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【知恵の本棚】私の大事な学び。成功したければ、成功の原則に従おう。

「世の中、成功の原則を無視すると、失敗するようにできている。」

私が、50年以上の人生経験を通して学んだ、最も大事なことのひとつです。

すぐに諦める人は、大きな成果を得られない。
相手を信頼しない人は、相手からも信頼されない。
自己中心的な言動は、人を遠ざける。

これらは、成功の原則に反する行動の例と、その末路です。

成功したいなら、諦めずに続けてみたり、他人と真摯に向き合ったり、利他的にふるまったりすべきです。それが成功するための原則だからです。

何だそんなことかと思われるかもしれませんが、原則を貫いて行動するのは、そう簡単なことではありません。簡単なら、誰もが成功者になっているはずです。

成功の原則は、たくさん経験を積まないとわからないようなものではありません。学校の道徳で習ったり、若い頃の体験を通して、誰もが頭では理解しています。

それなのに、容易に実践できないのは、どうしてなのでしょう?
少なくとも3つの理由があると思います。

成功の原則を貫けない理由1:性格や状況が邪魔をする

自分の思い通りになってほしい気持ちが強くなると、原則など考えなくなります。

少しくらい、人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせてもいいだろう。
自分の心を守るにはしかたない。

心が弱った時は、何を置いても、その回復を優先したくなるかもしれません。

解決法

こういう時は、今ではなく、未来に目を向けましょう。その行動が、未来にどういう結果を及ぼすのか。未来に目を向けると、明るい未来が来るように、今の行動を選択したくなります。


成功の原則を貫けない理由2:結果を信じきれない

成功の原則に従っても、多くの場合、明確な結果が出るまでに時間がかかります。原則は、テクニックではないので、即効性は低いのが普通です。

数回試したくらいでは、効果を実感できない場合が多いでしょう。効果を実感できない間は、不安になるかもしれません。

解決法

まだ思ったほど結果が出ていなくても、もう少し行動を続けてみましょう。不安なら、もっと原則に忠実な行動に変えてみてもいいでしょう。

悪い結果や不都合が生じる場合は、成功の原則ではなく、失敗の原則が働いているかもしれません。見落としや思い込みがないか、再確認してみましょう。


成功の原則を貫けない理由3:一時だけの成功に走ってしまう

自分が得するために、誰かに損をさせる。

一時の(見かけの)成功は得られますが、これは失敗の原則です。繰り返すたびに、人からの信頼を失い、成功がどんどん困難なものになっていきます。

いずれは、何をするにも苦労し、自分が嫌になり、後悔ばかりするようになるでしょう。短期的には成功するかもしれませんが、長期的には完全な失敗に終わります。

解決法

失敗の原則に従ってはいけません。
違う方法を考えましょう。

手っ取り早く成功する方法は、たいていの場合、他人の犠牲の上に成り立ちます。行動を起こす前に、win-loseの関係になっていないか考えるようにしましょう。


立場によって異なる原則もある

最初に挙げた3つの例は、普遍性の高いものばかりですが、中には、立場によって異なる原則もあります。

その違いに気づかず、原則に反する行動をとってしまう例として、私の経験を、ひとつご紹介します。

「自身の昔の成功手法を、部下に強要するマネージャー」

いちプレイヤーとしてはすごい業績を出したのに、マネージャーになったら全くふるわないという人を、私は何人も見てきました。

共通するのは、プレイヤー時代に成功したやり方を、マネージャーになっても繰り返していたことです。

「俺はこうやって結果を残して来たんだから、言うとおりにしろ」と言わんばかりのマネージャーもいれば、言われなくても結果を出すのが当然とばかりに、ほとんど部下に関与しない放任マネージャーもいました。

プレイヤーとして成功する原則と、マネジメントで成功する原則は違います。

プレイヤーの成功には、高い技術的スキルや、自分で結果を出すスキルが重要ですが、マネージャーの成功には、人に信頼されるスキルや、チームに結果を出させるスキルの方が重要です。

これはマネジメントの成功原則です。

だから、部下との信頼関係を築こうともせず、チームを本気でサポートしようともしないマネージャーは、成功しないのです。

いくら正論を並べても、一方的な押し付けのマネジメントでは、部下の心が離れます。それどころか、圧倒的な上から目線の態度は、反感を買うのがオチです。

部下を放置したら、みんな自分の勘だけに頼り、違う方向を向いて仕事をするようになります。部下たちが混乱し始め、マネジメント能力に不信感を持たれるのがオチです。

これまで自然に行ってきて、結果も良かった行動が、今の自分にとっても適切なものなのかどうか、ときどき考えるようにしましょう。


まとめ

主に、ビジネスを例に挙げて説明しましたが、もっと上位の、普遍的な成功原則もあります。

あなたの周りに、こんな人はいないでしょうか?
その人には、どういう感情を抱くでしょうか?

見返りを期待せずに協力してくれる人
相手にも得をさせようとする人
みんなの気づいていない部分に気を回せる人

こういう人たちは、信頼し合える原則に従っています。これは人生の成功原則です。(私はそう確信しています。)

そんな彼らのもたらす未来には、共通点があります。

「周りの人たちを幸せにする」

だから、こういう人には人が寄って来ます。

今度は、その人たちが恩を返してくれます。だから、自身も、

「周りの人に幸せにしてもらえる」

お互いがお互いを幸せにする、素敵な未来です。


人への影響力の大きい行動を選ぼうとする時ほど、いったん立ち止まって、成功の原則に従っているか、考えてみるようにする。

私は、そういう習慣を大事にすることが、成功し続ける秘訣だと、信じてやみません。


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