撃を受けて痺れた😤😤😤「大企業イノベーション」に関するレポートと、その中の金言をご紹介します。(今回はその1つ目)
私が衝撃を受けたレポートの前置き
20年前に学生起業家(当時はただの痛い人)としてキャリアを開始した私。
10年ほどはベンチャー/スタートアップのプレイヤーの一人として挑んでいたので、「大企業イノベーション」を仕事にするのは2012年にデロイト トーマツ コンサルティング社に中途入社してからです。
当時、Growth Enterprise Serviceユニットという、成長志向の企業の支援を掲げる20人弱くらいの組織にいました。
Growth Enterprise Serviceユニットで色々な産業のリーダー企業の成長支援をさせていただいている中、ANA発のジョイントベンチャーとして設立されたLCCであるピーチアビエーションの立ち上げ期の支援もさせていただいていました。
「ピーチアビエーション」という名前が決まる前からご支援していたので、「ピーチ🍑」に決まったときには、驚きすぎてコメント出来なかった・・ という人の声も聞きました😂
私は直接お仕事する機会はなかったのですが、メンバーの中には関空に住んでいる?ようなコンサルタントも何人かいてたまに話を伺っていました。
前置き長くなりました。
衝撃を受けたレポートはこのピーチアビエーションに関するものです。
ピーチ×デロイトの対談記事(2013年)
当時ピーチアビエーション代表取締役CEO 井上慎一さんと当時デロイトのGrowth Enterprise Serviceユニットを率いておられた萩倉亘さん(私の上司であり恩師)による対談記事(コチラ)です。
今から10年前のレポートなのですが、読み返す度に驚かされます😎😎😎
金言をご紹介します。
10年の時を経て輝き続ける金言の数々
・当初、研究対象は成功例ではなく、失敗例
・連結子会社ではだめだろうと考え、最初から分離することを決めた
・ピーチの社員は全員有期の契約社員。ANAからの出向者はいない。片道切符=転籍or新規採用(井上さんご自身もANAを退職されている)
・日本人が最も得意とするもの=コストマネージメント(やりくり)とホスピタリティ。だから絶対に日本発のモデルを構築できるという確信に至る
・空飛ぶ電車を目指した(行列ができる中華料理屋は、必ずしも店は綺麗でなくても並ぶ人が絶えない。理由はおいしいから。料理店として期待されている基本品質が優れていれば見栄えは悪くても人は並ぶ。)
・面白いが価値基準。面白い=儲かる(でも儲かるのか、と先に聞かない)
まだまだありますが、一旦は以上。
当時、ANAの連結外のジョイントベンチャーとして始まったピーチアビエーション。
10数年の時を経て、コロナの大苦境も乗り越えながら、今ではANAグループ入り(株式77.9%保有)し、ANAの旅客事業売上の10%弱を占めるまで成長。
井上さんはANAに再入社(代表取締役専務執行役員)され、2022年4月からはANAの代表取締役社長を務められています。
これぞまさに、大企業イノベーションのあるべき姿。
(10年前なので覚えられていないかもしれませんが)
井上さん、萩倉さん、素敵な記事を有難うございました🙇
(※棚橋はこの対談記事作成には一切関わっておりません)
今回はここまでです。
最後まで読んで下さり誠に有難うございます🙇
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